『NEW JAPAN CUP 2023』2回戦が行われる3月11日(土) 愛知・愛知県体育館の全対戦カードが決定した。

　
■『NEW JAPAN CUP 2023』      
3月11日(土) 15:30開場 17:00試合開始      
愛知・愛知県体育館（ドルフィンズアリーナ）  
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■メインでは『NJC』2回戦で、吹っ切れたSANADAがシードのKENTAと激突！

メインイベント（第8試合）は『NEW JAPAN CUP 2023』2回戦として、SANADAとシード選手のKENTAが激突。

この数カ月にわたりスランプに陥っていたSANADAは、3.5後楽園の『NJC』1回戦でタイチと対戦。戦前、「自分に残されたチャンスは『NJC』」と不退転の決意を表明していたSANADAだが、序盤はタイチの猛攻の前に劣勢に。しかし、タイチが「そんな中途半端な気持ちなら辞めちまえ！」と厳しい言葉を投げかけると、SANADAは怒濤の反撃。最後は新技の変形DDTでタイチを下し、バックステージで「今日の試合で迷いはなくなったよ」と吹っ切れた表情を見せた。

　
対するKENTAは今回の『NJC』にSTRONG無差別級王者として出場。その初戦の相手がSANADAに決定すると、3.6大田のバックステージで「（SANADAは）スランプとか言ってるけど、俺は数年前とかアメリカでもっとヒドい状況やってるから。1回勝ったぐらいで抜け出せるなんて、そんなのないから。もう1回、次でさらにどん底に落としてやるよ！　楽しみにしとけよ」と、自身の経験を踏まえながら不気味に宣戦布告。

両者はこれまで2019年と2020年の『G1 CLIMAX』公式戦、さらに昨年秋のNJPW WORLD認定TV王座トーナメント2回戦で対戦し、いずれもSANADAが勝利。約5月ぶりの対決でKENTAが、復活の狼煙を上げたSANADAを再びどん底に突き落とすのか？　それともSANADAが1回戦突破の勢いを駆って、狡猾なKENTAを撃破するのか？　

■セミの『NJC』2回戦は内藤とオーエンズのシングル初対決！

セミファイナル（第7試合）の『NEW JAPAN CUP 2023』2回戦では、内藤哲也がシード選手のチェーズ・オーエンズとシングル初対決。

内藤は3.5後楽園の『NJC』1回戦でエル・ファンタズモと、こちらも初シングルで対峙。終盤の大技の攻防の中、ファンタズモはサドンデスからCRⅡを狙うが、内藤はうまく回避すると、ポルポ・デ・エストレージャで電光石火の3カウントを奪取した。

その試合後、内藤は2回戦で当たるオーエンズには触れず、「その先、3月17日、ここ後楽園ホールにて行われる3回戦、俺の目の前にSANADAが立ってるような気がしてしょうがないんだ。その状況を俺は望んでいるし、きっとSANADAも俺の期待に応えてくれるでしょう」と、L･I･J対決を見据えてコメントを残した。

一方のオーエンズは今シリーズ、3.8福島から参戦。内藤は眼中にないとばかりにオーエンズに言及しなかったが、BULLET CLUBきってのクセ者である“ザ・クラウン・ジュエル”は、けっして侮れない相手。ジェイの新日本追放、そしてデビッド・フィンレーのBULLET CLUB電撃加入と揺れ動くユニットの中で、オーエンズとしては内藤相手に番狂わせを起こし存在感を示したいところ。

共にフィニッシュへの布石として、首攻めを得意とする両者。心理的駆け引き含め、試合巧者二人が見応えある攻防を繰り広げるのは必至だ。

■第6試合は名誉挽回を狙う“ドリームタッグ”オカダ＆棚橋が、海野＆成田の“新世代タッグ”と対決！

第6試合は既報カード、オカダ・カズチカ＆棚橋弘至のドリームタッグと、海野翔太＆成田蓮の新世代タッグが激突。

オカダ＆棚橋は3.6大田『旗揚げ記念日』で、毘沙門の保持するIWGPタッグに挑戦。白熱の攻防を繰り広げ王座戴冠への執念を見せるが、最後は棚橋が奈落の前に撃沈。あと一歩のところでベルトを逃すも、試合後には「これで終わりじゃない。みなさんに夢を届ける、夢を見させるような戦いを見せるのがドリームタッグだと思うので」（オカダ）、「オカダには申しわけないと思う。このままじゃ終われない」（棚橋）と、それぞれ前向きなコメント。王座戦を経て、タッグチームとしての絆を深めた。

一方の海野＆成田は現在、共に『NJC』にエントリー。海野は1回戦で高橋裕二郎（3.6大田）を撃破し、成田は3.8福島でEVILとの1回戦を控えている。『NJC』出場中にタッグでの大一番を迎えることになるが、新日本の顔ともいえるオカダ&棚橋との対戦に、次代を担う二人が気合充分なのは間違いない。

ただ、気になるのが同期のライバルでもある海野と成田のチームワーク。二人は3.5後楽園にて8人タッグで同じコーナーに立ち勝利を収めるも、試合中に連携は見られず、さらに成田は勝ち名乗りを受けることなく、一人足早に退場している。

果たして海野＆成田は3.11名古屋では、共通の敵を打ち破るべくタッグとして機能するのか、それとも単独プレーに走ってしまうのか。そのあたりが勝負の鍵を握ることになりそうだ。

■第5試合は後藤＆YOSHI-HASHI＆本間vsオスプレイ＆デイビス＆フレッチャー！

第5試合は後藤洋央紀＆YOSHI-HASHI＆本間朋晃vsウィル・オスプレイ＆マーク・デイビス＆カイル・フレッチャー。

この試合は『NJC』の結果次第で、さまざまな図式が浮かび上がってくる6人タッグ。YOSHI-HASHIとフレッチャーは、前日の3.10山梨の『NJC』1回戦で激突。もしフレッチャーが勝利した場合は、3.12滋賀の『NJC』2回戦でシード選手の後藤と対峙。逆にYOSHI-HASHIが勝利すれば、後藤と毘沙門対決に臨むことに。

また、デイビスが3.8福島の『NJC』1回戦で矢野通を下した場合、3.13愛媛ではオスプレイと同門対決を迎える。これら『NJC』1回戦の結果を踏まえ、注目してほしい一戦だ。

■第4試合は石井＆YOH＆ラッシュvs鷹木＆ヒロム＆BUSHI！

第4試合は石井智宏＆YOH＆リオ・ラッシュvs鷹木信悟＆高橋ヒロム＆BUSHI。ラッシュとヒロムにとっては、3.21新潟のIWGPジュニアヘビー級王座戦の前哨戦となる。

YOH＆ラッシュとヒロム&BUSHIは、3.6大田での『旗揚げ記念日』スペシャルジュニアタッグマッチで激突。YOHのアシストを受け、ラッシュは終盤にヒロムをラッシュアワーで排除すると、返す刀でBUSHIをファイナルアワーで撃沈。ヒロム&BUSHIとしては、その雪辱を果たしたいところ。真っ向勝負が信条の石井と、KOPW2023保持者・鷹木の肉弾戦にも期待が高まる。

■第3試合はJust 4 GuysとH.O.Tが8人タッグで総力戦！

第3試合はJust 4 Guysのタイチ＆金丸義信＆DOUKI＆TAKAみちのく組と、H.O.TのEVIL＆高橋裕二郎＆SHO＆ディック東郷組が8人タッグで総力戦。

Just 4 Guysは先シリーズの2.4札幌でタイチがオスプレイ、金丸&DOUKIがIWGPジュニアタッグ王座戦でTJP&フランシスコ・アキラ組に揃って敗北を喫し、さらにタイチは3.5後楽園の『NJC』1回戦でSANADAに惜敗。まだ結果を残せていないJust 4 Guysとしては、ここが踏ん張りどころだ。

一方、H.O.Tも2.11大阪で鈴木みのる＆エル・デスペラード＆成田組に破れNEVER6人タッグ王座から陥落。こちらも巻き返しを虎視眈々と狙っている。

共に現状打破を目論むユニット同士、激しい戦いが繰り広げられそうだ。

■第2試合はザック＆藤田がフィンレー＆ファンタズモと対峙！

第2試合はNJPW WORLD認定TV王座ザック・セイバーJr.が藤田晃生を引き連れ、デビッド・フィンレー＆エル・ファンタズモ組と対峙。

注目は3.6大田で衝撃のBULLET CLUB入りを果たしたフィンレー。悪の道を歩むことを決断したフィンレーは、昨年のNJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント2回戦で敗北を喫しているザックに、どのような戦いを仕掛けるのか。なお、フィンレーが3.15岡山でグレート-O-カーン、同じくザックが海野翔太を破れば、両者は3.18静岡の準々決勝で対峙することに。

また、ファンタズモは3.6大田の第1試合出場後、バックステージで「オマエらはあとにならないとわからないかもしれないが、先に言っといてやる。ヤな気分になるぜ」とコメント。そのあと、フィンレーのBULLET CLUB入りが判明。これにファンタズモが不満を抱いているのかどうか、両者のチームワークもチェックポイントだ。

■オープニングマッチはタマ＆矢野＆ロイベvsコブ＆オーカーン＆ヘナーレ！

オープニングマッチはタマ・トンガ＆矢野通オスカー・ロイベvsジェフ・コブ＆グレート-O-カーン＆アーロン・ヘナーレ。

ヘナーレは3.10山梨の『NJC』1回戦で鷹木を打ち破ると、3.12滋賀の2回戦でNEVER無差別級王者のタマと激突。その場合、ヘナーレとタマにとっては、この6人タッグは前哨戦となる。

また、UNITED EMPIREの力強い連携に対し、若獅子ロイベがどう立ち向かうのか、そちらにもぜひ注目してほしい。
　

■『NEW JAPAN CUP 2023』      
・3月8日(水) 17:30開場 18:30試合開始       
福島・ビッグパレットふくしま  
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・3月10日(金) 17:30開場 18:30試合開始
山梨・アイメッセ山梨   
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・3月11日(土) 15:30開場 17:00試合開始      
愛知・愛知県体育館（ドルフィンズアリーナ）  
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・3月12日(日) 16:00開場 17:00試合開始      
滋賀・滋賀県立文化産業交流会館・イベントホール
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・3月13日(月) 18:00開場 19:00試合開始      
愛媛・アイテムえひめ
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・3月15日(水) 17:30開場 18:30試合開始
岡山・ジップアリーナ岡山
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・3月17日(金) 17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
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・3月18日(土) 17:30開場 18:30試合開始
静岡・アクトシティ浜松
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・3月19日(日) 17:30開場 18:30試合開始
群馬・Gメッセ群馬
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・3月21日(火・祝) 15:30開場 17:00試合開始 
新潟・アオーレ長岡　＜決勝戦＞
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