3月24日、新日本プロレス事務所にて、4月3日後楽園ホール大会「NEW DIMENSION」で争われるIWGPヘビー級選手権試合の調印式が行なわれ、王者・棚橋弘至選手と挑戦者・永田裕志選手がそれぞれ意気込みをコメントした——。
※立会人はIWGP実行委員会・小林邦昭氏
■両選手のコメント
永田「待ちに待ったIWGP選手権挑戦が決まりまして、いま、すべておいて充実した状態で臨めることによろこびを感じると共に、4年ぶりにこのベルトを自分の腰に取り戻す。この一点で、全力で挑戦して勝ち得たいと思います。試合を勝つのは当然のこと、新日本プロレス最高峰の闘いをした上で、僕の土場にチャンピオンを引きずり込んだ状態での試合内容にして、ベルトを取り戻したいと思います」
棚橋「『NEW JAPAN CUP』の公式戦を見ていまして、永田選手のコンディションのよさは異常! そのへんがまず脅威。で、シングルでいい試合を続けられると、選手としても乗ってくるんで、そのへんの勢いもすごく感じます。(IWGP戦は)4年ぶりなんですけども、この4年間のあいだに僕がチャンピオンのときが何度かあって、そのときに1度も永田選手の挑戦がなかったということで、実はホッとしてる部分もあって。やっぱり若い頃から永田選手とは厳しい闘いをしてきましたんで、どこか自分の潜在意識の中で苦手意識じゃないですけど、そういう部分があって。いま、永田選手も『自分の土場に引き込んで』と言われましたけど、過去を思い返してみて、永田選手との試合で、なかなか自分の試合をさせてもらったことがない。『自分の試合で勝った』という感覚があんまり記憶にないので。今回、4年ぶり、タイトルマッチ、最高のシチュエーションで。で、お互い本隊同士。ホントに純粋にプロレスを、ピュアな闘いに集中できる最高の状態なんで、試合には大いに期待して下さい。あと、チャンピオンとして、俺の中では前回(2月20日)の仙台のサンプラザホールの『棚橋』コールが、いま俺の中で鳴り響いてるんでね。そういう気持ちをしっかり持って、タイトルマッチを闘って必ず勝ちます」
- 2011.3.24
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