9月29日、『ワールドプロレスリング第5弾 G1 CLIMAX 3D 2012』が全国のワーナー・マイカル・シネマズで公開され、新日本プロレスの選手たちが各地で舞台挨拶を行なった。
■天山広吉(WMC茅ヶ崎)
茅ヶ崎には“猛牛”天山広吉選手と、テレビ朝日の吉野真治アナウンサーが登場。息の合ったトークでファンをよろこばせた。
天山選手は、愛息の雄大君が中邑真輔選手のファンだという驚きの事実を暴露!この日の午前中、雄大君のボマイェを顔面に食らって差し歯が取れてしまい、歯医者に直行したという仰天話を披露した
さらに天山選手は、10月8日両国大会で行なわれるIWGPタッグ選手権試合についてもコメント。対戦相手の1人デイビーボーイ・スミスJr.選手が、アナコンダバイスを開発した際の練習台だったという秘話を明かした。
そして、「(スミスは)実験台としてアナコンダバイスをかけまくった。自分のこともよく知っている。やる気満々だと思う。コジ(小島聡)としっかりやっていかないとダメだと思う」と話し、茅ヶ崎のファンに必勝を約束した。
また、DVDボックスやサイン入りTシャツが当たるジャンケン大会が行なわれ、場内は大盛り上がり。最後は、吉野アナが参加者たちにレインメーカードルを配布する大盤振る舞いを見せ、舞台挨拶の終了となった。
■永田裕志(WMC浦和美園)
浦和美園には、永田裕志選手とテレビ朝日の野上慎平アナウンサーが登場!
まずは、野上アナの「永田選手の白目は3Dで飛び出して見えましたか?」という質問に、ちびっ子ファンが「飛び出して見えた」と答え、場内が爆笑に包まれた。
その流れを受けて野上アナが、「実は初めて白目が出たとき、自分と目が合った気がして『いま、永田選手と目が合いました!』と実況したのですが、永田さんは覚えていますか?」と質問。すると永田選手は、「覚えてる!野上と目が合って、神が降臨したんだ」と言い切っていた。
また、永田選手は、「今回の3Dは試合もだけど、そのほかが面白い。たとえば外道選手。オカダ(・カズチカ)選手のインタビュー後の乾杯で、一口も飲まずにビールを置いただろ?『酒が飲めないのか?』『車の運転があったのか?』とかいろいろ想像してしまう。コメントも面白いし……」とコメント。鋭い観察力で今回の見所を分析していた。
さらに話題は、10月8日両国国技館大会で待望の復帰を果たす中西学選手に及ぶ。
永田「今日、道場で練習してたら、中西さんが『長い休養で痛みを忘れてしまったから、蹴ってくれ』と言い出し、胸を何発か蹴りました。そうしたら、さらに『頭も』と言われ、軽くハイキックを蹴りました。両国大会では一緒に1試合目なので楽しみです。大会一番の盛り上がりになるでしょう」
その後、野上アナが「フットサルに挑戦しているカズ(三浦知良)選手と永田さんはかぶりますね。44歳の同い年ですし」と、永田選手の常に突進する姿勢を称賛。それを聞いた永田選手は、「そうかもしれませんね、まだまだ情熱もアイデアもありますよ。IWGP(ヘビー級王座)にも挑戦したい。いつまでも悪あがきします。全国から常に僕に『もう1度IWGPを獲って欲しい』と言う声があるんです」と返答。アンチエイジングぶりを見せつけた。
次はジャンケン大会が行なわれ、勝ち残ったファンに野上アナが持参した青義軍Tシャツをサイン入りでプレゼント。最後は、永田選手がファンを出口でお見送りした。
そんな中、ある夫婦が「初めてのデートが、永田さんの試合があったプロレスの大会でした。それがあってか、結婚できました。これからも応援します。頑張ってください」と、永田選手に挨拶。これには永田選手も大喜びの様子だった。
■内藤哲也(WMCつきみ野)
つきみ野で司会進行を務めたのは、『ワールドプロレスリング』の解説者である山崎一夫さん。異色のツーショットによるトークタイムは、興味深い話が続出した。
まずは内藤選手が「今年の夏は靭帯を切ってしまったのと、目の上を深く切ったのが痛手となりましたね」と『G1』を振り返った。続けて「山崎さんはいつも解説で選手を褒めてくれるような気がします。それで試合の後に控室で会うと、良い試合をしたときは山崎さんがニッコリしながら手で丸印を作ってくれるけど、そうでもない試合のときは何のリアクションもなく素通りされてしまいます(笑)」と胸のうちを語ると、「内藤選手がそういうことを気にしているとは思わなかった。ヤングライオンだったら何かあったら注意したりしますけどね。内藤選手とかのレベルになってくると何も言うことはないです」とフォロー。
さらに内藤選手が「僕が高校生の時に山崎さんが『G1』の決勝まで進んで、僕は両国のチケットを買って2階席で見ていたんですよ、あの時はファンながら『“やまちゃん”優勝するな』って思ったんですよね」と伝えると、山崎さんは「新日本で闘っていた試合のなかでは、あの決勝戦のことを言われるのが一番多いですね。あの時に負けた垂直落下ブレーンバスターの映像はその後も何回も流れるから。ホントやられるシーンばっかり何度となく見てきた(笑)。今のファンはみんな僕が試合していたことは知らないですから……『(カール・)アンダーソンのお兄さんなのかも』って思っているかも。そういえばアンダ—ソンも僕を見ると『ハイ!ブラザー!』って言ってくるし」などなど山崎節を連発させて、場内を盛り上げていた。
両者のトークは予定を大幅に上回る30分オーバーの舞台挨拶。道場でのマル秘話やNO LIMIT時代の裏話などなど、貴重なトークショーとなった。
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