いよいよ3月21日(火・祝)に新潟県長岡市のアオーレ長岡で開催される『NEW JAPAN CUP 2023』決勝戦。その前日である3月20日(月)には同所の市民交流ホールAで前日イベントが行われ、大勢のファンが詰めかけた――。
■『NEW JAPAN CUP 2023』決勝戦・公開記者会見
【司会】渡辺大星リングアナウンサー
●デビッド・フィンレー選手のコメント
フィンレー「まず、なんでこんなにリオとヒロムの話(公開調印式)が長かったのか、ぜんぜん理解できない(※場内笑)。確実に言えることは、中身がまったくなかったと思う(※場内笑)。そして、最近みんなが“いま自分は以前のフィンレーよりよくなっているのか?”ということをよく聞いてくるが、正直に言って俺は、何も新しいものはない。いままでと同じことをやっているだけだ。ただ、この『NEW JAPAN CUP』の中で、石井智宏にクリーンな勝利を収めた。グレート-O-カーンもそう。海野翔太もそう。そして昨日、NEVER無差別級王者のタマ・トンガでさえ、クリーンな3カウントを奪って勝利をあげた。これはもう結果が物語っていること。そしてSANADA、お前は何が変わったんだ!? L・I・Jから抜けて、ただの1人の男となって、お前が俺に対して何ができるのか!? このプロレスでよく俺が言っているのは、タイミングがすべてだということ。いまこのタイミングで俺がBULLET CLUBに入り、お前はL・I・Jから抜けた。俺に対して何ができる!? 俺はこのまま自分の王国を創っていく。いまの俺は乗りに乗っていて、対戦相手に対してかわいそうな気持ちにさえなる。なぜなら対戦相手は俺に勝つ可能性はまったくなく、血にまみれて俺の未来の一部となっていくだけだ。明日勝利したあかつきには、IWGP世界ヘビー級王者が待っている。SANADA、お前が勝つ可能性はまったくない」
●SANADA選手のコメント
SANADA「えー、自分も思ったんですけども、ひとつ前の会見、すごく長いなと思ってて(※場内笑)、疲れちゃいました。いま(バックステージで)菅林(直樹)会長とバッタリ会ったんですけども、菅林会長も『長い』と言っていました(※場内笑)。まあ、本題ですけども、今年になって退団する人がいたり、追放される人がいたり、明日の対戦相手(フィンレー)は久しぶりに日本に帰って来たら悪くなってますし(※場内笑)。あと、いきなり、突然、1番の人気ユニットを辞めるヤツがいたり(※場内笑)。なんか全体的にモヤモヤしてるなぁ~と思ってまして。明日はそのモヤモヤを吹き飛ばすために地元・新潟出身のSANADAが優勝したいと思います(※大拍手)」
●質疑応答
――あらためてお互いの印象をお聞かせ下さい。
フィンレー「俺のSANADAに対する印象を聞きたいのか!? 俺はジェイ・ホワイトの頭蓋骨を叩き割り、史上最高の軍団と言われるBULLET CLUBへ入り、リーダーとなった。対してSANADAはどうだ!? 大人気のL・I・Jを脱退し、ただの1人の何でもないヤツになったじゃないか。そんな俺とSANADAを比較する!? 足元にも及ばない」
SANADA「まぁ、薄々感じてたんですけども、自分はフィンレーと似てるなって思ってました。同じ時期に違うユニット行ったり、お互い髪の毛黒くしたり(※場内笑)。でも、(※人差し指を立て)決定的にひとつだけ違うことがあります。明日は(※手でフィンレーを差し)準優勝、(※手で自分を差し)優勝、この差だけです(※大拍手)」
――優勝すれば4月8日(土)両国国技館でIWGP世界ヘビー級王座に挑戦となりますが、このことを現時点で意識されていますか?
フィンレー「明日は間違いなく俺が優勝して、両国でオカダ(・カズチカ)に挑戦する。俺は現時点で最高のレスラーであるし、最高の家族から生まれて、最高の軍団であるBULLET CLUBに所属している。たったひとつ俺の中で成し遂げていない欠けているものがあるとすれば、それはIWGP世界ヘビー級王者になることだ。絶対に成し遂げる。これは俺の運命だ」
SANADA「いまのチャンピオンとは、2019年のころ、自分はよくシングル(マッチで)、決勝戦とかベルトを懸けて彼とやり合って、彼からも『ライバルだ』と言ってもらえたんですけども…ちょっとマイク持ってもらっていいですか?(※と言って渡辺リングアナにマイクを持たせ、右手でオカダの位置、左手で自分の位置を示す) まあ、こうやって(同じ高さで)やり合ってたわけじゃないですか?(※場内笑) で、そこから自分はこうなったんですよね(※左手を下げる)。で、明日、優勝することによってこの差をちょっとずつ縮めて(※左手を少しずつ上げる)、4月の両国でベルトを獲って、こうさせたいですね(※左手を右手より高く挙げる)」
――いまちょうど話に出ましたが、SANADA選手は2019年以来の決勝戦進出。そのときの会場もアオーレ長岡でしたが、意識しますか?
SANADA「うーん…やっぱり『NEW JAPAN CUP』の決勝は、アオーレ長岡が1番いいと思うんですよ(※大拍手)。全国いろんな会場行くんですけども、なんでアオーレ長岡が1番いいかというと、日本で1番美しい会場だからです(※大拍手)」
フィンレー「(※渡辺リングアナの進行を遮り)ちょっと待ってよ、オイ!? この会場が日本で1番美しい。この町が日本で1番ベスト!? オイ、ふざけんなよ。クソみたいな町じゃねぇか。古くて、何もなくて、こんな所が1番なんて言ってるなんて、お前ちょっとおかしいんじゃないか!? ウソ言うなよ」
SANADA「…(※無言で笑みを浮かべて通訳へ拍手を贈ると場内が大拍手に包まれる)」
■『NEW JAPAN CUP 2023』<決勝戦>
3月21日(火・祝) 15:30開場/17:00開始
新潟・アオーレ長岡
★チケット情報/★対戦カード
●第8試合 時間無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2023」決勝戦
SANADA
VS
デビッド・フィンレー
- 2023.3.20
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