プロレス界随一の論客・“GK”金沢克彦氏の独特の視点から、現在進行形の新日本プロレスに関するコラムを続々レポート(不定期連載)!!
今回は「オカダvs清宮、L・I・Jvs金剛5番勝負、武藤が内藤を引退試合の相手に指名!“事件続出”の1.21横浜アリーナを大総括!」
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■ところが、この4選手のなかでもっとも闘志を燃やしていた男は、清宮だった。
昨年の1・8横浜アリーナで実現した新日本プロレスvsプロレスリングNOAH(以下、ノア)の全面対抗戦はじつに刺激的で、直前に開催された1・4&5東京ドーム2連戦を食ってしまうほどの大盛況だった。
あれから1年ぶりの対抗戦は、1・4東京ドームのバックヤード(インタビュールーム)に拳王率いる金剛が乗り込み、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに宣戦布告するカタチで両団体に火が点き、21日の横浜アリーナで実現した。
今大会の目玉は、ロス・インゴvs金剛によるシングル5番勝負。ところが、その前のタッグマッチで事件が起こった。オカダ・カズチカ&真壁刀義vs清宮海斗&稲村愛輝。オカダは現IWGP世界ヘビー級王者で、清宮は現GHCヘビー級王者と団体の看板を背負っている。
ただし、戦前注目されていたのは、真壁と稲村の絡みだった。というのも、ノアが有明アリーナに初進出した昨年の10・30有明アリーナ大会の6人タッグ戦(武藤&丸藤&稲村vs棚橋&真壁&本間)で、真壁と稲村がボコボコにやり合ったから。
それ以前に石井智宏と稲村もやり合っていたが、やはり類は友を呼ぶというか、真っ向肉体勝負の似た者同士は自然と惹きつけ合う運命にあるようだ。
ところが、この4選手のなかでもっとも闘志を燃やしていた男は、清宮だった。
昨年の1・8横浜アリーナのメインイベントで実現したオカダ&棚橋弘至vs武藤敬司&清宮のタッグ頂上対決
ノアの若きエースである清宮は、オカダと棚橋に小僧扱い(?)されてしまった。地力の差を見せつけられたうえで、オカダのレインメーカーに轟沈した。これ以上の屈辱はない。悔し泣きする清宮。そこへオカダが追い打ちをかけた。
「こんなんで泣いてんじゃねーぞ! 帰れ、邪魔だ!」
■場外で両者の大乱闘が始まる。なんとオカダは頭突きまで繰り出した。完全にブチ切れている。
清宮にとっては、おそらくレスラー人生で最大の屈辱と挫折を味わったことだろう。あれから1年、清宮の視界にはオカダしか入っていなかった。両軍が対峙すると、清宮は先発にオカダを指名。しかし、オカダはそれを無視するかのようにコーナーに下がった。
先発は真壁と稲村のぶつかり合い。スイッチしたオカダが稲村をチンロックに捕えた。そこでカットに入ってきた清宮がオカダを蹴りつける。ところが、何ごともなかったかのように涼しい顔のオカダ。次の瞬間、清宮がオカダの顔面を蹴り上げた。
この一撃でオカダの額が切れて流血。額を切られたオカダが文字通りキレた。場外で両者の大乱闘が始まる。なんとオカダは頭突きまで繰り出した。完全にブチ切れている……。
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