2月27日、新日本プロレス事務所にて、3月4日『旗揚げ記念日』後楽園ホール大会で行われるIWGPヘビー級選手権、(王者)オカダ・カズチカvs内藤哲也(挑戦者)の調印式が行われた。立会人は菅林直樹社長が務めた。
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「生え抜きでもないオカダに、大きい顔させるわけにはいかない!」(内藤)
■挑戦者・内藤哲也のコメント
「新日本プロレスが大好きで、新日本のレスラーになりたくて、アニマル浜口ジムに通って、そして5年かけて、新日本に入門しました。新日本へのこだわりは凄く強いです。そして、俺が、いま新日本の生え抜きのレスラーであることに、誇りとプライドを持ってます。だから!外から来た、オカダ・カズチカ(ウルティモ・ドラゴンの闘龍門から、07年8月に新日本へ入団)、俺は認めない。おそらく永遠に認めることはないでしょう。ましてや3月4日、新日本プロレス40周年記念の『旗揚げ記念日』。生え抜きでもないオカダ・カズチカに、大きい顔させるわけには、いかない。あと、俺個人の目標のために、3月4日は必ず、IWGPのベルトを腰に巻きます。そして、生意気なオカダの口を黙らせたいと、思います」
■IWGP王者・オカダ・カズチカのコメント
「え〜、3月4日は40周年記念ということで、ホンモノのプロレスラー、オカダ・カズチカがチャンピオンとして、メインイベントで試合する。ま、それだけでみなさん、満足なんじゃないすかね?挑戦してくる人もいるみたいですけど、そこは、あたりまえの結果を残します」
「内藤サンが7年、8年、9年経ってもチャンピオンにはなれない!」(オカダ)
■ 報道陣からの質疑応答
——内藤選手から、「生え抜きではないオカダを認めない」という言葉がありましたが?
オカダ「べつに、生え抜きがどうのこうのよりも、いまチャンピオンである人間が新日本プロレスの顔であるわけで。それなんで、べつに、生え抜きどうこうより、チャンピオンはすべて正しい。そんだけです」
——内藤選手は、「29歳中(今年、6月22日の誕生日で30歳)のIWGP戴冠」を公言しているが、オカダ選手の24歳の戴冠に関しては?
内藤「いま現在29歳ですから、そう言ってますけど。一応、俺の目標は、“20代でのIWGP戴冠”なんで。ま、オカダは24歳?それはホント素晴らしいことだし、俺はデビューしてすぐ24歳になったんで、あんときIWGPヘビー級なんて全然手のとどこかないところにあったんで。素直に素晴らしいと思いますよ?ただ、俺はこの件について、二つ言いたいことがあって、この20代でのIWGP戴冠ということは、俺の個人的な目標で、他人にとやかく言われる筋合いはない。
目標って話をするなら、オカダは海外に行く前に、中邑(真輔)の持つ『IWGP奪取、史上最年少記録(23歳8ヶ月)を狙う』と言ってたはずなんですけど、それが達成できなかったことについてはどう思ってんの?それを俺は聞いてみたい。あと、年齢は俺はたしかに24歳に戻れないっすから。ただオカダ・カズチカは(デビューしてキャリアが)7年5ヶ月ですか?それだけかけてIWGPにたどり着いた。俺は、3月4日に(デビューして)5年9ヶ月でIWGPにたどりついてみせます。そのへんオカダに聞きたいっすね?」
オカダ「ま、目標がどうこうよりも、いま内藤サンは5年9ヶ月かもしれないですけど、僕はずっとこれからもチャンピオンであり続けるんで。僕は、7年……何ヶ月かわからないっすけど!内藤サンが7年、8年、9年経ってもチャンピオンにはなれない。そういうことです!」
——内藤選手は、2007年8月にオカダ選手の(新日本プロレスの)プレデビュー戦の相手(★試合映像はコチラ!!)を務めてますけど、そのときといまを比べていかがですか?
内藤「ま、オカダが新日本に移籍してきて、一番最初に対戦したのは、俺。もう4年〜4年半くらい前ですか。後楽園で試合したんですけど、そんとき誰も俺の話なんて聞いてなかったかもしれないけど、『今後、競い合っていく相手になる』というコメントを一応出して。俺は、オカダが新日本に入ってきた時点から、もの凄く意識してました。会社からの期待だったり、身長が高いとか、若いとか、そういうジェラシーは常に持ってたんで。そのプレデビュー戦のことはスゲー覚えてます。でも、それ以来、シングルで対戦してないっすから。通算成績は俺の1勝0敗!俺はオカダに負けたことはないっすから。オカダ、俺に大きいこと言え!」
オカダ「……じゃあ、3月4日、勝ってから、もっと大きいこといろいろと言わせてもらいます。ま、デビュー戦で内藤サンとは試合してますけど、凄いレスラーなんじゃないすかね?(ニヤリ)。ただ、内藤サンより、凄いレスラーが新日本に戻ってきちゃったんで。内藤サンに謝りたいです。すみませんでした(ニヤリ)」
——今回は40周年イヤーの「旗揚げ記念日」ですが、新日本やIWGPへの思い入れは?
内藤「ま、俺は小さい頃から、新日本プロレスしか観ていなかったし、とくに新日本以外でプロレスをやろうと思ったことがないし、プロレス・イコール・新日本プロレスだと、ずっと思って29年生きてきたんで。新日本へのこだわりっていうのは、俺は誰にも負けない。そしてIWGPは、プロレス・イコール・新日本なんで、IWGP・イコール・プロレス界最高のベルトだと、確信してるんで。そのベルトを持って、節目の40周年、そして50周年に向けて、俺が中心になってひっぱっていきたい。凄くいいタイミングで挑戦できること、をうれしく思います」
オカダ「ま、40周年ってことですけど、この年は、オカダ・カズチカが新日本プロレスに帰ってきた年だな、と。40周年のイメージといえば、オカダ・カズチカが帰ってきて大活躍して、カネの雨を降らし始めた年だな、と。そういう年になるイメージしかありません」
——内藤選手、オカダ選手が“レインメーカー”を名乗っていることに関しては?
内藤「ま、名乗るのはなんでもいいすよ?どうぞ勝手に名乗ってくださいって。ただ、3月4日で、この生意気な口を必ず、ふさいでやりますよ。もう『カネの雨を降らす』とか一切言えないくらい、キッチリ叩き潰したいと思います!」
※内藤選手が手にしているのは、3.4後楽園から発売予定の40周年「旗揚げ記念日」「NEW JAPAN GLORY」パンフレットの裏表紙。
★IWGP ヘビー級選手権、オカダvs内藤!!
3月4日(日)18:30 東京・後楽園ホール
当日券(立見のみ)のお買い求めが難しいお客様は、
★IWGP ジュニア選手権、デヴィットvsリチャーズ!!
3月10日(土)18:00 愛知・名古屋国際会議場・イベントホール
★インターコンチネンタル選手権、後藤洋央紀vs高橋裕二郎!!
★IWGP タッグ選手権、テンコジvs高山&アーチャー!!
3月18日(日)18:00 岩手・岩手県営体育館