いよいよ開幕目前!真夏の最強決定リーグ戦、『G1 CLIMAX 33』のAブロックにエントリーしたのが、NOAHの清宮海斗選手。
NOAHのシングルリーグ戦『N-1 VICTORY 2023』を出場辞退して『G1』に乗り込む清宮は、いま何を考えているのか? 直撃インタビュー!
聞き手/鈴木佑
撮影/中原義史
★「G1 CLMAX 33」特設サイトはコチラ!
■『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』
・7月15日(土) 開場15:30 試合開始17:00
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
★チケット情報 ★対戦カード
※「最前列VIPシート」は完売となりました。
・7月16日(日) 開場12:30 試合開始14:00
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
★チケット情報 ★対戦カード
※「最前列VIPシート」は完売となりました。
■今回オファーがあったということは、新日本から「清宮が出れば『G1』がおもしろくなる」って思ってもらっているのかなと。
――最初に、今回の『G1』で、清宮選手と同じAブロックに出場する海野翔太選手や成田蓮選手、辻陽太選手のことを新日本プロレスは令和闘魂三銃士と命名しました。このフレーズに対するご意見を聞きたいなと。
清宮 話題になっていていいじゃないですか。誰が頭ひとつ抜けるのか、『G1』に向けて注目されますよね。『G1』開幕でまたNOAH清宮の話題に引き戻します。
――では、『G1』について伺いたいんですが、まず出場オファーに対する率直な感想は?
清宮 『G1』は大きな舞台ですし、「来たな!」って思いました。自分は“vs新日本プロレス”という部分で、NOAHの東京ドーム(2月21日)でオカダ・カズチカ選手に負けてますけど、今回オファーがあったということは、新日本から「清宮が出れば『G1』がおもしろくなる」って思ってもらっているのかなと。
――実際にそのとおりだと思いますし、プロレスファンの注目度も高いです。今回、清宮選手はNOAHの7~8月のNOAHの13大会を欠場。それに伴いNOAHのシングルリーグ戦『N-1 VICTORY 2023』も出場辞退して『G1』に乗り込むわけですが、そのあたりNOAHファンの反応というのは?
清宮 自分が思っていたよりも、すごくプラスな反応が多かったのでうれしかったです。その気持ちに応えたいですし、自分は『G1』で主役になることがNOAHを広める手段だと思っているので。
――ちなみにご自身がプロレスファン時代の『G1』の印象というのは?
清宮 自分はNOAHを一番応援していましたけど、やっぱり『G1』は気になって観ていました。すごく盛り上がってるなと思いましたし、その頃はオカダ・カズチカ選手が優勝して名を広めていってるという印象が残っています。
――現在『G1』2連覇中のオカダ選手が過去に優勝したのは2012年や14年なので、清宮選手が高校生の頃ですね。過去を振り返るとNOAHから『G1』には秋山準選手(03年)、杉浦貴(09年)、潮崎豪選手(10年)、丸藤正道選手(12年&16年)、中嶋勝彦選手(16年)が出場しています。
清宮 自分は丸藤さんが16年に出場したときに、セコンドとしてついていて。まだデビューしたばかりだったんですけど、あの『G1』の熱狂的な空気感、異様な緊張感っていうのはすごく覚えています。
――これまでNOAHの選手の最高順位は秋山選手の準優勝なので、清宮選手が優勝すれば初の快挙となりますね。
清宮 そういう部分でも気合が入りますし、自分が必ず優勝してNOAHのリングに戻りたいと思ってます。いや、絶対に戻ります!
――今回の『G1』出場について、先輩から何か言葉をかけられたことは?
清宮 直接ではないんですけど、丸藤さんや武藤さんがメディアを通してエールを送ってくださったのはうれしかったです。
――武藤さんは「俺がNOAHも新日本も潤すってくらいの気概で乗り込んでほしい」と発言されてましたね。
清宮 武藤さんらしい表現だなって思いました(笑)。先輩がたもハッパをかけて背中を押してくれているので、NOAHを代表して乗り込むからには負けられないなって思います。
■SANADA選手はクラシカルなテクニックが得意みたいですけど、そこは自分もすごく自信がある。
――今回、清宮選手はAブロックにエントリーしています。このブロックは令和闘魂三銃士をはじめ、新世代の選手が集ったことが話題を集めています。
清宮 でも、自分はAブロックを見たときにSANADA選手にしか目がいかなかったです。自分は若い選手同士で盛り上げようと思って、今回参戦するわけではないので。
――とにかく『G1』で一番になることを目指すと?
清宮 いまの新日本のトップ、つまりIWGP世界ヘビー級王者がSANADA選手なら、当然そこを狙うしかないです。
――正統派のテクニシャンという部分で、清宮選手とSANADA選手はタイプ的には近いかなと思うのですが?
清宮 そうですね。SANADA選手はクラシカルなテクニックが得意みたいですけど、そこは自分もすごく自信があるので。レスラーの軸として自分も大事にしている部分ですし、SANADA選手と同じ土俵で戦って、絶対に勝ってみせます。
――あと、共に武藤イズムの継承者というか、SANADA選手も清宮選手同様、シャイニングウィザードを得意としています。
清宮 いや、そこは自分のほうが絶対に上だと思っています。この試合は武藤さんに届くくらいのインパクトを残したいですね。
■こっちも海外修行経験者。自分が通ってきた道を海野選手たちはいま、やっと経験してる最中なんだなとしか思ってない
――このAブロックを新世代という観点で考えると、清宮選手が27歳、海野選手が26歳、成田選手が25歳、そして辻選手が29歳となります。同じ二十代ですが、清宮選手はすでにNOAHの最高峰のベルトであるGHCヘビーを2度戴冠していますし、同列に見てほしくないという気持ちは強いですか?
清宮 自分にはその3人が海外修行から帰ってきて、ポッと出てきたようにしか見えてないので。こっちも海外修行経験者で、自分が通ってきた道を海野選手たちはいま、やっと経験してる最中なんだなとしか思ってないです。
――清宮選手はデビュー1年目の16年に、新日本が若手主体の興行として開催していた『LION’S GATE』に参戦していますが、当時はまだ海野選手と成田選手はデビュー前の練習生だったので、リング上での接点はないんですよね。
清宮 ただ、その頃に新日本の練習に参加させてもらったことがあるんですけど、そのときに丸坊主の練習生が数名いて、その中に海野選手と成田選手もいたのだろうなと思いました。
■(辻に関して)「小物が駆け引きなんかすんな、眼中にない」って感じですね。
――開幕戦の7.15札幌で対峙する辻選手は、清宮選手の試合を視察しにNOAHの6.22後楽園に来場しました。そして「“きよぴー”はいま、新日本で最もホットな男、俺に興味ないんだろ? せっかくG1に出るのに、SANADAにしか興味がないんだろ? SANADA戦に向けてせいぜいがんばってくださいよ。一つだけ、俺とオマエの違いはこういうとこだぞ」と挑発しましたが、これについては?
清宮 バックステージでも言いましたけど、「小物が駆け引きなんかすんな、眼中にない」って感じですね。
――辻選手の試合を観たことは?
清宮 ありますよ。ただ、『G1』だからチェックしてるとかではなく、自分は日頃からいろんな団体の試合を観るようにはしているので。それも踏まえた上で、眼中にないってことです。辻選手は元気あるんじゃないですか? 印象としてはそのくらいですかね。
■海野選手はSNSで長文のメッセージを投げてきたんですけど、ちょっと最後まで読めなかったですね。なんかちょっと心に抱えてるものでもあるのかなって
――7.21長岡で対戦する海野選手も、自身を格下扱いする清宮選手に対し闘志を燃やしています。
清宮 海野選手はSNSで長文のメッセージを投げてきたんですけど、ちょっと最後まで読めなかったですね。なんかちょっと、心に抱えてるものでもあるのかなって思いました(笑)。でも、何か溜めてるものがあるなら、試合で受け止めてあげようかなと。
――海野選手も凱旋帰国以降、会社やファンの期待を集めているというか、今年の1.4東京ドームでは清宮選手と関わりの深い武藤選手や棚橋弘至選手とトリオを組んでいます。
清宮 でも、自分の海野選手に対する印象も辻選手と変わらないですよ。「元気だな」くらいで、とくにピンと来てないというか。むしろ試合よりも長文っていうイメージのほうが強いです
――令和闘魂三銃士のもう一人の雄、成田選手とは8.5大阪の最終公式戦で激突しますが、どんな印象をお持ちですか?
清宮 鈴木軍でしたっけ?
――いや、鈴木軍ではなく、STRONG STYLEですね。
清宮 すみません、鈴木みのる選手と一緒にやっているので間違いました。彼も駆け上がってる途中じゃないですか。でも、海野選手や辻選手に比べて言葉が少ないぶん、逆に試合が楽しみです。
■オカダ選手と戦うには勝ち上がるしかないですし、どうせなら最後にオカダ選手を倒して優勝したい
――そのほか、清宮選手は7.18山形でチェーズ・オーエンズ選手、7.27大田区でゲイブ・キッド選手、8.1高松でヒクレオ選手と対戦します。
清宮 外国人選手に関しては、NOAHで世界中の選手と戦っているので。ただ、いろんなタイプの選手がいるので臨機応援に戦いたいなと。ヒクレオ選手って何センチくらいあるんですか?
――203cmになります。これまで戦ってきた選手の中でも、かなり背が高いほうなのでは?
清宮 たしかに高いですけど、そのくらいのデカさの選手なら海外修行のときに当たっているので、べつに怖さもないですね。
――オーエンズとゲイブ選手はBULLET CLUBですが、清宮選手とBULLET CLUBの初遭遇も興味深いところです。
清宮 元NOAHで自分の先輩だった石森(太二)選手がいるユニットなので、そういう意味では興味はありますね。ただ、卑怯な手を使うイメージもある集団ですけど、とくに恐れることもないかと思ってます。
――では、これはあえて伺いますが、ほかのブロックで決勝トーナメントに上がってきそうな選手や、気になる選手というのは?
清宮 それはもう、オカダ・カズチカ選手です。オカダ選手と戦うには勝ち上がるしかないですし、どうせなら最後にオカダ選手を倒して優勝したいですね。
――2.21東京ドームのときは清宮選手がGHCヘビー級王者、オカダ選手がIWGP世界ヘビー級王者を巻いていたわけですが、その王者対決に敗れたという部分で引きずっているものはありますか?
清宮 いや、引きずってはないです。NOAHのリング上もどんどん戦いが進んでいってますし、過去は過去だと思っているので。ただ、今回がリベンジのチャンスであることに間違いないので、落とし前はつけたいです。でも、一番重要なのは『G1』に優勝することであり、そうすれば自ずといろんな道が開かれると思ってます。
――最後に新日本のファンにメッセージをいただければ。
清宮 いまの清宮海斗を見てほしいですね。自分は新日本プロレスにはない戦いを見せることができますし、「NOAHのプロレスはおもしろいな」と感じてもらえればうれしいですね。ずっと新日本が業界No.1っていう状態が続いてますけど、それを自分はこの『G1』でひっくり返すつもりで闘います。(了)
★プロレスリング・ノアホームページはコチラ
★「G1 CLMAX 33」特設サイトはコチラ!
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』
・7月15日(土) 開場15:30 試合開始17:00
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
★チケット情報 ★対戦カード
※「最前列VIPシート」は完売となりました。
・7月16日(日) 開場12:30 試合開始14:00
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
★チケット情報 ★対戦カード
※「最前列VIPシート」は完売となりました。
・7月18日(火) 開場17:00 試合開始18:30
山形・山形市総合スポーツセンター
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(最前列)」は完売となりました。
・7月19日(水) 開場17:00 試合開始18:30
宮城・ゼビオアリーナ仙台
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(最前列)」は完売となりました。
・7月21日(金) 開場17:00 試合開始18:30
新潟・アオーレ長岡
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(最前列)」は完売となりました。
・7月23日(日) 開場16:30 試合開始18:00
長野・ビッグハット
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(最前列)」は完売となりました。
・7月25日(火) 開場17:30 試合開始18:30
東京・後楽園ホール
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(パイプ椅子席)」は完売となりました。
・7月26日(水) 開場17:30 試合開始18:30
東京・後楽園ホール
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(パイプ椅子席)」は完売となりました。
・7月27日(木) 開場17:00 試合開始18:30
東京・大田区総合体育館
★チケット情報 ★対戦カード
・7月30日(日) 開場15:00 試合開始16:00
愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
★チケット情報 ★対戦カード
・8月1日(火) 開場17:30 試合開始19:00
香川・高松市総合体育館 第1競技場
★チケット情報 ★対戦カード
・8月2日(水) 開場17:00 試合開始18:30
広島・広島サンプラザホール
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(最前列)」は完売、「ロイヤルシート」は残りわずかとなりました。
・8月5日(土) 開場15:30 試合開始17:00
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(最前列)」「ロイヤルシート(2列目以降)」は完売となりました。
・8月6日(日) 開場12:30 試合開始14:00
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
★チケット情報 ★対戦カード
※「ロイヤルシート(最前列)」「ロイヤルシート(2列目以降)」は完売となりました。
・8月8日(火) 開場17:30 試合開始18:30
神奈川・横浜武道館
★チケット情報 ★対戦カード
・8月9日(水) 開場17:30 試合開始18:30
静岡・アクトシティ浜松
★チケット情報 ★対戦カード
・8月10日(木) 開場17:00 試合開始18:30
千葉・船橋市総合体育館(船橋アリーナ)
★チケット情報 ★対戦カード
・8月12日(土) 開場15:30 試合開始17:00
★チケット情報 ★対戦カード
※「砂かぶり席(最前列)」「砂かぶり席(2-4列)」「ボックス席4人用」「ボックス席5人用」は完売となりました。
・8月13日(日) 開場13:00 試合開始15:00
東京・両国国技館
★チケット情報 ★対戦カード
※「砂かぶり席(最前列)」「砂かぶり席(2-4列)」「2階指定席A」「ボックス席4人用」「ボックス席5人用」は完売となりました。