いよいよ目前!! 1.4東京ドームで、かつての“憧れの選手”武藤敬司(全日本プロレス)とセミファイナルで激突する、内藤哲也。対戦を目前に控えた心境、そしてオカダ・カズチカやYOSHI-HASHIなど同世代の選手にも言及!!
■「武藤敬司に食われるんじゃないか?」とかいう心配は全然ない
——あらためて、東京ドームでの武藤敬司戦についてうかがわせてください。最初に決まったときは、どう思いました?
内藤 一番最初に聞いたときは、「おっ、来たな!」と(笑)。まず、うれしさが先にたちましたね。全日本プロレスの選手なんで「俺が関わることはないだろうな」と思ってたんで。
——なるほど。
内藤 でも、やると頭を切り替えたときに、うれしさはすぐ消えましたね。武藤敬司に憧れた自分でも「過去の人間」というイメージが強いし、「どう料理しようかな?」「違いを見せつけるチャンスだな」と。
——ただ、このカード、プロレスファンの反応は非常にいいですね。
内藤 ああ、期待感という意味では、ファンの人から「ドーム、絶対に武藤を倒してください!」という声ばかりなんで。俺のヒジを心配してくれる声を上回る感じで(笑)。
——もう少し心配してほしいと(笑)。
内藤 ヒジも順調には直っているんですけど、心配は、実戦のリングから一ヶ月遠ざかっている点ですね。100パーセントの自分をいきなり出せるか、と。逆に「武藤敬司に食われるんじゃないか?」とかそういう心配は全然ないです(キッパリ)。
——棚橋弘至は「俺とやっていたときの武藤敬司よりもコンディションは悪いだろう」「内藤の光を消すんじゃないか?」とも言ってましたが?
内藤 ま、問題ないっすよ。俺が動ければ、ね(ニヤリ)。たしかに、あの人を会見とかで近くで見ると、「オーラを放っているな?」とかは若干感じますね。ただ、それは、過去の武藤敬司が光ってたから、いまも光ってみえるだけで、「いまの武藤が実際光っているのか?」とは俺は思わない。お客さんもそこを勘違いしてるんじゃないですか?
——なるほど。
内藤 武藤敬司の衰えを受け入れがたい部分があるんじゃないかな、と。そのへんをシッカリお客さんに見せたいですね。「もう、この人は終わっているんだよ」と。新日本プロレス、プロレス界の未来のためにも、俺がキッチリ違いを見せなきゃいけないなと。
——逆に言うと、「内藤哲也を知らない」武藤ファンもたくさんこの試合を観ると思います。その目を変える自信は?
内藤 あ〜、俺は、もともとプロレスを知らないお客さん、プロレスの知識のない子どもなんかが会場に来たとき、一発で強烈なインパクトを与えたい、というのがテーマなんで。そこにズバリ沿った試合なんじゃないかと。「内藤は武藤のコピーでしょ?」ってぐらいしか俺のことを知らない人にも、ドームの試合一発で、俺への目を変えさせることができる。やりがいをスゲー感じます。
■オカダ、YOSHI-HASHIと競い合いながら、新しい波を作っていきたい
——しかし、この大舞台を任される……会社の期待をヒシヒシ感じますか?
内藤 いや〜……、感じないっすよ!(笑)。
——ハハハハ!感じないんですか!
内藤 あんま感じないっすよ〜。そう言ったら、贅沢なんですかね?
——それは贅沢じゃないですか?(笑)。
内藤 いや、たしかに!いまは“買われてる”かもしれないです。でも、俺はもっと前から、「俺はできるよ、できるよ」と言っていたのに、そこまで会社は俺を買わなかったというか。いま、買われているんだったら、それは俺の力でひっくり返してきたという自負はありますよ。凱旋帰国したときも、いまいち冷たかったというか……。
——そんなことないと思いますけど(笑)。そういう意味では、世代が近いオカダ・カズチカ選手がドームで凱旋帰国します。
内藤 「会社の期待が大きい」というのはむしろアイツじゃないですか? インタビューで俺のことを「眼中にない」と言ってましたけど、俺はオカダをハッキリ意識してますから。アイツの新日本のデビュー戦の相手も俺だったし。そのときから「競っていく相手だな」と。ジェラシーもあったし、常に意識していた相手なんで、「やっと帰ってきてくれたな」と。闘うのが楽しみですね。
YOSHI-HASHI(吉橋伸雄)も楽しみですし。
——2012年は、内藤、オカダ、YOSHI-HASHIという新世代の活躍は楽しみですね。
内藤 俺は、棚橋、中邑、真壁、後藤の“四天王”の中にに入りたいという気持ちはないんです。“四天王”のポジションをどけて、俺がトップに立ちたいで。そういう意味で、オカダ、YOSHI-HASHIと闘ったり、競い合いながら、新しい波を作っていきたいな、と思ってます。
——2012年は、新日本プロレスのニュージェネレーション元年になる、と。
内藤 だから、東京ドームでは、俺の試合を除いて、俺がチケットを買ってドームに観にいくなら、個人的にはこの試合(オカダ・カズチカvs YOSHI-HASHI)がメインです。帰国していないぶん、想像が膨らむし、その想像を超えられるのか?
——メイン(棚橋弘至vs鈴木みのる)は気にならない?
内藤 とくに気にならないですね。防衛記録を更新されるのはシャクですけど、問題ないでしょう。棚橋弘至を引きずり下ろす役目は俺なんで。こんなところで負けちゃあ困るし、俺の標的なんで。その前に、まずはドームで、ガッチリ武藤敬司を倒してやりますよ。俺の自信を持っているフィニッシュ、スターダスト☆プレスが決まって、ファンが「ワン、ツー、スリー!」と大合唱している絵が目に浮かびますから(ニヤリ)。
——武藤敬司じゃなく、俺が決めると。
内藤 ええ。もうムーンサルトプレスの時代じゃないんだよ、と。これからは、スターダスト☆プレスの時代ですから。そのへんを目をよ〜く見開いて、観に来てください!
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■各試合の見所は?
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『NJPW 40th anniversary Tour. レッスルキングダムⅥ in 東京ドーム』
2012年1月4日(水) 17:00試合開始
●チケット情報
●全対戦カード
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◆前売チケットは絶賛発売中!!
スペシャルシート 20,000円
アリーナA 10,000円
1Fスタンド 5,000円
2Fスタンド 3,000円