新日本プロレス創立40周年イヤーの幕開けを飾る2012年1月4日東京ドーム『レッスルキングダムVI』!
その長き歴史と真っ向から向き合い、“ストロングスタイル伝承者”と呼ばれる中邑真輔が迎え撃つのは、プロレスリング・ノアの潮崎豪&丸藤正道。
この一戦を中邑はどう捉え、どのようなモチベーションで挑むのか? その深層をスペシャルインタビューで直撃!
●第9試合
30分1本勝負
NJPW vs NOAH BATTLE CONCENTRATION II
中邑真輔&矢野通
VS
潮崎豪&丸藤正道
■潮崎には“ピリッとしたモノ”を感じない。
——中邑選手にとって、何度もシングル対戦している潮崎選手は、どのような存在ですか?
中邑 まあ、平均点以上は持ち合わせている選手だろうね。でも、「なんか一味足りない」という感じ。
——以前からそういう印象のようですね?
中邑 いまはあんまり知らないんでね。
——では、今度の対戦で潮崎選手の変わったところを見たい?
中邑 いや、どっちでもいいけど(そっけなく)。まあ、(試合の)やり難さもないし、かといって「この上なくやりやすい」っていうわけでもないしね。クセが“ある”とか“ない”とかっていう部分じゃなくて、なんか“ピリッとしたモノ”を感じない。
——すると、今回の対戦でも物足りなさを感じてしまうのでは?
中邑 ハッキリ言って俺は、「対戦相手を立てて、自分でどれだけ“盛る”か?」「どれだけ楽しむか?」というところで“遊んで”きてますから。
——そういう意味でいうと、潮崎選手は“盛り甲斐”のある選手なのでは?
中邑 まあ、前より“転がせる”ような感じはしますけど(ニヤリ)。
——2010年8月22日ノア有明大会のシングルマッチで中邑選手が敗れ、悔しさをあらわにしていたのが印象的でした。
中邑 あまりにも古いんで忘れちゃったけどね。とりあえず、「自分自身についてどうにかしなきゃいけない部分が、どうにもできないのか?」、「どうにかなるのに、自分でその方法に気づいていないのか?」という歯がゆさが、吐き出た部分はあると思う。
——聞いていて、とても心に響いたコメントでした。
中邑 まあ、(人に)「感情を吐き出せ」と言ってるんでね。そういう部分の吐き出し方は、一応(自分で)わかってますから。
——現在、潮崎選手はGHCヘビー級王者になりました。そういう意味では「以前と変わった」と言えますが?
中邑 「それだったら、ドームで楽しませてくれよ」ってところじゃない?(ニヤリ)
■丸藤は斜に構えちゃってる部分があるんじゃないの?
——次に、丸藤選手の印象は?
中邑 体の小ささをハンデと捉えるのか? 機動力として捉えるのか? 良さを封じ込めて普通に試合してもすぐ終わっちゃうだろうし、面白くないんで。「やれるだけやりたいな」って感じですね。
——階級の枠を越えてGHC王者に就くなど、ノアを代表する選手だと思いますが?
中邑 役職(副社長)についちゃって、ちょっと斜に構えちゃってる部分があるんじゃないの? 歳だってまだ若い部類に入るんだし、もっとガンガン前に出たっていいんじゃない?
——ところで、GHC王座に興味はありますか?
中邑 “ベルトの価値自体が団体の勢い”という印象もあるんでね。潮崎が(王座を)獲って、どれぐらい価値を上げてきたっていうのか!? それが自分に響いてくれば、「欲しい」と思うようになるだろうけど。
——その部分に期待しますか?
中邑 だけど、「ベルトに繋がるかどうか?」なんて、俺にとってはけっこうどうでもよくて。
——では、中邑選手はこの一戦にどのような姿勢で臨みますか?
中邑 潮崎と丸藤に関してはしょっちゅう新日本に顔を出してるわけで、対抗戦的な色合いも(薄い)。「ほかにノアの選手、いなかったっけ!?」と思うぐらい(苦笑)。「せっかく出てくるんだったら、(何か)見せてくれよ」っていう。
——丸藤選手からは「俺とプロレスをやるときは、楽しんでみてはどうですか?」という発言もありました。
中邑 フッ。俺は楽しむけど、オマエ、そんなに余裕ないぜ? 片手、使えないんだろ!?
——(変形性頸椎症性神経根症で)頚椎を痛め、右腕に力が入らないという症状から、11月末に復帰したばかりですね。
中邑 まあ、片手引きずって泣きそうになりながら、必死に食らいついてくれるぐらいのほうが、こっちとしては遊び甲斐があるけどね。東京ドームというわりには、ある種、対抗戦の色も消え失せているし、“お祭り的なカード”にしては弱いし。普通のことをやってもしょうがねぇし。とりあえず、俺は楽しむよ。
■「これでいい」なんて思ったことは1度もない。
——中邑選手ついて言えば、最近はなかなか結果が出ていないという状況ですが?
中邑 俺的には結果は出てるよ(キッパリ)。身体の変化、(ファイト)スタイルの変化、そういうものを含めて自分の生き方を楽しんでるんで。
——「結果が出ていない」という言われ方は、「大きなお世話」という感じですか?
中邑 どうかな? 人の評価で自分のやることを決定づけはしないんで。
——具体的に言えば、IWGPヘビー級王座にはどうしても届かない状況が続いています。
中邑 自分のやりたいようにやってるんでね。「結果が出ねぇ」と言ったかと思えば、「プロレスは勝ち負けじゃねぇ」と見てるヤツらは適当なことを言ったりするし。「じゃあ、どっちなんだよ?」って話でしょ?それだったら、誰がなんと言おうと、その価値を自分で決めるしかない。
——なるほど。
中邑 まあ、2011年は感覚的に“耐える年”という感じがしてたから、「もっと楽しまなきゃしょうがねぇな」っていう部分があったんで。
——そういう年だからこそ、うまく乗り切ることができたと?
中邑 そうだね。うまくコントロールはしたつもりだけど。
——その部分では納得ができている?
中邑 そう言うと可能性にフタをしてしまうので。まあ、「よくはやったんじゃないの?」という感じかな?
——それでは、2012年の展望を聞かせて下さい。
中邑 そうだね。パッとプロレス界を見渡しても、新しい敵はそうそう現れそうにないから。あとは、さっきも言ったけど、自分がやりたいように、なりたいように、それに向けて少しずつ変化をつけていくというトコだろうね。
——変化ですか?
中邑 前に進むかぎり、色んな変化はついてくるでしょう。環境の変化、精神的な変化も加わってくるだろうし。「これでいい」なんて思ったことは1度もないので。変化が日常みたいなものだから。これからも自分が楽しいと思うことをやっていくよ。
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『NJPW 40th anniversary Tour. レッスルキングダムⅥ in 東京ドーム』
2012年1月4日(水) 17:00試合開始
●チケット情報
●全対戦カード
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◆前売チケットは絶賛発売中!!
スペシャルシート 20,000円
アリーナA 10,000円
1Fスタンド 5,000円
2Fスタンド 3,000円