ROHのサブクライブサービス『ROH HONOR CLUB』エピソード003に、LA DOJOのクラーク・コナーズが参戦。番組のメインイベントにて、AEWのウィラー・ユウタが保持するROHピュア王座に初挑戦した。
昨年の『BEST OF THE SUPER Jr.29』に出場している両者だが、この時はブロックが分かれたことで対戦は実現せず。
試合は、じっくりとしたテクニカルなレスリング勝負からスタート。ロープワークから、コナーズのショルダータックル一閃。さらに、おたがい強烈な逆水平チョップを打ち合う展開に。
ユウタは一瞬のスキから、グラウンドに持ち込む左腕を固めるとコナーズはロープエスケープ。
コナーズはバックの取り合いからブレーンバスター。ここから、対角線に走りこむが、ユウタはカウンターで卍固めに捉える。再びエスケープするコナーズ。
ユウタは、鮮やかなフィッシャーマンズスープレックスから、コナーズの左腕に狙いを定めていく。ユウタは、一瞬リング下に落ちかけるも、ロープの反動でカムバック。だが、そこへコナーズが突進しての強烈タックルを浴びせる。
勢いづくコナーズは対角線を走っての串刺しエルボー、串刺しタックル、スープレックスかたのストンプ攻撃から、狙いを定めたスピアー攻撃はユウタがかわして不発。
反撃のユウタは対角線を走りこんでの串刺しラリアット、トップロープからのナックル攻撃。すっくと立ち上がって、ユウタは強引に投げっぱなしジャーマン。だが、コナーズもすぐさまスピアーで逆襲するとダブルダウン状態に。
場内、両者へのコールが巻き起こる中、座り込んでのエルボー合戦。コナーズのエルボースマッシュ、ユウタの両足ドロップキック、さらにユウタは左腕をめった打ちにして、コナーズの足を固めた状態で、左腕を拷問サブミッション攻撃。
これを強引に外したコナーズ。ユウタは背後から襲い掛かると、顔面に反則のパンチ攻撃。コナーズも一瞬のスキから、丸め込み。続いて、切り返しからアンクルロックで捕獲すると、たまらずユウタはエスケープ。
コナーズは投げっぱなしジャーマンから、豪快なパワースラムで畳みかけると雄たけび。
だが、ユウタもコナーズの左腕をガッチリ固めてグラウンドサブミッション。コナーズがエスケープを試みようとしたところを、クルリと体勢を入れ替えて、得意のシートベルトクラッチで電撃的にカウント3を奪取。
見事に王座を防衛してみせたユウタ。試合後は、ベルトを掲げたあとで、コナーズに握手を求め、コナーズもこれに応じた。
ここでマイクを握ったユウタ。「俺は、まだROHピュアチャンピオン・ウィーラー・ユウタとしてここに立っている。今から2週間前、俺は皆にこう言ったはずだ。ブラックプール・コンバット・クラブが世界最強のユニットだってな! (王者として)俺はティモシー・サッチャーだけでなく、LADOJOのクラーク・コナーズも倒した。LADOJOは世界一の道場だ。けど、俺はもう練習生じゃないことを考えると、“師匠”に挑戦する時は今かもしれないな」と意味深な発言。
さらにリング中央に、“あぐら”の体勢で座り込むと、「つまり、俺はこのROHピュア王座を賭けてある人物を倒すまでは休まない。その人物は、カツヨリ・シバタだ!」と驚きの発言。
時期こそ明言しなかったものの、ROHピュア王者の防衛戦の候補として、大胆不敵に柴田勝頼の名前を挙げたユウタ。その柴田は、昨年12.28両国国技館『INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国』でトム・ローラーと対戦しているが、2023年はまだ試合出場がない状態。
『NJPW STRONG』にも上がっていたユウタだが、実現すれば柴田とユウタのリング上の対戦は初。王者として爆弾発言を放ったユウタ、はたして柴田からの返答は?