4月26日(木)、都内・新宿FACEで開催されたTAJIRIの新団体『Wrestling New Classic』のプレ旗揚げ戦に新日本プロレスの外道が参戦。大原はじめとシングルマッチで対戦した。
「俺にはどうしても闘いたい相手がいる」と、今大会で闘龍門メキシコ時代の同期であり新日本プロレスの現IWGPヘビー級王者、“レインメーカー”オカダ・カズチカとの対戦を当初アピールしていた大原。ところが、オカダの参謀役を務める外道が、「レインメーカーの名前を口にするときは、まず俺の許可を取れ!」と待ったをかける展開に。
オカダとの対戦を邪魔される格好となった大原は、ならばとオカダ戦実現のために外道との一騎打ちを選択。絶対に負けられない大原は難敵・外道をクリアしてWNCのリングにレインメーカーを引っ張り出すことができるのか!?
外道が入場すると場内からブーイング。外道はゴングを待たずに奇襲攻撃。不意を突かれた大原だが、外道の突進をかわすとシュミット式バッグブリーカーで反撃。腰にエルボーを連打で放つと、コーナーに叩きつけて外道の腰に集中攻撃。外道は一瞬のスキを突いて大原を場外に落とすとイス攻撃。先にリングに戻った外道にブーイングが飛ぶ。
大原はカウント16でリングに戻るも、外道が再び場外に放り投げてイス攻撃。巧みなインサイドワークで試合の主導権を奪い返す。
5分経過、外道がコーナーポストを外すと、リングに戻った大原をむき出しとなった金具めがけて叩き付ける。防戦一方の大原は外道のスリーパーをエルボーを放って脱出すると回転エビ固めへ。カウント2。ロープに走るも外道がエルボーで迎撃。チンクラッシャーからDDTの連続技も大原はカウント2で返す。
外道は大原の顔面めがけてトラースキック一閃。しかし、大原も外道をコーナーの金具にに叩き付けて反撃に出ると、旋回式バックブリーカー、エルボー、ドロップキック、垂直落下式ブレーンバスターの波状攻撃。
10分経過、怒涛の反撃に出た大原はムイビエンへ。しかし外道はなんとかロープに手を伸ばす。ならばとフィンランド式フォアアームを狙った大原だが、これをかわした外道は大原の蹴り足をキャッチするとソフト今井レフェリーにぶつける。今井レフェリーがダウンする間、外道は大原の急所めがけて強烈なキック一閃。すかさず外道クラッチで丸め込んで3カウントを奪った。勝った外道はアピールも場内から大ブーイング。
負けてはいけない試合で不覚を取った大原は、「おい、外道! こんなことでな、俺は諦めたりしないからな。何度だって行ってやるからな。必ずオカダを引っ張り出す」とアピール。
これに対し、外道は「おい、ガキ、コラ! お前は懲りねえバカか。俺が言ってることを理解できねえんだろ。レインメーカーの名前を二度と口にするんじゃねえぞ!」と言い放つと、「てめえみたいな頭がわいてる奴には、CHAOSの処刑人を連れてきてやるよ。矢野通によ!」と、なんと矢野の投入を予告! そして、「ボッコボコにされて、リングをなめさせられた上に頭を刈られてこい、この野郎! 坊主になってやり直せ!!」と吐き捨てて去って行った。
メイン後、激闘を終えたTAJIRIとAKIRAのもとに再び外道が登場。マイクを持つと「いやあ、素晴らしかったな。素晴らしい負けっぷりだったよ」と、TAJIRIに向かってニヤリ。さらに「お前よ、負け犬っぷりが板についているな。俺はあの小僧をコケにするためにわざわざ山口県から戻ってきたんじゃねえんだよ。おめえに一丁、喧嘩をふっかけてやろうかと思ってよ」と言い放つと「次は旗揚げ戦なんだろ? 俺からのギフトだよ。邪道を連れてくるからよ。てめえも誰かパートナーを連れて来い」と対戦要求。「旗揚げ戦でそのいい負け犬っぷりを発揮してくれよ。それでこのクソみてえな会社、旗揚げ戦で畳んじまえ、バカ!」と吐き捨てて去って行ったのだった。
■4月26日(木) 『Wrestling New Classic』プレ旗揚げ戦 東京・新宿FACE
〔シングルマッチ〕時間無制限1本勝負
◯ 外道 (11分23秒 外道クラッチ) 大原はじめ 〈FCF〉 ×