1月3日夕刻より東京ドームシティ・シアターGロッソにて行なわれた1月4日東京ドーム『レッスルキングダムVI』前日会見。
その終了後、棚橋弘至選手と鈴木みのる選手が囲み会見を開き、目前に迫ったIWGPヘビー級選手権試合についてコメントした。
■鈴木選手のコメント
——IWGPヘビー級ベルトへの敬意はありますか?
鈴木「これは1月4日から発売になる新しいTシャツ(と自分が着ているTシャツを見せる)」
——改めて、あのベルトはどういう物だと思っていますか?
鈴木「金属(そっけなく)」
——金属以外では?
鈴木「革」
——これまで巻いてきたレスラーへの思いはないですか?
鈴木「思い!? 俺以下、全員(キッパリ)。言ってんじゃん? 俺、関係ねぇもん。ゴミとクズばっかだから、俺、辞めたんだもん、ここ。へへッ。『こんなヤツらの中にいても、俺、ダメレスラーになるな』と思ったから辞めたんだもん。デビューして1年も経たないうちに気づいたよ」
——自分の選択は間違ってなかったと自信はありますか?
鈴木「あるよ。だって、俺、強いもん」
——以前、外敵軍として参戦していたころ、鈴木選手だけがIWGPベルトを巻くことができず、「獲ってほしい」と思っているファンもいると思いますが?
鈴木「だからブーイングが少ねぇんだな。だって、微妙に人気あんだもん。しょうがない。だって、強いもん。結局、“強い者見たさ”だろ?人が金払うのは」
——会見で棚橋選手が「自分のプロレスで挑戦者のプロレスを叩き潰す」と言っていましたが?
鈴木「『目標小さいな〜』って思うね。それはたぶん怖いんだろうね。怖いから何かにすがって、何かを盾にして、そして大雑把で抽象的な目標を掲げて、さも凄いことをしゃべっているように並べる。そりゃそうだよね。俺の腕を折ったって、俺は笑って立ち上がるから。首ヘシ折ったって、笑って立ち上がるよ。だから、アイツは俺には勝てない。『アイツは』じゃねぇ。新日本は俺に勝てない」
——鈴木選手の中に、藤原喜明選手やカール・ゴッチさんのDNA自体は刻まれているんですよね?
鈴木「DNA!? 俺は別に隠し子じゃねぇからな。俺は俺の親からしか生まれてこないよ。ナニ言っちゃってるの!? バカじゃねぇの!? お前ら(マスコミ)そういう言葉好きだな? ハハハハ。好きそうな言葉を並べたらホイホイついてきて。ホント、毒されてるな、お前らな?」
——東京ドームのメインを張るという気概は?
鈴木「俺、別に東京ドーム用にプロレスを変えたりしねぇもん。駐車場の屋根がない所でやるプロレスも、東京ドームでやるプロレスも一緒だもん。相手を殴る、蹴る、やっつける。そこに差があったら、俺の中ではいけないと思う。いま、いいこと言ったでしょ?そうやってみんな騙されていくんだよ(笑)。いいじゃないか? 武藤(敬司)が出たり、杉浦(貴)が出たり、潮崎(豪)が出たり、船木(誠勝)出て、あと新日本だと内藤(哲也)?天山(広吉)、永田(裕志)、まあ、そのへんみんな出るよな? しょせん、お前ら俺の前座だからさ。今日の会見みたいにダラダラーッと長くやられると困るんだよね。短くバッバッとはしょった感じで終わってくれ。お前らなんか誰も見に来てねぇんだからさ。東京ドームの客は俺のこと見に来てるんだよ」
■棚橋選手のコメント
——鈴木選手について警戒している点は?
棚橋「性格のクセが強いわりには、バランスがいい選手なんで。やっぱりスリーパー(ホールド)ですかね。彼の試合はスリーパーを起点に広がっていくんで、『いかにスリーパーが入る前に対処するか?』ですかね」
——12月24日の後楽園ホール大会で絞め落とされてしまいましたが?
棚橋「そうですね。無様な姿をさらしたし、応援してくれるファンも(鈴木に)バカにされたし、そういうところでフラストレーションが溜まっているんで。ドームでは、色んなモノを乗っけて、乗っけて、全部返します」
——その大会で、鈴木選手にそれまで言っていたことが全部ウソだと言われましたが、どう感じましたか?
棚橋「言ってることはちゃんと聞いてました。目も本気だったし。まあ、全部受け入れるのが俺のスタイルなんで。その受け入れたモノをひっくり返されたんだったら、そっからまたひっくり返したほうが痛快かなと」
——ファンが求めているのは、鈴木選手のやり方ではなく、自分のプロレスだと思いますか?
棚橋「入門して以来、“俺がやりたいプロレス”っていうのを曲げたことがないんで。どんなに外敵が来ても、格闘技の選手が来ても、俺はずーっと新日本プロレスで闘い続けて来た自信もあるし、防衛戦を振り返ってみても、自分の闘いを貫き通して来たんで。そういうのをちゃんと思い返して、頭を整理して、闘います」
——鈴木選手は、新日本プロレスの歴史を全否定していますが?
棚橋「新日本の看板を汚されるのは気分がよくないです。まあ、“侵略”という言葉が一つのキーワードになると思います。侵略する人がいるんだったら、俺は“新日本プロレスの守り人”です」
——自分が苦しいときの新日本を支えて来たという思いが強いですか?
棚橋「ぜんぜんないですよ。楽しんでやってますから。その楽しんだプロレスが、結果的にいい方向に来てるんだという思いですね」
——連続防衛の新記録(11)が懸かっていますが、意識しますか?
棚橋「新記録よりも、その先を見ていますから。そこで終わりじゃないですからね。でも、“東京ドームで新記録”って超カッコいいんで。『俺に似合うな』と思いますよ。(立ち上がって)いや〜、あの選手の(会見の)中で“ドセンター”に座っているの、気持ちいいですね。“ドセンター”、守ります!」
★東京ドーム大会、当日券は、「昼12時」より、22番ゲートで発売!!
■『NJPW 40th anniversary Tour. レッスルキングダムⅥ in 東京ドーム』
2012年1月4日(水) 17:00試合開始
●チケット情報
●全対戦カード
★1.4東京ドーム大会を「スカパー!」でPPV完全生中継!!
★要チェック!! 1.4東京ドームで“新作グッズ”一挙発売!! 商品一覧ページはコチラ!!
◆席種は以下のとおり!!
スペシャルシート 20,000円
アリーナA 10,000円
1Fスタンド 5,000円
2Fスタンド 3,000円
■各試合の見所は?
IWGP頂上決戦は、完全に鈴木みのるペース!! 棚橋、史上初の“V11”なるか?
「もうムーンサルトプレスの時代じゃない」武藤戦に自信マンマンの内藤哲也にインタビュー!!
「ほかにノアの選手、いなかったっけ!?」潮崎&丸藤に辛らつコメント連発!中邑真輔インタビュー
「G・B・Hの頭として、高山戦で本間の試合のインパクトを超えなきゃいけねぇ!」真壁刀義インタビュー
バッドインテンションズvsテンコジ、運命のリターンマッチ!
“荒武者”後藤、背水の陣で杉浦と一騎打ち!
時は来た!船木誠勝が“24年ぶり”里帰り!! “最強助っ人”シェルトン・ベンジャミンがやってくる!!
YOSHI-HASHIが“CHAOS”入り宣言! オカダはふてぶてしく“頂上獲り”断言!! ダブル凱旋帰国インタビュー
新日本とCMLLのJr.戦士が越境タッグを結成!華やかでスリリングな“初夢ファイト”を展開!
オープニングから大激戦必至!! Jr.の至宝を懸け、NRCとApollo55がリターンマッチ!!