6月9日(金) 東京・両国国技館にて行われる『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』の開催目前! この日のメインイベントで棚橋弘至選手(新日本)、宮原健斗(全日本)と越境トリオを結成するプロレスリング・ノアの清宮海斗選手に直撃インタビュー!
聞き手/市川亨
撮影/タイコウクニヨシ
■『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』
6月9日(金) 開場16:30 / 試合開始18:00 ※第0試合は、17:30開始予定
主催:ALL TOGETHER AGAIN実行委員会
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※「砂かぶり席」「2階指定席C」「車椅子席」は完売となりました。
※「2階指定席B」は残りわずかとなりました。
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■第1回、小橋(建太)さんと武藤(敬司)さんのムーンサルト・
――2011年、2012年に開催された前回の『ALL TOGETHER』のときは15歳で、中学3年生でした。当時、一人のプロレスファンとして、大会をどうご覧になっていたんですか?
清宮 あの3団体(新日本、全日本、NOAH)が集まることが奇跡のようで、夢のような感じでしたね。そのなかでも自分は「NOAHの選手頑張れ」って応援していたんですけど、でも中学3年生で(高校)受験があったので…。
――確かに受験勉強もあると、純粋には楽しみづらいですよね(笑)。
清宮 初開催(11年8.27日本武道館)の方は、まだテレビで見る余裕もあったんですけど、2回目(12年2.19仙台サンプラザ)は2月で受験まっただ中だったので(笑)、全然見ることができなかったですね。
――そのなかでも印象に残っている場面などはありますか?
清宮 小橋(建太)さんと武藤(敬司)さんのムーンサルト・プレスの競演は夢のようで、子供ながらに凄くワクワクしたのは覚えています。(大会前から)いろいろな想像をかきたてられたし、「この選手とこの選手が闘ったらどうなるんだろう?」とか。
――カードなどを予想しながら楽しんでいたわけですね。実際に会場に観戦に行こうとは思わなかったんですか?
清宮 行きたいなぁ~っていう気持ちもあったんですけど、中学生なのでちょっと手が届かなかったですね。家で友だちとテレビで見ていたと思います。
■嬉しい気持ちもあるんですけど、隣りには棚橋(弘至)
――初開催から12年が経ち、ファン時代にテレビで見ていた『ALL TOGETHER』に、今回は団体を代表する立場で関わることになりました。
清宮 感慨深いし、驚きもありますよね。「あのとき見ていた大会に自分が出るんだな」っていう新鮮な気持ちがあるし、(開催を)聞いたときは「シャッ!」「よーし!」って純粋に嬉しかったです(笑)。ただ、嬉しい気持ちもあるんですけど、隣りには棚橋(弘至)選手と宮原(健斗)選手がいるので、そこはNOAHの選手として自分も気を引き締めていかないとなと思っています。
――パートナーの2人とは初タッグになりますが、まず棚橋選手に関してはどのような印象ですか?
清宮 棚橋選手はお会いしたときにいつも優しく話しかけてくださる印象がありますね。僕とか下の(世代の)人間に対しても向こうから話しかけてくださって、物凄くリスペクトしている部分があります。(プロレス界)全体を見ているような印象で、そういう人がトップに立つんだなと思いますね。
――宮原選手に関してはこれまでリング上での接点はありませんでした。
清宮 そうですね。お会いする前は物凄くエネルギッシュな印象があったんですけど、実際にお会いすると想像の倍を行くぐらいのパワフルさがあって(笑)。
――想像の倍を行きましたか(笑)。
清宮 普通に話しているときの声量というか…(笑)、普段から発するエネルギーが凄くて、素がそういう方なんだなって(笑)。
――トリオを組んだときのイメージは沸いていますか?
清宮 自分たちのチームは明るさで行こう思います!
どの試合よりも華やかに1番目立つつもりで行きます!
――発するエネルギー量では一番だと。そのなかでも一番若い自分が目立ってやろうという気持ちもありますか?
清宮 そこは同じチームでも負けられないですし、相手チームにも負けられません。
■一番は自分がこの大会の主役になることで、NOAHを見せる、広めるという気持ちもあるけど、当日(オカダと)向かい合ったときに、自分の感情がどうなるかはわからないです
――対戦相手にはオカダ・カズチカ選手、青柳優馬選手、そして拳王選手がいます。今大会のような特別な状況で、ホームリングで何度も闘ってきた拳王選手と対戦することについてはどのような思いがありますか?
清宮 拳王とは自分にとっていろいろなターニングポイントになった試合がたくさんあって、両国国技館、日本武道館とか大きな会場でもシングルマッチをやってきているので。それで今回、『ALL TOGETHER』という3団体を含めて多くのプロレスファンが集まる、大きい大会で闘えるというのは幸せなことでもあるなと思いますね。
――NOAHのプロレスを見せられる相手という意識はないですか?
清宮 一番自分のなかでは腹を決めてというか、「この人とだったらどこまでも」っていう気持ちもあるので、いまのNOAHの闘いを一番見せられると思います。
――青柳選手に関してはこれまで接点はなく、初対決になります。
清宮 同世代で、もちろん名前も聞いていましたけど、本当にこれまで接点がなかったので、そこはリング上で向かい合ってみないとわからないですね。
――裏を返せば対抗戦、交流戦ならではの緊張感が味わえるかもしれません。
清宮 闘いという軸をブラさないなかで、自分としてはなにが来ても対応していかないといけないなと思います。
――そしてオカダ選手とは今年2月のNOAH・東京ドーム大会でのシングルマッチ以来の対戦となります。一騎打ちを経ての対オカダ・カズチカという部分で、以前までと気持ちの面で違いはありますか?
清宮 闘って分かったこともあるし、シングルで対戦したことでオカダ・カズチカという選手の器の大きさ、自分との差であったり感じた部分はあります。でもそれでも、今回のカードを見たときに気持ちが燃えてきたし、あのとき(シングルでの敗北)の悔しさにフタをしていたわけではないけど、カードを見た瞬間に自然と悔しさがよみがえってきた自分がいましたね。
――理屈ではない部分で気持ちが再燃したと。
清宮 一番は自分がこの大会の主役になることで、NOAHを見せる、広めるという気持ちもあるけど、当日(オカダと)向かい合ったときに、自分の感情がどうなるかはわからないですね。
――シングルマッチで負けた立場として、今回の対戦を経て対オカダを再び先につなげようという気持ちはありませんか?
清宮 先は考えていないですね。実際、これまで3回闘っていて、2回自分が直接負けているので、もう今回を逃したら(次は)ないだろうなって。野球でいえば2ストライク、あと一回空振りをしたらオシマイで、次いつ打席が回ってくるか分からないという状態だと思うので。だからどうなるかは分からないけど、先は考えずにいま目の前にあるチャンスを掴みにいくという気持ちですね。
――あらためて最後に、混沌からのリスタート、プロレスで元気を発信するという今大会のテーマも踏まえた上で、プロレスファンの皆さんに伝えたいことはありますか?
清宮 この3年間、プロレス界はコロナと向き合いながら一歩ずつ一歩ずつ、丁寧に踏み外さずにやってきたと思うし、それはファンの皆さんからも感じているんですよね。ほかの業界と比べることではないかもしれないけど、プロレスファンの方ってめちゃくちゃプロレスを愛してくださっているなって。
観戦ルールに対してもファンの皆さんが守ってきてくださったから、今回の『ALL TOGETHER』があるんだよっていう。会場で声援も出せるようになって、僕たちもリスタートという形で今回『ALL TOGETHER』が開催できるのは物凄く嬉しいことなので、今大会で大きな一歩、リスタートをして、プロレス界が前に進めるようにしたいし、自分が大会の主役になった上でプロレスの魅力をファンの皆さんに伝えたいです。
■『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』
6月9日(金) 開場16:30 / 試合開始18:00 ※第0試合は、17:30開始予定
主催:ALL TOGETHER AGAIN実行委員会
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※「砂かぶり席」「2階指定席C」「車椅子席」は完売となりました。
※「2階指定席B」は残りわずかとなりました。
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★『棚橋弘至のPodcast Off“プレミアム”』更新中!「ゲストは宮原健斗選手&清宮海斗選手!『ALL TOGETHER』エーストリオが“越境”座談会!3選手の合体技はあるのか?」