4月27日、広島サンプラザホール大会の試合前、このあと行われるIWGPジュニアヘビー級選手権(王者)高橋ヒロムvs(挑戦者)金丸義信、IWGPジュニアタッグ選手権(王者組)TJP&フランシスコ・アキラvs(挑戦者組)KUSHIDA&ケビン・ナイトの公開調印式が行われた。なお、立会人は新日本プロレスの大張高己社長が務めた。
■IWGPジュニアタッグ選手権 調印式
KUSHIDAとケビン・ナイトは、おそろいのサングラスをかけ、Yシャツ姿で登場。一方、アキラはスーツ姿、TJPは黒いシャツで苛立った空気を醸しながら、ベルトを掲げて入場した。
●(チャレンジャーチーム)JET SETTERSのコメント
ケビン「(日本語で)コンニチハ〜! ジェットセッターズ、ツヨイ。今夜はゼッタイカツ!」
KUSHIDA「ハイ、広島の皆さんこんばんは! まず最初にチャンピオンチーム、挑戦を受けてくれてありがとう。OK、ケビン! 1つ日本語の言葉を教えよう。“Catch 2/2、Tonight is last day” is ……(ここでケビンに耳打ち)」
ケビン「OK,ハイ。……Catch 2/2、コンヤデ、ヤマダ」
KUSHIDA「(※再度耳打ち)」
ケビン「コンヤハヤマダ」
KUSHIDA「(※再度耳打ち)」
ケビン「コンヤガ・ヤマダ!」
※二人とも、満足したようにコメントを終了。
●(チャンピオンチーム)Catch 2/2のコメント
フランシスコ・アキラ「(日本語で)ニホンゴ、ソーソーネ……。もっとベンキョーします、もっとベンキョーしますね、ケビン。(※KUSHIDAが返答するも無視して、英語で)まず初めに調印式が試合の日にあるって事にオレはとっても怒っている。そして今夜の試合は、いつも通りオレたちが勝つだけだ!」
TJP「(日本語で)ハ~~、ケビン、KUSHIDA、ツカレタ……。(ここから英語で)まずKUSHIDA、ケビンに対して日本語をいつも教えてくれてご苦労さま。確かにケビンの日本語は少しづつ上達していて。まあ、さっきもそうだったけど。
何回か練習するうちに上手くなっていってると思う。それはオレたちもそうだし、これで試合までの日数を数えているっていうことをよくオマエらは言っていたけど。オレたちがチャンピオンになってからの日数を考えてみると、オレたちは史上2番目の長い王者を防衛し続けているタッグチームであるということを忘れるなよ。
1番はオオタニサン(大谷晋二郎)とタカイワサン(高岩竜一)のタッグチームだったけど、それに続く歴代2番目の長さを防衛し続けているオレらは、今夜オマエらを倒してそして歴代最長のIWGPジュニアのタッグチーム、最高のチームになるってことを今ここで宣言しようと思う。そして、KUSHIDA。オマエはいつもTIME、時間について話をしているけど、オマエの時間はもう既に終わっている。オマエの時代はもう終わりだ。
そしてケビン、オマエの時代はもしかしたら今後来るかもしれないけど、今夜ではないし、今ではないってことは間違いない。Catch 2/2が今夜勝って、また新たな歴史を作っていくことを今ここで宣言しよう」
調印、フォトセッションを終えた後、KUSHIDA&ケビンは、「オレタチはツヨイ!」と叫んで、退場。Catch2/2は、観客をあおりながら、退場していった。
■IWGPジュニアヘビー級選手権 調印式
挑戦者の金丸は、いつものようにウィスキーボトルを片手に黒の皮ジャン姿で登場。入場口で一口、口に含んでみせた。王者の高橋ヒロムはド派手なジャケット姿で肩にベルトをかけ、場内にアピールしながら入場。
●(チャレンジャー)金丸義信のコメント
「オイ、チャンピオン。顔こわばって、お前緊張してるぞ。ゼエゼエゼエゼエ言ってんじゃねーか? まあ、チャンピオン・高橋ヒロムは今日で終わり。そして、お前は次のSANADA戦、ラクーな気持ちで向かわせてやるよ」
●(チャンピオン)高橋ヒロムのコメント
「まあ、みなさんお気づきだと思いますけど、俺チャンピオンになってから、このベルト、まだ一回も巻いて入場していないんですよ。まだ一回も巻いていないんですよ。その理由の一つとして、去年の『BESTOF THE SUPER Jr.』で金丸さんに何もできずボコボコにされたんですよ。そして今年の1月4日、IWGPジュニアヘビー級選手権試合4WAYマッチで、直接チャンピオンから獲れなかった。
この二つがキッカケで俺は、このベルトをまだ腰に巻いていません。そのキッカケの一人、金丸さんとできること。すごくうれしいです。そしてこの広島で潰せること、最高にうれしく思います。
5月3日、IWGP世界ヘビー級に挑戦が決まってるんだ。俺が勝って、あたりまえなんだ! 広島のみなさんはヒロムちゃんがどうやって、この男を倒すかを、ただただ楽しみに観ていてください。以上です」
フォトセッションで二人は、机の前でにらみ合い。金丸は、一瞬のスキを見て背後から急襲!
だがこれを回避したヒロムは、「挑戦者、試合でやれよ。試合で!」とエキサイト。「ケンカ売ってんのか? 緊張してんのか? ほら来るか? 来るか?」と挑発。
金丸は「あとでジックリやってやるよ」と不敵にコメント。ヒロムは「楽しみにしてるよ」にニヤリと笑いながら、退場していった。
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