7月8日(日)、都内・後楽園ホールで開催されたZERO1の『大谷晋二郎デビュー20周年記念 活!喝!勝!』に新日本プロレスの天山広吉と小島聡が参戦。テンコジタッグで、かつての盟友・大谷のデビュー20周年記念試合に出場し、大谷&田中将斗の炎武連夢と対戦した。
テンコジの二人にとって、大谷は若い頃、苦楽を共にしてきた1年後輩。第三世代と呼ばれ、新日本のリングで熱い闘いを繰り広げてきた間柄だ。かつての盟友の記念すべきデビュー20周年に、体をぶつけ合うことで華を添える。
先発は小島と大谷。ショルダータックル合戦で一度は大谷をふっ飛ばした小島だったが、2回目は逆にふっ飛ばされてしまう。そして、田中との連係攻撃を食らい、劣勢に追いやられる。しかし、小島は田中とのチョップ合戦からエルボーで競り勝ち、天山とタッチだ。
代わった天山は田中の逆水平チョップに対して、モンゴリアンチョップでお返し。しかし、こちらも大谷と田中の連係プレーを食らい、捕まってしまう。コーナーに逆さ吊りにされた天山は大谷の串刺しドロップキックを2連発で被弾。しかし、得意の頭突きで反撃し、自軍のコーナーに大谷を連行する。
ここでテンコジは二人がかりで大谷の顔面踏みつけ攻撃。さらに場外に連れ出し、イス攻撃でいたぶっていく。リングに戻ると、エルボードロップとヘッドバットの合体技も見せた天コジ。そして、天山が逆水平チョップ、頭突き、モンゴリアンチョップで大谷を追い込んでいく。
しかし、大谷のニールキックを食らって流れが変わる。代わった田中のスピード感あるエルボーとラリアット、さらにまとめてで二人一緒にマットに沈んだ天コジ。だが、天コジも譲らない。小島は田中にコーナーでマシンガンチョップを敢行。しかし、続くいっちゃうぞエルボーは寸前で回避され、逆に串刺し式エルボーアタック、ブレーンバスターで投げ飛ばされてしまう。
さらに小島は大谷の顔面ウォッシュの餌食に。やられっぱなしではいられない小島もDDTでお返し。代わった天山もショルダータックルで大谷をふっ飛ばし、さらにモンゴリアンチョップをお見舞いだ。流れを掴んだ天山はカーフブランディングから、ブレーンバスター。そして、大谷を捕まえ、小島のスパインバスターから、天山がダイビングヘッドバットを炸裂させる。
勝利を狙う天山はアナコンダバイスで大谷を捕獲。小島も田中をフェースロックで捕まえアシストだ。ここでは仕留めきれなかったものの、合体技を決め、天山がトドメのムーンサルトを発射! 田中のカットで3カウントを獲れなかったものの、代わった小島がいっちゃうぞエルボーを投下して追撃。立ち上がってくる大谷に対して、エルボー連打からコジコジカッターだ。
さらに垂直落下式ブレーンバスターを決めた小島。サポーターを投げ捨て、ラリアットの体勢に。しかし、これをかわされ、連続で投げっぱなしジャーマンを被弾。なんとかエルボーをかましたものの、両者ノックダウン状態だ。ここで立ち上がって、突っ込んできた大谷に対し、小島は強烈なラリアット! しかし、トドメを狙った2発目は大谷のケサ斬りチョップで迎撃される。橋本真也の得意技だったケサ斬りチョップを連続で食った小島は、大谷の雪崩式フランケンシュタイナー、田中のスーパーフライの連続攻撃の餌食になる。さらに大谷のスパイラルボムを食らった小島。
だが、小島も屈しない。4者がリング上で入り乱れる中、大谷、田中をラリアットでなぎ倒して意地を見せる。しかし、大谷&田中の波状攻撃は止まらない。大谷のジャーマン、田中のスライディングD、垂直落下式ブレーンバスターが次々と小島に炸裂し、万事休す。天山が大谷に押さえられている間に田中のスライディングDを食らい、3カウント負けを喫した。
7月8日(日) プロレスリングZERO1『大谷晋二郎デビュー20周年記念 活!喝!勝!』 東京・後楽園ホール
〔大谷晋二郎デビュー20周年記念試合/タッグマッチ〕60分1本勝負
◯ 田中将斗〈プロレスリングZERO1〉&大谷晋二郎〈プロレスリングZERO1〉 (25分53秒 スライディングD→体固め) 天山広吉〈新日本プロレス〉&小島聡〈新日本プロレス〉 ×