3月8日、都内にて、全日本プロレスが3月21日(月・祝)に行われる『2011プロレスLOVE in 両国 Vol.11』両国国技館大会の全カード発表会見を行った。
新日本プロレスからは、鈴木みのる&船木誠勝組と対戦する獣神サンダー・ライガー、永田裕志が出席した。
永田とライガーが着席後、続いて登場した鈴木みのるが座っているライガーをのぞきこむように挑発すると、ライガーと永田がいきり立ち、ライガーは「なんだコラ!?」と吼えながら、机をひっくり返して、いきなり一触即発!
全日本の内田取締役が、「この試合は両国にふさわしいスペシャルマッチ。自分もいちプロレスファンに戻って非常に観たい試合です」と夢の組み合わせに期待を込めたが、会見自体は、ピリピリした空気が支配する挑発合戦が展開した。
■選手のコメント
ライガー「意気込み? 意気込みも何も、あんな態度とられて、黙っているわけにはいきませんからね。永田とぶっ潰しにいく……そういう試合になるんじゃないですか? 今日は記者会見ですから、あんなことする必要はないんです。考えろって!?」
永田「え〜、全日本プロレスのリングは6年半ぶりくらいに参戦することになりましたが……。ま、そんなことはどうでもいいや! ってとこですね。1月4日にボクのバックドロップ3連発で、性格の悪い男を破壊しまして、その後、鈴木から『もう一丁やってやる』という言葉を聞いてたんで、『いつ舞台を用意してくれるのかな?』と思った矢先、全日本の両国大会を用意してくれた……と思ったら、『なんだよコレ、船木さんが用意してくれた舞台じゃねぇか?』『口先だけかよ?』とちょっと拍子抜けしましたが、そこは船木さんに感謝して、目いっぱい闘いたいと思います。どうもありがとうございます」
船木「このタイミングで、新日本勢と闘えることに感謝してます。ありがとうございます。あとはこの試合をキッカケに新しい流れが始まればと思ってます……よろしくお願いします」
鈴木「え〜〜。そこのツノと敬礼バカが、キャンキャンキャンキャン吼えてうるせぇからさ? しつけてやろうかなって。似合わないカッコして、汚ったない格好してるクセに? なぁ? だいたいさ、全日本プロレスのリングにさ、汚ったないライオンの旗、掲げてさ、来るんでしょ、君ら? ちゃんと旗持って来いよ? ビリッビリに破いてやるからさ? ねぇ? 新日本プロレス代表さん?(笑)。
俺はさ、俺の愛する全日本プロレスを代表して闘っちゃおうかな〜、なんて思っちゃってる。……オイ、おめーだよ! おめーだよ!! (永田に向けて挑発)。オイ、そこにいる白いツノもそうだよ? いくら、船木がセンチメンタルな気分で、同窓会気分で、試合をやろうとしても、俺が入ったらそうはいかねぇからな? 両国で敬礼バカとツノをブン殴れる……そういう楽しみで、いっぱい。あと何日かあるけど眠れない日々が続きそうで〜す。終わり!」
■質疑応答
——船木さん、鈴木さんとは考えに温度差があるようですが?
船木「これでいいと思います。これが、このタッグマッチの色だと思うんで、それぞれの気持ちで挑んでくれれば」
——ライガーさん、船木さんとリングで再会するのに特別な感慨は?
ライガー「センチメンタルな気分どうこう言うのなら、それはないし。リングに上がれば自然とブツかり合う……それが俺たちですから。そんな気分に浸っているつもりもないし! どっかのクソバカが言っていたようなつもりは毛頭ないし! 隣の永田選手もそれは一緒だと思います」
——永田さん、鈴木さんが言うように、新日本の旗を持ってくるつもりは?
永田「……旗ですか? ま、持ってっても持っていかなくてもいいけど。なんか、ちょっとこういう会見に出ると、立ち位置が変わって感じたのは、いつもより(鈴木は)迫力ないですね?(笑)」
ライガー「ハハハハハ!」
永田「アウェイに乗り込んでくる気持ちがわかるというか。逆にホームってのは、こうなっちゃうんですかね?(笑)」
——鈴木さん、反論があれば?
鈴木「……質問と答えが違うじゃねぇか? アイツは日本語、理解できないんで! オメーは敬礼100回くらいやってりゃいいじゃねぇか? で、白目むいてりゃいいじゃねぇか? それで……」
永田「(さえぎって)なんか、おもしろくないね?みなさん 記事にならないでしょ? いつもはもっとおもしろいけど、ホームを気取るとこうなるのかもしれない」
ライガー「ハハハハハ!」
永田「これが弱点かもしんないね? ハハハハ!」
鈴木「と、妖怪がしゃべってます。気持ち悪いね? だんだん、腹たってきたんで、そろそろ殴っていいすか? 殴りたいんすけど?」
ライガー「なげーよ! こっちは飽き飽きしてんだよ! 早く終われよ!」
鈴木「うるせーよ! なんだ、ツノ? 酔っ払いか? チビ? 終わらねーよ!」
ライガー「うっとおしい。終われ!終われ!」
鈴木「ウルセ〜、チビ! 絶対終わらねーよ?」
ライガー「じゃあ、いつまでもやっとけよ? やっとけ、やっとけ!」
険悪な空気の中、最後はフォトセッションを求められた4人だったが、鈴木は一人部屋を退室。これを見た永田は、「フフフ。バツが悪かったみたいですね?」と苦笑しながらも、「じゃご要望にお答えして…」と言いながら、「ディヤッ!!」と堂々と敬礼を決めた。
スリーショットに収まった船木とライガー、船木と永田はガッチリ握手を交わして、クリーンファイトをアピール。
さらに全選手揃っての記念撮影の退場時、鈴木はかたわらにいた橋本大地選手を先に出るようにうながしたが、その次の瞬間、かたわらのイスを永田めがけてキック! これで掴みあい寸前の乱闘騒ぎが勃発! これを止めたライガーも鈴木から挑発を受けると、完全にブチキレ!
なんとか騒ぎが収まったあとも、あまりの鈴木の傍若無人ぶりに、永田は「そんなに溜まってんのアレ? 日ごろの試合で? 一度、試合見に行ってやろうか?」と視察も示唆。
鈴木の執拗な挑発三昧で、一気にケンカマッチのムードが高まるも、4人の複雑な思惑が交錯するスペシャルタッグマッチ、試合の行方はどうなる?
大会の詳細、チケットは全日本プロレスホームページまで!
- 2011.3.8
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