もう一回、獲っちゃうぞ、バカヤロー、オイ! 1月30日(日)後楽園ホールで、因縁の真壁刀義と“新王者”棚橋弘至への挑戦権を賭けて激突する小島聡。昨年、両国を震撼させた二人の再激突に、小島は何を思うのか? いまの心境を開幕戦で直撃インタビュー!!
★「ヤツの顔面にニードロップを落とす!」1.30小島戦へ向け、真壁刀義直撃インタビュー!!
■ベルトは失いましたけど、一番感慨深かったドーム大会でした
——今日は、1月30日後楽園の真壁戦について、うかがわせてください!
小島 ハイ、よろしくお願いします。
——その前に、あらためて1.4東京ドーム大会はいかがでした?
小島 そうですね。やはり、過去に何度もドームに出場しましたけど、そのすべてのドームとも違う特別なものがありました。自分の思い入れ、王者としての立ち位置……。ベルトは失いましたけど、一番感慨深かったドーム大会でしたね。
——ベルトを奪われた相手・棚橋弘至に関しては?
小島 くやしい気持ちも大きかったけど、「過去、最高の棚橋弘至と闘うことができた」と、充実感も感じることができた。いままで、棚橋とは節目節目で闘ってきた、集大成的な試合になりましたよね。
——試合後のブログで、「プロレスは一人じゃできない」「タナ、ありがとう」という感謝の言葉までありましたが?
小島 う〜ん。あれは正直な気持ちでしたけど……。ヘンな話、誰と試合しても「ありがとう」という気持ちはありますよ? 極論ですけど、真壁とやったってそういう気持ちはあるしね。
——真壁さんにも?
小島 ええ。感情を表に出すことはマレですけど。大きな舞台になればなるほど「一人じゃできない」ってことは痛感しますよね。
——今シリーズのパンフで棚橋さんも近いことを言ってました。その棚橋さんはドームの試合後に「(小島選手は新日本に)戻ってくればいいんじゃないか?」と衝撃発言もしてましたが?
小島 ハハハハ! 感傷的な側面だけとらえれば、一瞬だけそんな気持ちもよぎりましたけど(笑)。それは、もう自分一人の問題じゃなくなるしね? 「ハイ、わかりました。じゃあ、戻ります」みたいな簡単な話じゃない。実際、ベルトを獲られても、こうして新シリーズのメンバーに入れてもらってるし。もう一度、新日本での自分の立ち位置を見極めたいし、ここから生み出せるものもあるかもしれない、そこを見極めたいな、と。
■真壁との会見? あれは俺流の“駆け引き”ですよ?
——ただ、前王者の権利とされる“リマッチ権”を持ち出したら、真壁選手との挑戦者決定戦が組まれてしまいました。
小島 スンナリ行くかと思いきや……ね? 少し驚きましたけど、よく考えたら、自分が真壁からベルトを奪ったあと、思い切り理不尽なことばっか言ってたじゃないですか(笑)。
——「中邑じゃなきゃイヤだ」とか、散々ワガママ三昧でしたから。
小島 だから、人のことは言えないけど。新日本側に自分の意思を伝えた結果、チャンスをもらえたと思ってるし。「真壁という壁を乗り越えたら、いいよ」という条件を出してもらえた。ただし、俺は真壁だろうが誰だろうが、この試練を乗り越える自信は充分ありますんで。
——まったく問題ない、と。会見では、「(真壁と)やる必要はない!」とキッパリ言ってましたけど。
小島 フフフ。あの場でああ言えば、真壁に火が付くのは目に見えてましたしね。そのへんは俺流の“駆け引き”ですよ?
——ただ、「日本マットで一番口が悪い男」だけに、「オレンジ色のチャーシューにしてやる」とまたも暴言を炸裂させてますが。
小島 やっぱりカチンと来ますよ? それは当然! ただ、あっちも腹をくくって発言してると思うし、真壁の価値観をすべて受け入れた上で、「ぶっ潰したいな」と(不敵な表情で)。
■2月20日(仙台大会の日)って、もの凄く思い入れのある日なんです
——そして、ここを勝ち抜けば、2月20日、新日本にとって仙台での久々のビッグマッチでIWGP王座挑戦権を得ます。
小島 ……じつはね、この2月20日ってのは俺にとって、もの凄く思い入れのある日なんですよ。
——2月20日は特別な日?
小島 ええ。1991年の2月20日が、まず自分が新日本プロレスに入門した日なんですよ。それだけじゃなく、2005年2月20日(両国国技館)には、IWGPと三冠ヘビー級王座を賭けた天山(広吉)との試合で、史上初のダブルチャンピオンになってるんですね。
——ああ、たしかにそうでした!
小島 いろんな意味で、凄く思い入れのある、ゲンのいい日なんで。だからこそ、今回もこれは神様が与えてくれた“運命”であり“試練”だと思いますね。
——なるほど。対する真壁の注意点は?
小島 やっぱり、あの勢いですよね? 東京ドームでも、田中将斗戦を見ましたけど、ベルトを失ったあとも、失速どころかさらに加速してるふうに見えたんで、一度勝ってはいますけど、そのへんは充分注意しないと。
——逆に、フリーの外敵である小島聡にとって、1月30日は、新日本の立ち位置を左右する重要すぎる大一番です。
小島 凄い分岐点ですよね。ただ、ドームでベルトを失ったいま、ここからいかに這い上がるか? プロレスって勢いよく勝っているときより、負けてしまったあと、いかに挽回して立て直すか? そこに魅力があると思うんで。勝負どころなのは間違いない。やりがいはあります。
■小島軍? ハッキリ言って、どうなるかわからない
——最後に、今シリーズは、タイチ、TAKAみちのく、NOSAWA論外といった全日本プロレス経験ある選手たちと“小島軍団”を結成しますが?
小島 フフフ。タイチは去年から組んでますけど、TAKA選手と論外選手はひとクセもふたクセもあるんで……ハッキリ言って、どうなるかわからないし。正直、信じていない部分もあるんですけど(笑)。
——あ、そうですか。
小島 というのは、全日本時代に一緒だったと言っても、彼らとはずっと敵対してたんですよね。TAKA選手だったらR.O.Dというユニットがあったり、論外選手なら東京愚連隊……いろんな因縁がありましたけど、そんな二人と組むことになるんだから、プロレスって何が起こるかわからないですよ。
——まさか組むことになるとは思わなかった、と。
小島 ただ、ここで彼らと何かを生み出せれば、また“居場所”が見つかるわけですから。……まずは、1月30日、後楽園で真壁に完全勝利して、そして2月20日を三度目の特別な日にします!
★「ヤツの顔面にニードロップを落とす!」1.30小島戦へ向け、真壁刀義直撃インタビュー!!
■「NEW JAPAN ISM 2011」
1月29日(土)栃木・ニューサンピア栃木(鹿沼市) ★当日券は「16時」から販売!
17:00開場/18:00開始
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1月30日(日)東京・後楽園ホール ★当日券は「16時」から販売!
17:30開場/18:30開始
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★「NEW JAPAN ISM 2011」シリーズ情報
■「The New Beginning」
2月20日(日)宮城・仙台サンプラザホール
16:00開場/17:00開始
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- 2011.1.28
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