9月9日(日)17:00〜千葉・東金アリーナ
8月14日、都内にある新日本プロレスの事務所にて、9月9日(日)に東金アリーナで開催される永田裕志の自主興行、『永田裕志デビュー20周年興行 Blue Justice Ⅳ 〜青義凱旋〜』の全対戦カードの発表記者会見が行われた。
会見にはメインイベントでトリオを結成する永田裕志、プロレスリング・ノアの秋山準、ドラゴンゲートの望月成晃が出席。それぞれ意気込みを述べた。
■各選手のコメント
永田「本日は集まりいただき、ありがとうございます。お休みのところを。『永田裕志デビュー20周年興行 Blue Justice Ⅳ 〜青義凱旋〜』の全対戦カードが決定しましたことを今日発表させていただきます。メインイベントは私、永田裕志、秋山準選手、望月成晃選手vs中邑真輔、オカダ・カズチカ、高橋裕二郎になりました。このカードの意味としましては20周年記念の大会で、20年やってきた中で懐メロ的なカードはまだ遠慮したいな、と。あくまで時代は移り変わっているわけで、現世代の強い連中と闘って、今の永田裕志の力を目一杯世間にアピールしたいという意向の中、では同世代で本当にマット界で元気一杯に活躍している選手は誰かと見たところ、まず秋山準選手。これは僕の同志というか、そういう立場で、選手として常に意識しあっている中で、秋山選手とはそういう部分では手を組んでやりたいと思ってオファーさせていただきました。そして望月選手ですが、やはりここ最近ドラゴンゲートのほうで現世代と闘って、大変活躍されている、と。昨年のプロレス大賞でも敢闘賞をお互いにわけあったというか、そういう形で業界の中で素晴らしい活躍されている選手です。この3人のトリオで是非やってみたいというのが僕としてありましたので、このトリオとして会社に対戦相手を募りました。その中で新日本プロレスサイドはアンチエイジングのトリオに正面からぶつけてくれたのが、今のインターコンチチャンピオンの中邑真輔、結果的にG1王者となったオカダ・カズチカ、で高橋裕二郎という相手を3人に対してぶつけてきましたので、僕は全く異論はなく、むしろ非常にいい相手を選んでくれたと、新日本プロレスサイドには心から感謝しております。そういう形でこのメインのカードができました」
秋山「ノアの秋山です。永田選手の20周年に出場させていただけるということで、新日本には感謝したいと思います。望月選手と初めて組むのでどういうふうになるのか楽しみであります。そして相手ですけど、中邑選手とは一度この永田選手の興行でやらせてもらったことはあるんですけど、他のオカダ選手と高橋選手は初めてなので、僕としても今一番新日本で乗っている選手と闘えるのは楽しみです。僕も20周年でアンチエイジングということで、若い選手にはまだまだ負けないということをしっかり見せたいと思います」
望月「ドラゴンゲートの望月成晃です。今回、永田さんの20周年興行ということで、素晴らしい大会で、このような刺激的なカードにご指名いただいて光栄に思っております。まあ、昨年、(東京スポーツ制定)プロレス大賞で名を連ねさせていただくことができて、気づいたら、永田さん、秋山さんとアンチエイジングという形で揃ったわけですけど、自分としては同年代というよりは業界の大先輩と思っておりますので、自分としてはこの先、40代のプロレスとはなんぞやということをお二方から勉強させていただきたいと思っております。まあ、今回永田さんと秋山さんと組ませていただけるわけですけど、パートナーが秋山さんだからと言って、自分は決して橋誠ではありませんので、よろしくお願いします(笑)」
秋山「ワッハハハハ!」
■質疑応答
──永田選手としては「このトリオじゃなきゃ」ぐらいの気持ちですか?
永田「そうですね。業界がドンドン新陳代謝していく中で、同世代で本当に活躍している選手、業界の中で光り輝いているといいますか、勲章を獲っている選手は、秋山選手はすぐに思いついた中、望月選手の名前が出た時、『これだ!』って閃いたという。それだけ彼は業界で活躍されていますし、そういう中で僕はアンチエイジングという言葉、時代が変わる中で、人間のトレーニング方法なり、競技年齢が増えている中で、ナアナアにプロレスをするんじゃなく、現代のメインイベンターに遜色ない、それ以上のファイトをしている選手はこの3人以外いないと思うんですね、同世代で。それ以上の味とかキャリアを醸し出しながらも、若い選手たちと闘って、力強さ、若さ、スピード、キレとかね、そういうのを本当に醸し出している3人だと思いますので。そういう中で、この3人のチームが決まった時に、業界でよりすぐりのメンバーだなと。オファーして快く承諾していただいて、『あ、これは本当にいい大会になるな』と確信しました」
──去年の永田選手の興行で、永田選手と秋山選手は合体技というか、二人揃って白目を剥いたわけですけど、望月選手は大丈夫ですか?
望月「そうですね。是非トライしたいと思いますし。カード見ても、僕以外はヘビー級の第一線でやっている選手なんで、自分は体格的にだいぶ劣りますけども、相手は若いですけども、相手を含めても自分が一番動いて、スピードでも負けないように、勝利に貢献したいなと思います」
──秋山選手、相手に『G1 CLIMAX』優勝者のオカダ選手がいますが、楽しみですか?
秋山「う〜ん、そうですね。特にありません(※マスコミ笑)。この間、『GET SPORTS』(テレビ朝日)で見ましたけども、凄いいい試合しているし、基本的な技をキレイに的確に決めて、何か新しい感じもするけども、スタイルは昔からの基本的な技で湧かせているっていうのは、なんか逆に凄いことだと思うし、楽しみですね。でも、『特にありません』だけでいいですけど(笑)」
永田「ワッハハハハ!」
──望月選手は「勝利に貢献したい」と言っていましたが、3人の中で誰がフィニッシュ獲りたいというのはあるんですか?
永田「まあ、そういうのも出てくるんでしょうけどね。お互いに助け合っちゃうと獲られやすくなるんで、そこは注意していきたいですね」
──望月選手と秋山選手は、永田選手の20周年に華を持たせたいのか、自分が獲りたいのかどっちでしょうか?
秋山「もちろん、現時点では華を持たせるつもりです。ただ、試合になったら若干目立ちたいというのがあるんで、もしかしたら前に出るかも」
望月「自分もチャンスがあればと思いますけども、メンバーを見たら、僕は自分の役割をわかっているつもりというか。チャンスがあればいきたいですけども、華を添えるというよりも自分ができることを精一杯やるだけかな、と。で、結果は必ず勝てると思ってはいますけど」
■終了後の囲み会見
──勝利の暁には3人でナガダンスの共演を?
永田「今年はいいんじゃないですか?(笑)」
──何か他に3人でやりたいことは?
永田「3人で何か?合体技? そういうのはいいですね。確かに試合が白熱して盛り上がってきたら、やっぱ神が降臨して、望月選手の頭上にも降臨するかもしれません。まあ、さっきは選手としての発言で言いましたけども、プロモーター視点で言えば、本当にオカダ、これで金の雨が降らなかったら、『わかってんだろうな?』って感じですね(笑)。ちょっとプロモーター視点から見ると、俺の20周年記念、金の雨を降らせてくれよっていう感じですけどね。新日本がいい状況になっている中で、オカダの力で金の雨が降っているという説が高くなっている中で、『じゃあ東金にも頼むぜ』ってのはありますね(笑)。これで降らなかったら、どうなのっていうのはあるけど。まあ、そういうのを抜きに、選手として見れば、さっき秋山選手も言ってましたけども、シンプルな技をよりダイナミックに見せて、いい試合しているなって感じはしますね。ただ、まだ俺と触れてないんだよな」
──これまで、全然触れてないんですか?
永田「ええ。正確に言いますと、1月の末か2月の頭に一回6人タッグでやっているんですよ。ただ、肌は全く触れてないんです。対戦はしているんですけども、肌は全く触れてない。ほとんど初めてですね。オカダは」
──永田選手の付き人だったんですよね?
永田「付き人。3年前の東金大会は第1試合でYOSHI-HASHIとやっていますから。3年間であれだけ成長して、うちのベルト獲ったり、『G1』獲ったりしているから。それでレインメーカーという言葉も説得力が増している中で、すすると選手としてだけではなく、プロモーターとしての欲も増してしまいますから(笑)」
──元付き人にボコボコされてしまうかもしれないという。
永田「まあ、それはそれで。そうなってほしくないという東金市民の声援が僕に降り注いでくれれば、盛り上がるんじゃないですか?やっぱり、それだけ強い選手だっていうことですから。やっぱり、去年秋山選手と組んで中邑&矢野(通)とやった時、秋山選手と中邑との遭遇が刺激的だったんですよね、見ていて。それがあれっきりで終わっちゃうのはもったいないなという中で、今回も中邑を会社が提示してくれて、ここで触れることができるのは僕はコーナーで見ている時でも見入っちゃうんじゃないかなという気がしますね」
──トリオの一角に望月選手が閃いたというのは、プロレス大賞からですか?
永田「それは業界の元気者というか。20周年の同世代の人間が何人か閃いたり、アイデア出たんですけど、やっぱりそこに一番ハマったのは20周年とかじゃなくて、業界で同世代で一番輝いている選手というのは望月選手だったですね。ヒントを出してくれたのは東スポですから。そこだけは感謝しなきゃいけないですね」
──秋山選手、対中邑戦というのはどうでしょうか?
秋山「まあ、オカダ選手のことをさっき言いましたけども、正直、中邑選手とやるのは楽しみです」
──前回やって、どの辺に魅力を感じました?
秋山「交わらない感じが、周りと。それが凄くいい刺激というか。やっぱり、違うんですよね、なんか周りと。オカダ選手は本当にわからないので。新日本の試合の映像を見ても周りと混ざってないなっていうのが、余計に興味をそそられるというか。お互いにヒザも使うんで」
──じゃあ、狙うとしたら中邑選手という感じですか?
秋山「狙うっていうか、一番じっくりやってみたいなと思う」
永田「望月選手から見て、高橋裕二郎という選手はモテるタイプですか?なんか最近、リングの上でマイクを持っちゃあ、俺はお姉ちゃんと約束しているとか、モテるとか、アピールしているんですけど、あのタイプは本当にモテるんですかね?」
望月「うちも女性ファンは多いんですけど、意外ともしかしたらああいうタイプはモテる場合もある(笑)。うちもBBハルクっていうのがいるんですけども、あれがどれだけいくかと思ったら、意外と『なんでこいつが?』って言う奴が女性人気が高かったりしますんで。高橋選手はわからないですけども、そういう可能性も(笑)」
永田「これみよがしに試合前に自慢しているんで」
望月「自分で言うってことはそうでもないかもしれない(笑)。本当にそうだったら言う必要はないですからね」
永田 「言う必要ないですからね(笑)。過剰にアピールするっていうことは、それに対する憧れからくるんですかね?なるほど(笑)。裕二郎はちょっと役不足かなと思ったら、この間顔面から落とされましたからね、大阪で。顔面がリングに突き刺さるなんていうのは初めてだったですね。そういう意味ではお返ししなきゃなと思いましたし。通常のシリーズではあんまり当たりそうにないので。あれもかつては私の後輩でしたけども。顔面から落とされた写真を見たら、凄まじい角度でしたから、これはやられたままじゃ終われないなというのがありますね」
9月9日(日)17:00〜千葉・東金アリーナ