9月6日(木)、新日本プロレスリングの菅林社長と『G1 CLIMAX 22』優勝者のオカダ・カズチカ&外道が記者会見を開き、2013年1月4日、東京ドームでのIWGPヘビー級選手権への挑戦権、その権利証を正式に与えることが明らかになった。だが、菅林社長からの“条件”が付けられた。
■菅林社長のコメント
「『G1 CLIMAX』両国大会終了後のコメントにありましたとおり、『G1』優勝者のオカダ・カズチカ選手に、2013年1.4東京ドーム大会のメインでIWGPヘビー級王座への挑戦権を与えることになりました。それを証明するために、権利証を用意しました。……ただしですね、東京ドーム大会までには、まだまだ大会があります。よって、IWGPヘビー級チャンピオンと、同じリスクをしょってもらうことをしようと思います。よって、これをかけて、今後闘ってもらうことになります。この権利証には、あえてオカダ選手の名前は入れておりません。現時点では、オカダ選手に渡しますけども、来年の東京ドーム大会の段階で、この権利証を保持している選手に挑戦権を与えます。この条件が飲めるのであれば、ここにサインして最終的な権利証とさせていただきますけども、いま私が言った条件でよろしいでしょうか?」
外道「まぁ〜、うーむ……。まぁ、ちょっと、本物に対するリスペクトが足らないけどな?」
オカダ「足らないっす」
外道「まぁ……、負けることはないけどな?誰が来ても負けることはないから。いいっすよ?飲みましょう」
※ 最終的な権利証が菅林社長から発行され、受け取った外道は特製のスーツケースに権利証を入れた。
■報道陣との一問一答
——菅林社長、確認ですが、いまの権利証を争って、「今後、試合が組まれる可能性がある」ということですか?
菅林「そうです」
——具体的に、権利証への挑戦者をリストアップしていく?
菅林「いつどこで、というのはまだ考えていないんですけど、私が見た限りでは、このあいだ両国の『G1』の決勝戦ですか? 対戦相手のカール・アンダーソン選手との試合は、ほぼ紙一重のような内容だったと思うので、彼の名前が念頭にあります」
——いまの発言をお二人は受けていかがですか?
外道「俺は、社長の見方とは違うけどな?紙一重ではなかったな?レベルが違うよ!うーん。アイツが挑戦しても一緒だよ。この権利証はアレだよ、俺たちの見解では、もうこのままドームに行くから!! 誰が来ようが一緒だよ!オイ、いい機会だな?レベルの違いをさらに見せ付けてやるから。ドームは決定だよ!!」
——オカダ選手、名前が上がったアンダーソンに関しては?
オカダ「とくにありません」
——菅林社長、確認ですが、たとえば東京ドームの前に、IWGP王者が「闘いたい相手がいる」などと言って、指名するかたちも認めないと?
菅林「そうです」
——菅林社長、「王者と同じリスク」ということは、IWGP王者と同じようなペースで、そういう試合が組まれることになる?
菅林「それも考えてますね」
来年の1.4東京ドームでのIWGPヘビー級王座挑戦・権利証はゲットしたものの、今後は、その権利書を防衛していく(?)ことになりそうなオカダ・カズチカ。はたして、最終的に東京ドームのメインに立つことはできるのか?
- 2012.9.6
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