今年、プロデビューから20周年を迎えた田口隆祐。それを記念し、田口監督の濃厚な半生を振り返る連載インタビューがスタート!
第4回は「よみがえる若手時代のヨシタツ伝説! 後藤との友情エピソードや、決死の覚悟で臨んだデビュー戦も激語り!」
聞き手/鈴木佑
撮影/中原義史
★以下、インタビューの序盤を無料公開!!
僕が「戻ってくるのを待ってるから」と言ったら、後藤も「絶対に帰ってくる」と返してくれて
――今回は田口さんの寮生時代について伺わせていただきたいのですが、当時の寮長というと?
田口 入ったときは棚橋(弘至)さんが寮長で、そのあとは矢野(通)さんが引き継いでました。
――当時からリング外の棚橋選手は穏やかだったそうで。
田口 そうですね、先輩がたの中でもとくに優しかったと思います。棚橋さんが怒ったところを見た記憶もないですし。
――逆に矢野選手は鬼の寮長だったらしいですね。
田口 たしかに矢野さんは厳しいんですけど、べつにちゃんとやっていれば理不尽に怒鳴られたりすることはなかったです。ただ、一人だけ問題児がいて、ソイツが何かやらかすと連帯責任になるというか……。言うまでもなくヨシタツ(当時・山本尚史)なんですけど(笑)。
――やらかすというのは具体的には?
田口 たとえば、掃除一つ取っても、任されたことをちゃんとやらないんですよ。そうすると「全員集まれ!」となってお叱りを受けたり、罰としてスクワットをさせられたり。そういうことがけっこうあったと思います。
――そこは怒られたあと、同期のみなさんでヨシタツ選手に抗議をするわけですか?
田口 いや、「山本だからしょうがねえか」みたいな感じでしたね(笑)。みんな、「また、アイツのせいか」とは思ってたでしょうけど、それをわざわざ本人に言うこともなかったというか。
――ヨシタツ選手も自分のせいという部分で悪びれたりはするんですか?
田口 あ、それは全然なかったです(笑)。たぶん、本人はなんで怒られてるのか、あんまりわかってなかったんじゃないですかね。
――大物の片鱗を感じさせるというか(笑)。
田口 当時よく覚えてるのが、自分が入門して1週間くらい経った頃に若手全員が電話インタビューを受ける機会があったんですけど、「練習は厳しいですか?」という質問に対し、ヨシタツが「全然平気です!」って答えたんですね。そのやりとりを聞いてた小林邦昭さんに……
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