1月12日(水)、都内にあるディファ有明にて、新日本メディカルトレーナー協会とプロレスリング・ノアが記者会見を実施。プロレスラー養成プロジェクト』を今年の4月よりスタートさせることを発表した。
このプロジェクトはプロレスラー志望者のために、現役のレスラーやトレーナーたちが練習方法などを指導してくれるプロレススクールで、新日本プロレスも協力する。
ノア、新日本、それぞれの道場でトレーニングが行われ、成績優秀者はノアが提携するアメリカのプロレス団体・WLW(ハーリー・レイスが主宰)が毎年秋口に実施しているトライアウトを受験することができる。
新日本やノアはもちろん、アメリカなどでプロレスラーを志す人間たちに対し、広く門戸を開くプロジェクトだ。会見には新日本メディカルトレーナー協会の三澤威新日本メディカルトレーナー、ヒロ斉藤(ドラディション)、ノアからは浅子覚ノアメディカルトレーナー、仲田龍GMが出席。プロジェクトの概要を述べた。
■出席者のコメントと質疑応答
三澤「新日本メディカルトレーナー協会の三澤です。ここ何年か、新日本プロレスの入門テストの係をやっているんですけど、入門希望者が減ったりとか、希望者はいても熱意はあるんでしょうけど、そこに体力が伴っていないっていう人がいるんですね。というのは、どういう練習をしていいのかわからない、プロレスはアマチュアがないのでどういう鍛え方をしたらいいのかわからないっていう、熱意と体力のアンバランスさが見られる入門希望者が結構多くて、昔プロレス学校というのが新日本プロレスにありまして、山本小鉄さんが指導していたんですけども、そこの出身が自分だったり、ノアさんの浅子トレーナーだったりしますので、昔のように練習を教える環境があったほうがいいんじゃないかと。
漠然と思っていたところに、ちょうどノアさんも入門希望者に対してそのような考えを持っているということが一致しましたので、二つが組んだらもっと大きくいい人材を育てられるんじゃないかということで、今回こういうプロジェクトをスタートさせることになりました。新日本の道場ではヒロ斉藤さんという人材を私のほうで。昔からの新日本プロレスの練習を知っている、トレーニングを知っている、道場を知っているという人材で、適任者を探していたんですけど、ヒロ斉藤さんというそれに相応しい人がいましたので、私のほうからお願いしました」
ヒロ「自分もこういうのは初めてなんですが、三澤さんからそういう話がありまして、新日本にずっとお世話になって、山本小鉄さんにもお世話になって、自分も新しい選手を育てられたらいいなと思いまして、この仕事を受けました」
- 2011.1.12
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