4月8日 (土)17時~ 両国国技館で行われる『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023』の主要カードが決定した。
恒例の春の両国決戦で、IWGP世界ヘビー級選手権を軸に、IWGPジュニアヘビー級選手権、IWGPタッグ選手権、NJPW WORLD 認定TV選手権という4大タイトルマッチが実現する。
■『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA
GENESIS 2023』
・4月8日(土) 15:30開場 17:00試合開始
東京・両国国技館
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■IWGP世界ヘビー級王者 オカダ・カズチカ vs『NJC』覇者SANADA!
IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカは3度目の防衛戦として、『NEW JAPAN CUP』覇者を迎え撃つ。
この数カ月、スランプに陥っていたSANADAだが、『NJC』1回戦(3.5後楽園)でタイチを下すと、「今日の試合で迷いはなくなった」と吹っ切れた表情を見せ、続く2回戦(3.11名古屋)でKENTAを撃破。そして準々決勝(3.17後楽園)で内藤哲也との同門対決を制すと、なんとL・I・J脱退を表明すると共に“Just 5 Guys”への合流を宣言。そして、3.19群馬の準決勝でマーク・デイビスを下し、4年ぶりの『NJC』決勝進出を決めた。
対する相手は3.6大田区でBULLET CLUBへの電撃加入を明かすと、荒々しいファイトで勝ち進んできたデビッド・フィンレー。今回の『NJC』を自身のターニングポイントとした両雄による最終決戦は、一進一退の攻防の末、SANADAが変形DDTで執念の勝利。
試合後、SANADAは王者オカダを呼び出すと、「オカダ一色だったそのベルト。オレが景色を変えてあげますよ。オカダさん! お疲れさまでした!」と宣戦布告。すると、オカダは「ライバル、待ってたよ!」と、かつて自身が好敵手と認めた相手の“復活”に喜びを見せた……と思いきや、「遅えんだよ、コノヤロー、アア!? 何が新しい景色見せるだよ? 何が変わったんだよ? 髪の色変えて、チーム変えて、それでオレに勝てるわけねえだろ、コノヤロー!」と怒号を浴びせる。
さらにオカダが「オレがIWGP世界ヘビー級チャンピオンとして、『NEW JAPAN CUP』優勝者とのレベルの違いっていうのを見せてやるよ、コノヤロー! かかってこい、コノヤロー、ボコボコにしてやるからな!」とたたみかけると、SANADAは「オカダさん! それはオレが一番わかってますよ。ただ、今日、優勝したのはオレなので、呼んどいて申しわけないですけど、帰ってもらっていいですか?」と、“らしさ”を見せつけ、場内をわかせた。
両雄はこれまでシングルで9度対戦し、オカダが8勝1敗と大きく勝ち越している。だが、19年の5.5福岡のIWGPヘビー級王座戦で勝利したオカダが、「アンタ、俺のライバルだよ!」と呼びかけるほど、二人はハイレベルな攻防を繰り広げてきた。ちなみにSANADAがオカダから唯一の勝利を収めたのは、その5.5福岡のあと、同年の『G1』公式戦(8.3大阪)。そして、両者が最後に対戦したのは21年の『G1』(10.4後楽園)で、それ以来、今回は1年半振りの対決となる。
吹っ切れたSANADAが優勝の勢いを駆って、IWGP世界ヘビー初戴冠を成し遂げるのか? それとも最強王者オカダが返り討ちにするのか? 春の両国決戦を勝利で締めくくるのは果たして?
■IWGPジュニアヘビー級王者・ヒロムがTMDK入りを果たしたイーグルスを迎撃!
IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムは、ロビー・イーグルスを相手に3度目の防衛戦を敢行。
ヒロムは3.21長岡で同王座を懸けて、世界に名を馳せるジュニア戦士リオ・ラッシュを迎撃。ラッシュのスピード、立体的な攻撃に大苦戦を強いられるも、最後はヒロムちゃんボンバーからのTIME BOMB IIで勝利をつかんだ。
すると、試合後にザック・セイバーJr.が登場し、「ヒロム、オマエの次の挑戦者はTMDKの最も新しいメンバーだ。オマエのためにビデオメッセージを用意した」とアピール。そして、場内ビジョンに映し出されたのは、なんとCHAOS所属だったはずのロビー・イーグルス。
場内が驚きに包まれる中、イーグルスは「サプラ~イズ!(日本語で)オマエノ相手ハオレダ! ドコデ? リョーゴクコクギカン(両国国技館)、『SAKURA GENESIS』! (英語で)IWGPジュニアヘビー級チャンピオンを、このスナイパーが降伏させてやる! なぜなら俺は強者(MIGHTY)であり、強者は決して挫けない(THE MIGHTY DON’T KNEEL =TMDKのこと)」と高らかにアピール。オーストラリア出身のイーグルスが、同国で産声を上げ、現在新日本マットを席巻するTMDKに加入するのは、必然的なことだったのかもしれない。
この対戦要求に対し、ヒロムは「両国まであと何日だと思ってんだ。ちょっとは休ませろよ! それから最近流行ってんのかな、こうやってビデオメッセージで挑戦表明? ビデオを送ったら、新日本プロレスにビデオを送ったら誰でも挑戦できるんですか?」と不満タラタラ。しかし、「この挑戦は残念ですが、もちろん……、受けるに決まってんだろう~!! 楽しみで仕方ねえよ、ロビー・イーグルス! 相手にとって何の不満もねえよ! 最高じゃねえか!」と、ハイテンションで受けて立つ構えを見せた。
両者が同王座戦で雌雄を決するのは今回が2度目。前回は2021年の9.5メットライフドームで対戦し、そのときは王者イーグルスが、大胸筋断裂による長期欠場から復帰したばかりのヒロムからロン・ミラー・スペシャルでギブアップ勝ちを収めている。
今回、イーグルスは2度目のIWGPジュニアヘビー戴冠、そしてTMDKにベルトをもたらすべく気合い充分。短いスパンで強豪を迎え撃つヒロムにとっては、試練の王座戦となるのは必至だ。
■因縁の再激突! IWGPタッグ王者・毘沙門にオージー・オープンが挑戦!
IWGPタッグ王者・毘沙門(後藤&YOSHI-HASHI)には、オージー・オープン(マーク・デイビス&カイル・フレッチャー)が挑戦。
両チームは昨年の『WORLD TAG LEAGUE』の優勝決定戦で激突。高度な連携技とチームの絆で接戦を繰り広げ、最後は毘沙門が奈落でフレッチャーを撃沈。『WTL』連覇を果たした毘沙門は、直後の今年の1.4東京ドームでAEWのFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)からIWGPタッグを奪取。その後は2.5札幌で世界的タッグチームであるマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト、3.6大田区ではオカダ・カズチカ&棚橋弘至のドリームタッグを下し、ベルトを守り抜いた。
タッグでしのぎを削ってきた毘沙門とオージー・オープンは、それぞれ今年の『NJC』に出場。フレッチャーは1回戦(3.10山梨)でYOSHI-HASHIと対峙すると、タッグの雪辱を果たすように勝利。だが、2回戦(3.12滋賀)で後藤がフレッチャーを打ち破り、相棒の敵討ちに成功(その後、準々決勝でタマ・トンガに敗退)。
一方、デイビスは2回戦(3.13愛媛)でウィル・オスプレイとの同門対決に敗れるも、オスプレイの欠場を受けて代打として準々決勝(3.17後楽園)に出陣し、EVILを撃破。準決勝(3.19群馬)でSANADAに惜敗を喫するも、ベスト4という結果を残した。
シングルの戦いを経て、『NJC』最終戦の3.21新潟で毘沙門とオージー・オープンは、それぞれオカダ・カズチカ、ジェフ・コブが加わり6人タッグで激突。最後はオージー・オープンがコリオリスでYOSHI-HASHIを仕留め、試合後にはIWGPタッグ挑戦をアピール。すると、バックステージで後藤は「受けて立ってやるよ。このままじゃ“よっちゃん”(YOSHI-HASHI)だって、報われねえだろ。許せねえだろ。タイトルマッチでもう1度、格の違いを見せつけてやるよ」と闘志を燃やした。
『NJC』でシングルプレイヤーとしての力を見せつけたオージー・オープン。その経験値を今度はタッグの戦いに還元し、さらにパワーアップした姿でIWGPタッグ初戴冠を狙う。だが、毘沙門としても両国では王者の意地を見せたいところ。両チームによるスリリングな攻防に期待が高まる。
■“新鋭”海野が、“屈指の実力者”ザックのNJPW WORLD認定TV王座に挑む!
海野翔太はNJPW WORLD認定TV王者のザック・セイバーJr.の牙城に挑む。
両者は『NJC』2回戦(3.15岡山)で対戦。海野はザック相手にテクニックで真っ向から応戦。終盤、攻守が激しく入れ替わるスリリングな展開の中、一瞬のスキをついたデスライダーで見事3カウントを奪取し、現NJPW WORLD認定TV王者から価値ある勝利を収めた。
その後、海野は3回戦(3.18静岡)でデビッド・フィンレーに惜敗を喫するも、気持ちを切り替えて、次なる標的としてザックのベルトをロックオン。そして、3.21新潟で大岩陵平とのタッグでザック&藤田晃生組を下すと、試合後にTV王座のベルトを掲げてザックに宣戦布告した。
続いてバックステージで海野は「もともとあのベルトは、若手を筆頭に作られたベルトだろ。でもいまのチャンピオンはなんだ? ザックだろ!? それをさ、否定することはないけど、イコール・若手の力が不足してるのか? やっぱり、このタイトルは若手で回さないといけないから」と、新時代を築くべく決意を表明。
一方、百戦錬磨のザックは「ショータ、(TV王座戦の時間制限の)15分はとても短い。これまでのキャリアでの俺の強みは、長引かせて相手を引きずり込むことだった。だがいまは何でもできる。長い試合でも短い試合でも俺が勝利する。王座戦なら、なおのことだ」と、防衛に向けて自信を覗かせた。
これが4度目の防衛戦となるザックとしてはきっちりと『NJC』の落とし前をつけ、長期政権を築きたいところ。それとも海野が変幻自在のサブミッションを切り抜け、シングル王座初戴冠を成し遂げるのか。一瞬も目が離せないテクニカルな戦いが繰り広げられそうだ。
■因縁のL・I・JとJust 5 Guysが6人タッグで激突!
内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIのL・I・Jトリオは、Just 5 Guysのタイチ&金丸義信&DOUKI組と対決。
SANADAのL・I・J脱退、そしてJust 5 Guys加入という局面で実現する、両ユニットによる6人タッグ。重要な戦力を失ったL・I・Jとしては、いまが踏ん張りどころ。鷹木は4.2後楽園でアーロン・ヘナーレと「KOPW 2023」争奪戦に臨むが、ベルトを死守して両国のリングに立つのか、そこも注目ポイントだ。
対するJust 5 Guysはここで勢いを見せ、勝利のバトンをメインのSANADAにつなぎたい。SANADAを巡り、因縁が生まれた両ユニットが熱い火花を散らす。
■タマ&ヒクレオ&ワトと、フィンレー&KENTA&ファンタズモが6人タッグで対峙!
タマ・トンガ&ヒクレオ&マスター・ワトの本隊&G.o.Dトリオは、揺れるBULLET CLUB のデビッド・・フィンレー&KENTA&ファンタズモと対決。
注目はNEVER無差別級王者タマと、フィンレーのマッチアップ。両者は『NJC』準決勝(3.19群馬)で対戦し、フィンレーが勝利。敗れたタマが王者のプライドとして、フィンレーに対抗意識をムキ出しにするのは間違いない。
また、2.11大阪でジェイ・ホワイトを下し、新日本追放のきっかけを作ったヒクレオと、“その後のBULLET CLUB”の遭遇も興味深い。さらに依然、不協和音状態のフィンレーとファンタズモが、共闘姿勢を見せるのかも気になるところだ。
■UNITED EMPIREが、“無法集団”HOUSE OF TORTUREと対決!
ジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレ&フランシスコ・アキラのUNITED EMPIREトリオは、H.O.TのEVIL&高橋裕二郎&SHOと対戦。
コブとEVILは『NJC』2回戦(3.13愛媛)で激突。コブがパワーで圧倒するも、H.O.Tは軍団総出のダーティーファイトで勝利を強奪。そのお仕置きを、コブがド派手に繰り広げるか?
なお、H.O.Tは4.3後楽園で、NEVER無差別級6人タッグ王者チームのSTRONG STYLE(鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮)とリマッチを敢行。そこでベルトを取り戻した場合、UNITED EMPIREにとっては格好の標的になることだろう。
■『Road to SAKURA GENESIS 2023』
・4月1日(土) 16:30開場 18:00試合開始
神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館
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・4月2日(日) 17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
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・4月3日(月) 17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
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・4月4日(火) 17:30開場 18:30試合開始
静岡・ツインメッセ静岡 北館
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■『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA
GENESIS 2023』
・4月8日(土) 15:30開場 17:00試合開始
東京・両国国技館
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