9月24日、新日本プロレス事務所で、10.8(月・祝)両国大会の全カードが発表された。さらに、前日の神戸大会の一夜明け会見が行われ、ノア・丸藤を下して防衛に成功したIWGPヘビー級王者・棚橋弘至が出席。メイン終了後に棚橋の試合を「プロレスごっこ」呼ばわりしつつ、不敵に挑戦表明した鈴木みのるに対し、10.8両国大会で「力でねじ伏せる!!」と宣言した。
■王者・棚橋弘至のコメント
「え〜。昨日の丸藤戦から、一夜明けて、ホッとする間もなく、鈴木みのるが出てきて。まぁ、“世界一性格の悪い男”なんで、何を言われても受け止めてやろうか、と。ま、受け止めるか、聞き流すかはわからないすけど。何を言われても構わないと思ったんですけど、ただひとつ“プロレスごっこ”という言葉が一番カチンと来て。ま、俺に向けて言った言葉なんでしょうけど、仮にも俺は、IWGPのチャンピオンなんで。『チャンピオンが“ごっこ”だったら、どうなんだ?』って話ですから。『じゃあ、おまえはどうなんだ?』と、『プロレスごっこもできてねーじゃねーか』と。言ってはいけない言葉を、言ってしまった感もあって、不穏な空気が流れてますけど、それは10月8日の試合で、証明するだけ。なんか、力でねじ伏せる闘いをしたいです」
■質疑応答
——1.4東京ドームで鈴木選手に防衛して、G1で敗戦している。ご自分では、1勝1敗という感覚?
棚橋「う〜ん。まぁ、そうすね。短いスパンでポンポンとやってますんで、過去2戦、自分の試合ができたかどうかという点では、なかなか一筋縄ではいかない相手だったんで、自分の中で課題はいくつか見つかってますよね」
——苦手意識みたいなものがある?独特な世界観を持ってますが?
棚橋「苦手意識……う〜ん。いいふうに言えばね? それ以上は言わないっす」
——鈴木選手のコメントが、かなり当り散らしているように見えたんですが、どんな心境だと思います?
棚橋「まぁ、なんか新日本を出ていったレスラーが? いまのプロレスを批判している? 批判されて怒ってる? みたいなことだと思うんですけど……。まぁ、鈴木選手が怒らなくてもいいんじゃないかなとは思うんですけど、鈴木選手が怒らなくてもいいんじゃないかな、と。彼なりの正義だろうなとは思うんですけど。ハイ」
——棚橋弘至というレスラーからすると、鈴木みのるという選手の評価は?
棚橋「まぁ、生き抜いていく個性……そういうものは持っている選手ですよね。なんかエラそうっすね?(笑)。とくに感想はないっすね。まぁ、主義主張というか、考えていることは違うんだと思いますが」
——今回の10月8日の両国大会、充実したラインナップの中でのメインイベント、どんな闘いを見せたい?
棚橋「俺の試合を見せます……!」
——いま、いろんな話題が新日本をとりまいている状態ですが?
棚橋「そうすね。神戸で、オカダが後藤に敗れて、(東京ドームでのIWGPヘビー級選手権挑戦権の)権利証をめぐる闘いがあったり。その後藤が中邑とずっと熱くやりあっていたり……新日本はいま凄く混沌としてますよね? ただ、その混沌を楽しみたいっすね。混沌とはしてますけど、IWGPの軸がシッカリとしていれば、新日本は揺るがないと思うんで。俺に任せてください!」
——話が戻りますが、丸藤戦の終了後に、丸藤選手とコブシをつき合わせていましたが?
棚橋「一緒に盛り上げて行こうぜ? という感じですね。新日本もノアもプロレス界もっていう感じで。丸藤選手は『G1』にも出て、他団体に乗り込んできて、気を吐いている選手なんでね? 自分を逆の立場に考えたら、応援したくなる選手ですよね。対ノアはひとくぎり? そうですね。今回、スッキリしました」
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