6月3日(土)、明日開催される『DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL』大阪・大阪城ホール大会の前日に「もりのみやキューズモールBASE 1F BASEパーク」にて、棚橋弘至選手のトークショーが開催された。
司会の阿部リングアナが呼び込むと、棚橋選手は大歓声の中を入場。今回は台風による交通機関の運休により、選手の移動に遅れが発生しイベント開催時間も変更に。当事者である棚橋選手は「本当は(AM)8時半の新幹線に乗る予定で、8時に新横浜の駅に着いたんですけど、『12時まで新幹線は動きません』ということだったんで……、ジム行けばよかったな(笑)。ずっと(駅のイスに)座ってました」と、その道中を振り返った。
明日の大阪城大会ではNEVER無差別級6人タッグ王座戦として、オカダ・カズチカ選手と石井智宏選手とのトリオで、ジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&海野翔太組を相手に初防衛戦に臨む棚橋選手。
この試合について、棚橋選手は「すごい楽しみです! モクスリーとは対戦経験があるんですけど、カスタニョーリは対戦したことがないんで。向こう(AEW)でベルトも巻いてましたし。もっと遡ると(WWEで)中邑真輔のタッグパートナーですから」と“未知の強豪”との遭遇に興味津々。さらに「オカダ、石井、棚橋が絶妙なバランス感覚になってきたので、明日は大丈夫だと思いますね!」と自信を覗かせた。
当初、このトリオを組むにあたり、石井選手はユニットの異なる逸材と組むことに拒否反応を示す場面も。しかし、5.3福岡の王座奪取後に棚橋選手が握手を求めると、石井選手は握り返して呼応。「あのときはうれしかったな~(笑)」とシミジミ振り返った棚橋選手は、「(オカダ選手と石井選手は)心強いですし、誰と誰がどう絡むのか、非常に楽しみです。がんばります!」と注目の王座戦に向け熱い意気込みをみせた。
続いて話題は同大会で行なわれる、IWGP世界ヘビー級王者SANADA選手が辻陽太選手の挑戦を受ける防衛戦に。棚橋選手は「いきなり凱旋帰国試合で(団体最高峰の)ベルトに挑戦するのは辻が初めてなんじゃないですかね。ということは、期待感はオカダよりも上ってことですよね」と、その偉業に驚きを見せる。
そして、「(辻は)すごいプレッシャーだと思いますね。ただ、そういうのを感じさせないので、余程海外で充実してたんだろうなと。いままでに観たことがないような試合になるんじゃないかなって期待感がありますね」と分析した。
次はIWGPジュニアヘビー級選手権試合の王者・高橋ヒロム選手vs挑戦者マスター・ワト選手の話題に移ると、棚橋選手は「これは本隊として凱旋帰国以来、ブレずにがんばってきたワトを推しますよ! (『BEST OF THE SUPER Jr.』の)あのメンバーで優勝したっていうのは、30回の記念大会でしたし、これはワトの時代が来るんじゃないですかね」と期待を込めて発破をかける。その一方で「ただ、あんまりワトワトっていうと、ヒロムは人気が高いので……、敵に回したくないじゃないですか(苦笑)」と語り、場内を笑わせた。
イベント終盤はファンのみなさんからの質問コーナーに。さまざまな質問が飛ぶ中で、やはりというか(?)、投げかけられたのは逸材の腹筋問題について。棚橋選手は「(腹筋とは)ケンカ別れじゃないんですけど、ちょっとスレ違いというか。いるんですよ? いるにはいるんですけど、なかなか浮かぶ上がってこないと。コロナで自宅ですごす時間が長くなり、ちょっと食べすぎて体型をこじらせてから早3年ですよ。棚橋の腹筋はコロナ禍の終焉と共に戻ってくる予定なので……。明日もひょっこり顔出すかもしれないんで、ちょっと待ってください。あの、『G1』までには(笑)。あと1カ月半? 余裕! ……マジックで(腹筋を)書いてこようかな(苦笑)。もうちょっと待ってください、いることはいるんで(笑)」と、やや弱腰ながらも必死に力説した。
そのほか、間近に迫ったAEWとの合同興行も踏まえ、興味のある選手を問われると、「過去にU-30を懸けて戦ったブライアン・ダニエルソン。あれから20年くらい経って、いまやったらどうなるか」と興味深いコメント。
さらに「ほしいものはなんですか?」というストレートな質問に対しては、「いい質問ですね。いろいろあるんですけど、あの……割れた腹筋」と、思わず心の声が漏れてしまう。しかし、「本当にほしいのは、IWGP世界ヘビー! まだあきらめてないですから。もう一回がんばります!」と力強く語ると、場内は大きな拍手に包まれた。
最後に棚橋選手は「ダイヤルが乱れて、僕らの会場入りが遅くなってしまって、たいへん長いあいだ待っていただきありがとうございました!(場内拍手)。明日は声も出せるし、大阪城ホールは新日本プロレスの上半期の集大成。たいへん注目度の高い試合もあるので、ぜひみんなで盛り上げてすばらしい大会にしましょう! ありがとうございました!」とコメント。そして「大阪のみなさーん、愛してまーす!」と高らかに叫び、イベントを締めくくった。
『DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL』
2023年6月4日(日) 14:30開場 16:00試合開始 ※第0試合は15:30試合開始予定
大阪・大阪城ホール
[再入場不可]
☆チケット情報 ☆対戦カード情報
※「ロイヤルシート」「1階ひな壇」は残りわずかとなりました。
☆チケットは各社WEBサイト・コンビニ店頭端末で17:00まで販売いたします。
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