• 2023.6.3
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IWGPジュニア王座戦“決戦前夜”! ワト「26歳の自分が獲って、新日本に入ってくる“若い世代”に夢を与える」、ヒロム「俺もそんなに簡単に譲るわけにはいかない」【6.3公開調印式2①】

6月3日(土)19時~大阪・もりのみやキューズモールBASEにて、『DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL』公開調印式がおこなわれ、明日のIWGP世界ヘビー級選手権試合、並びにIWGPジュニアヘビー級選手権試合で対戦する(チャンピオン)高橋ヒロム選手と(チャレンジャー)マスター・ワト選手が出席。調印式の立ち合い人は、大張高己社長が務めた。

撮影/鈴木心平

■『DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL』
2023年6月4日(日)  14:30開場 16:00試合開始 ※第0試合は15:30試合開始予定
大阪・大阪城ホール
[再入場不可]
チケット情報 ☆対戦カード情報
※「ロイヤルシート」「1階ひな壇」は残りわずかとなりました。

☆チケットは各社WEBサイト・コンビニ店頭端末で17:00まで販売いたします。
・ローソンチケット https://l-tike.com/njpw ローソン・ミニストップ店頭Loppi
・イープラス https://eplus.jp/njpw/ ファミリーマート店舗
・チケットぴあ https://w.pia.jp/t/njpw/ セブンイレブン店舗
☆会場での当日券販売は13:30からとなります。

■IWGPジュニアヘビー級選手権試合

●(チャレンジャー/『BEST OF THE SUPER Jr.30』優勝者)マスター・ワトのコメント



「え~。『BEST OF THE SUPER Jr.30』優勝しましたマスター・ワトです!(大拍手)。あの時、俺は高橋ヒロムの目の前で堂々と言ったことを忘れてはいません。それを叶える時がやっと来たのかな、と思います。そして、マスター・ワトが生まれた、この大阪城で……(場内ざわめく)。“マスター・ワトとして始まった”この大阪城で新しい時代をスタートさせたいなと思います。以上です。」

●(チャンピオン)高橋ヒロムのコメント



「おもしろいこというねえ(笑)。それは狙って言ったのかい? 大阪城はお父さんかい?お母さんかい?(場内・笑)。 不思議ですよねえ……。トイレに行けない状況になるとどうしてもトイレのことを考えてしまう。……新幹線、大変でした!(大拍手)。

いやーねえ。何が大変かっていうと、立ってるのも大変なんですけど、トイレに行けない。いや、トイレに行きたくなる! トイレのことを考えない方がいいのに、『トイレ行きてえ~!』って。ああ、ほかのこと考えようとしても行きたくて、トイレのロゴが目に入ったり、仕方なくなっちゃいますよねえ。あ、みなさん申し遅れました、高橋ヒロムと申します(大拍手)。

ここからちゃんとしゃべるんでね。えー。ワトが、ジュニアを目指す、ジュニアの戦士として一生やりたいと思ってくれたキッカケの試合が、2017年6月20日後楽園ホール。タッグマッチですけど、この高橋ヒロムと当たった時の試合。その試合のことをいまでも言ってくれていて。

あの日の試合がキッカケで、いまもジュニア選手としてやってますと。凄いね、メチャクチャうれしいですよ。俺もこういう立場の人間になったんだと。こういう風に思ってもらえるってのはね、何よりもプロレスラーとして凄くうれしいです。その2017年6月20日の試合のワトのコメントを見てみたんですよ。それを正確に読ませてください。

『負けません。絶対に負けません!クソ!高橋ヒロム…高橋ヒロム…。この借りは、一生忘れねぇからな。5年後、10年後またお前が、チャンピオンになったら、いやチャンピオンじゃなくても、高橋ヒロム!お前の首必ずへし折ってやる!見とけ!コノヤロー!』

……まあ、その約1年後にホントに首の骨を折ることになるんですけどね(場内・笑)。まあ、ワトのせいじゃない、誰のせいでもないけどね。でもホントに首の骨を折ったんですよ。首の骨を折って、1年半ほど欠場したのかな。

2019年に俺は復帰したんですけど、その復帰前に、ホントに昨日のような大雨で。道場の前の川が氾濫して、水没してしまって、道場が使えなくなって、リング上での練習ができなくなってしまったんです。そして俺は『リング上での練習ができなくなる、受け身ができなくなるのはヤバい』それで『そうだ、メキシコに行こう』と思って、メキシコに練習しに行ったんですよ。その時に遠征したいたのが、マスター・ワト。

だから、ワトにすぐ連絡して、『メキシコで一緒に練習してくれ』と頼んだんです。でメキシコのCMLL、アレナ・メヒコのリングで二人で練習して、練習試合。ホントにマジで結構やり合ったりしてたわけですよ。そうやって、まあ俺は復帰できたんですけど。

その練習後、ホントにリングサイドですよね。カメラもいないですし、お客さんも誰もいない。そこでワトが俺にボソッと『いつか必ず、ヒロムさん、アナタを倒します!』と言ったんですよ。俺はね、スゲーかっこいいなと思ったんですよ。

あの時のワトの目の真剣さ、だって誰もいないんですよ? 誰もいないところで、都内でボソッと『いつか必ず、ヒロムさん、倒しますから』って風に言われたら、ドキッとしませんか? 俺はすごく心に来たんですよ。あの時のこと凄い覚えてるんですよ。

だから、明日はIWGPジュニアヘビー級チャンピオンとしてと言うよりかは、いちワトのジュニアのキッカケを作った高橋ヒロムとして、思い切りワトのことを受け止めたうえで、この俺が勝って防衛したいと思います」

■報道陣からの一問一答

――大阪の池田市出身のワト選手にとって、ホームと言っていい場所で、こういう舞台に立つことをどう思いますか?

ワト「やっぱり、自分のホームでこのIWGPジュニアヘビー級選手権試合ができるってことは凄くうれしいことですし、さらに『BEST OF THE SUPER Jr.』覇者として挑戦できるのは、凄くうれしいなと思っています。だからこそ、シッカリ高橋ヒロムを倒して、心の底から喜びたいなと思っています」

――いまヒロム選手から、メキシコ時代のエピソードが明かされましたけど、これについてコメントを頂ければ。

ワト「たしかに、誰もいない。二人だけの空間で、自分自身の想いを伝えたっていうのは、凄くいまでも覚えてますし。やっぱり自分がジュニアをやるって決めたキッカケの選手である中で、越えなければならない選手だなと。その時は、すでに自分自身は確信していたので、面と向かって思いを伝えました」

――ヒロム選手。メキシコで約束したワト選手がこうして『SUPER Jr.』優勝者として、堂々とたどり着いたことについては、どう思われてますか?

ヒロム「ま、今回は、IWGPジュニアヘビー級選手権なので、俺はチャンピオンという立ち位置ですけど、『SUPER Jr.』ということを考えると、俺もある意味、挑戦者なんじゃないかなと。同じチャンピオン同士での闘いであると俺は思ってます」

――ワト選手は、今年の『SUPER Jr.』で変化した、進化したという評価が定着していますが、今年の『SUPER Jr.』のワト選手をどう評価していますか?

ヒロム「俺は、正直、反対ブロックだったので、全部の選手の試合って観れないんですよ。自分のブロックの選手を研究するので精一杯なんで。ホントにワトの試合を見たのは、準決勝と決勝ですかね。その2試合ですかね、ちゃんと観れたのは。

観たうえでやっぱり成長しているというか、あたりまえにもともと持っていたものを発揮できるようになったというか。もともと凄い選手だったんで。それをどううまくリングの上でどう発揮していいのか? そこがわからなかったと思うんで、それを出せるようになった。これは100パーセントのマスター・ワトに俺はなったんじゃないかな、と思ってます」

――その100パーセントのマスター・ワトを迎え撃つにあたって、どこを警戒するか?

ヒロム「ええ~。凄い質問するじゃないですか? ぐいぐい来るじゃないですか? 質問してくれって言われました? どうしても聞きたいですか?」

――一番、警戒する部分を教えてもらえれば

ヒロム「警戒するも何も、『BEST OF THE SUPER Jr.』の覇者ですからね。俺は3連覇とかしてますけど、今年の『SUPER Jr.』で優勝できなかったわけですから、警戒すべき点っていうことを話すのは凄く難しいですね」

――ワト選手、『SUPER Jr.』を優勝してベルトを獲ったら、“その先”をどう考えていますか?

ワト「IWGPジュニアヘビー級王者になって、新しい時代を作りたいなと思っているんですけど、やっぱりジュニアで高橋ヒロム、石森太二、エル・デスペラードといった3人でベルトが回っていた時期があったんで、それをシッカリ塗り替えて、自分たち若い世代で、ジュニアを盛り上げていきたいなと思ってます」

ヒロム「その“若い世代”っていうのは……ワトの他に誰?」

ワト「ああ~……、YOHさん」

ヒロム「ちなみにね、YOHはね、俺の一個上だから(場内爆笑)」

ワト「そうなんですけど」

ヒロム「俺はね、その若い世代っていうのに、敏感だよー。ロビー(・イーグルス)にも言われたんだよ。『世代交代だ!』って。でも、たぶん同い年!(場内・笑)。

なんかずっとやってるかのように思われてるんだけど、俺まだキャリア的にも13年。そんなにまだ言うほどじゃない。だから、俺も正直。そんな簡単に譲るわけにはいかないんだよ? これがね、20年、25年やってるならべつだけど。33歳って、もうそんな風に言われる歳ですかって。ああ、申し訳ない。ごめんね」

ワト「でも、やっぱり26の自分が獲って、これから新日本に入ってくる若い世代に、夢を与えなきゃいけないかなと。そう思うんですよ」

ヒロム「それは素晴らしい」

ワト「だからこそ、アナタからベルトを獲らなきゃいけないかなと。それが新しい時代。若い世代でやっていくっていう意味にもつながるかなと」

ヒロム「わかりました。でも、俺も一緒に盛り上げたいと思ってるんだけどね(場内・笑)。俺がなんか仲間外れにされそうなんで……」

ワト「いや、世代交代とは自分は言ってないんで」

ヒロム「なんか、“若い世代”っていうさ……。俺はもう入れないんですかね」

ワト「いや、誰もヒロムさんのことを、あの~……。レジェンド扱いはしてないので」

ヒロム「レジェンドまで言ってないよー!(場内・笑)あのね、レジェンドまで言っちゃうと、藤波辰爾さんとかね、あのへんのレベルになっちゃうし。足元にもおよばないよ。」

ワト「ただ、やっぱり自分が獲って、先頭に立っていかないと、ジュニアの未来が見えないのかなと」

ヒロム「もちろん、もちろん。どうしてもIWGPジュニアのベルトがほしいという意気込みは凄く伝わりました。……あともう一つ、ワトは池田市出身、池田市というのは、この大阪市内からどのぐらい離れてるの?」

ワト「車で30~40分くらいのところですね」

ヒロム「まあまあ離れてるね……」

ワト「御堂筋線まっすぐずっと行けば……」

ヒロム「池田市出身の方っていらっしゃいますか?」
※場内のファンに、手を上げさせるが、パラパラと手が上がる

ヒロム「ああ、これは思ったよりいないですね……(場内・笑)パッと数えられるレベルでも10人くらいですね」

ワト「でも、もう一人いますよ、有名な池田市出身のレスラー」

ヒロム「ほう」

ワト「OKUMURA選手です」

ヒロム「…………。ありがとうございました」

【特報!】6月4日(日)12時~大阪城ホールで、スマホプレミアム新規&既存会員の方にSANADAvs辻、オカダ&棚橋&石井、“優勝記念”ワトの特製クリアファイルをプレゼント!! 先着100名にSANADA写真集も!

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