■プロレスリング・ノア
「The Weekday Navig. 2011 in Korakuen」
2月16日(水) 後楽園ホール
第8試合 60分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
○ジャイアント・バーナード
カール・アンダーソン
(14分27秒 バーナードライバー→片エビ固め)
×齋藤彰俊
杉浦貴
■試合経過
3月5日ノア有明コロシアム大会で行われるGHCヘビー級選手権試合の前哨戦。9度目の防衛戦に挑む王者・杉浦と、挑戦者に指名されたバーナードが、タッグマッチで激突した。
バーナードとアンダーソンがIWGPタッグベルトを持参して登場すると、場内が大ブーイングに包まれる。続いて、GHCヘビー級ベルトを腰に巻いた杉浦が現われると、ブーイングが大声援に変わる。しかし、選手コールの際に、アンダーソンがマシンガンパフォーマンス(※音つき)を敢行すると、またもや場内に大ブーイングが巻き起こった。
齋藤とアンダーソンの先発で試合がスタート。アンダーソンがロープ際で不意打ちを食らわせると、齋藤はカウンターキチンシンク、滞空式ブレーンバスターで反撃。そこからタッチを受けた杉浦は、アンダーソンに攻撃すると見せかけて控えのバーナードにフロントハイキック。怒ったバーナードがタッチを受け、杉浦と対峙する。
バーナードがフロントハイキックで杉浦を倒すと、アンダーソンが乱入してジャンピングボディプレス。これにバーナードも同じ技で続き、さらにセントーンも交互に投下する。ここから場外戦となり、アンダーソンが杉浦に追い討ちをかける。
その後、バーナードが串刺しボディアタックで杉浦を押し潰し、アンダーソンとの合体技ブーツ・オブ・ドゥームを炸裂させる。苦しくなった杉浦は、カウンタースピアーで反撃して脱出に成功。
齋藤対アンダーソンの場面。齋藤が、かかと落とし、チョークスラム3連発、雪崩式ブレーンバスターと畳み掛ける。そして、替わった杉浦は、串刺しフロントハイキック、串刺しニーアタック、ジャーマンスープレックスをアンダーソンに食らわせる。だが、アンダーソンはスピニングスパインバスターで反撃し、バーナードとスイッチ。
バーナードは、サイドバスター、串刺しボディアタック、コーナープレス、ネックハンギングボムで杉浦に追撃し、アンダーソンとの合体技マジックキラーの体勢に入るものの、齋藤がカット。すると杉浦は、ブレーンバスターを仕掛けたバーナードを逆に投げ捨て、齋藤とタッチ。
齋藤は、串刺しニーアタック、ジャーマンスープレックスホイップ、ラリアットでバーナードに追撃。そして、杉浦とトレイン攻撃を敢行するが、バーナードが両腕ラリアットで逆襲。さらに、バーナードが串刺しボディアタックを齋藤に食らわせると、アンダーソンがジャンピングフロントハイキックで追撃。そして、今度こそ合体殺法マジックキラーが炸裂し、最後はバーナードがバーナードライバーで齋藤を轟沈した。
試合後、バーナードが杉浦を捕獲し、パワーボムでエプロンに叩きつける。そして、マイクを掴むと「シンニホンプロレス・イチバーン!!」と絶叫し、大ブーイングを浴びた。
そして、バックステージに戻ったバーナードとアンダーソンは、テレビカメラに向かって自分たちの実力をアピール。さらに、GHCヘビー級選手権試合でのバーナードの勝利を高らかに宣言した。
その直後、2人は東京スポーツの岡本記者を捕まえてもみくちゃにすると、なんとマジックキラーの体勢に入る。幸いにして技は敢行されなかったものの、バーナードとアンダーソンは「ファ○キン・ニュースペーパー!」などと岡本記者に暴言を浴びせ、怒りの表情のまま控え室へ消えた。
【写真:山本正二】