12月7日、テレビ朝日で行なわれた1月4日東京ドーム大会『レッスルキングダムVI in 東京ドーム』のカード発表会見。
その会見終了後、24年ぶりに新日本プロレスへ参戦する全日本プロレスの船木誠勝選手、そのパートナーを務める河野真幸選手が、囲み会見を開いた。2人は、永田裕志&井上亘とタッグ対戦する。
■質疑応答
——会見を終えた感想は?
船木「なんか別の世界にいるような感じですね。この記者会見とかのシステムも含めて、自分の知らない新日本が存在しているような気がします」
——あまり里帰りという感覚はないですか?
船木「たしかですね。30周年のときもセレモニーで1回リングに上がってると思うんですけど、それ以来ですね。河野選手は何年ぶりですか?」
河野「僕は新日本に所属はしていたんですけど、リングで試合はしてないので。3年ぶりか4年ぶりですね」
——船木選手は、先ほどの会見で、柴田勝頼選手から井上亘選手のことを聞いたと言っていましたが?
船木「同期かなんかということで。試合は凄く真面目にストロングスタイルをそのままやるタイプだと聞きました」
——対戦するのは楽しみですか?
船木「そうですね。凄く元気のいい選手だと思ってますんで」
——河野選手は、少し形を変えた形での初出場となりますが?
河野「『NEW JAPAN FACTORY』に在籍していたので、こういう記念の大会に呼ばれて出られるということは、違った形の恩返しになると思っています。あとは、当日、思い切りやるだけだなと思っています」
——2人で実績を残したいという現状だと思いますが、永田&井上は格好の相手では?
河野「そうですね。そのチームに勝てれば、このあいだ終わった全日本のリーグ戦(世界最強タッグ決定リーグ戦)も準優勝だったんで。これまた違った形での結果に繋がると思うんで。最強タッグで生まれた船木、河野組をというのを見せてやろうと思います。(全日本で負けた永田に対して)僕にはリベンジというテーマもあるし。井上さんに関しては、一応、浜口ジム(アニマル浜口トレーニングジム)の先輩なんで。でも、特に変わったことはないんで。いつもどおりです」
——船木選手、24年ぶりに新日本で試合するお気持ちは?
船木「おそらくファンの人とかも、いまの自分を見ていて、もともと新日本の選手だっていうのを知らないと思うんですね。だから、どういうふうに東京ドームで反応されるのかっていうのは、まったくフタを開けてみたいとわからないですね。どうなるんですかね?ホントにわかんないです。未知ですね」
——それは不安なんですか?
船木「不安はないですけど、自分自身でいえば、1度目の引退というか、最後の試合になった会場が東京ドームだったんで。そこへ行くというのもなんか久しぶりだなというのもあるし、あと新日本プロレスというリングも久しぶりだし。来年は年明け早々、自分の歴史がちょっとまた動きそうな感じがしますね」
——先ほどの会見で、鈴木みのる選手が、現在の新日本プロレスを否定するような発言をしていましたが?
船木「自分はまったく鈴木と考えが違うタイプなんで(笑)。いまはいまで、それがすべてだと思うんですよね。残った選手が盛り上げて作ったのは事実だと思いますんで。それはそれで新しいファンも応援してると思うし。新しい力がまたピラミッドでできあがったんじゃないかなと思いますよね。会社って凄いなって思いました。人が変わっても存在すれば、ずっと続くんだなっていうのが。これは潰さないで、誰かが続けていってほしいなと思いましたね。棚橋(弘至)選手がチャンピオンじゃなくなったら、また違う若い選手が支えていくっていうのが、いいんじゃないですか?」
——武藤敬司選手が退団したあと、直後にチャンピオンになって新日本プロレスを支えていたのが、永田選手です。
船木「その時代、僕は凄く新日本プロレスの中継を見てたんで。IWGPをずっと巻いている姿を一番見ていたのが、永田選手なんですよ。だから、そういう意味で、一番強い永田選手の映像というのが、一番頭に入ってますんで。そのころ、自分はちょうどプロレスを辞めてたりとか、同じ場所にいなかったんで、できなかったんですけど、その人とまたもう1回、年を越えて闘えるというのが、自分なりになんかありますね。自分の見ていた永田選手と闘えるという」
——2人は同年代でしたね?
船木「(歳は)一緒です。そういう意味では、まともに育った人と、紆余曲折いろんなところを回っていた自分の差というか。だけど、またこうして一緒のリングで試合ができるというのは、なんかいいなぁと思いますね。そこは駆け引きなしで、力と力、技と精神力の闘いになりますんで。今回は、団体と団体の闘いになると思いますんで。インパクト大きいですね。ここで負けるか勝つかというのは」
■NJPW 40th anniversary Tour.レッスルキングダムⅥ in 東京ドーム
2012年1月4日(水)17:00〜 東京・東京ドーム(テレビ朝日/PPV)
★チケットはコチラ
【IWGPヘビー級選手権試合】60分1本勝負
(第56代王者)棚橋弘至vs鈴木みのる(挑戦者/パンクラスMISSION、鈴木軍)
※11度目の防衛戦
【IWGPタッグ選手権試合】60分1本勝負
(第57代王者組)ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン
vs天山広吉&小島聡(挑戦者組)
※11度目の防衛戦
【NJPW vs NOAH BATTLE CONCENTRATION】30分1本勝負
中邑真輔&矢野通vs潮崎豪&丸藤正道(プロレスリング・ノア)
【NJPW vs NOAH BATTLE CONCENTRATION】30分1本勝負
後藤洋央紀vs杉浦貴
【BLUE JUSTICE NEVER DIE】
永田裕志&井上亘vs船木誠勝&河野真幸(全日本プロレス)
◆全10〜11試合予定。(全カードは後日発表)
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【写真:山本正二】