ROHのサブクライブサービス『ROH HONOR CLUB』エピソード1に、TMDKのザック・セイバーJr.選手が出場。ブレイク・クリスチャンを相手に、番組内の中で、NJPW WORLD認定TV王座のタイトルマッチが急遽行われた。
先日のサンノゼ大会ではクラーク・コナーズを相手に2度目の防衛に成功したばかりの王者・ザック。今回は『NJPW STRONG』でもおなじみのハイフライヤーであるブレイク・クリスチャンを相手に3度目の防衛戦に挑んだ。
試合は、ザック得意のグラウンドレスリングからスタート。ザックが圧倒するかと思いきや、クリスチャンも必死に食らいついていく。だが、サーフボードストレッチから、腕絡みの攻防をしつこく仕掛けていき、左腕を踏みつけて場内にアピール。
クリスチャンはスピーディなロープワークで活路を見出し、ザックにショットガンドロップキックで反撃。場内の歓声をバックに、背面飛びのプランチャを狙ったが、なんとコレは場外のザックがキャッチしてネックロック。さらにエプロンで首をひねるネックツイストで主導権を奪わせない
ザックは顔面蹴りでクリスチャンを挑発、強烈なエルボーから、再びネックロック。だが、クリスチャンも低空ドロップキックから、619、スプリングボード式のボディアタックで攻め込んでいく。
さらにザックの足元をつかんで、反り上げるようにコーナーに向けて放り投げると、ザックの後頭部にハイキック。バックドロップからのカウントに入るがこれは2で返される。
ザックは一瞬のスキからフロントネックロック、そこからスープレックスをお見舞い。強烈なエルボースマッシュ連射で場内アピール。クリスチャンはエプロン際におびき寄せ、スピアーを食らわせると、背面飛びのプランチャで場内を沸かせる。さらにスプリングボード式のニーアタック。
だが、一瞬でクリスチャンを捉えたザックは奇想天外なサブミッションで再度攻勢に。強烈なミドルキック。クリスチャンも強烈な逆水平チョップを放てば、ザックは掌底のようにパンチ、エルボースマッシュで応戦。
クリスチャンもカウンターのスパニッシュ・フライで反撃も、ザックはいつの間にか左腕を固めていく。これを強引にバスターで返していくクリスチャン。試合終盤、クリスチャンはスーパーキックから、垂直落下式のブレーンバスター、さらにハンドスプリングの勢いでハイキックを食らわせる。
試合終盤、スプリングボードでザックに向かって回転しながら飛び込むも、これはザックがグラウンドでクモのように捕獲。一気にサブミッションで締め上げて、クリスチャンからタップアウト勝利を奪った。
試合後、クリスチャンはザックをにらみつけながらも、ガッチリと握手を交わした。