今年、プロデビューから20周年を迎えた田口隆祐。それを記念し、田口監督の濃厚な半生を振り返る連載インタビューがスタート!
第2回は「合気道や総合格闘技の道場に足を運ぶも見学だけ?プロレスラーを目指し、模索する大学生活を激語り!」
聞き手/鈴木佑
撮影/中原義史
★以下、インタビューの序盤を無料公開!!
■プロレスとのショッキングな出会い!? 「クリスマスプレゼントにコンボイをお願いしたら……」
――前回は幼少期から高校生時代について伺いましたが、そもそも田口選手とプロレスの出会いはいつ頃でしょうか?
田口 最初は小学1年生のときのクリスマスプレゼントですね。当時流行ってたトランスフォーマーのオモチャがほしくて、サンタさんへのお手紙に「コンボイをください」って書いて、当日をワクワクして待ってたんです。そしていざその日を迎えたら、枕元にはコンボイではなく、『プロレス必殺技大百科』という本と文房具が置いてあって(笑)。
――なかなかトリッキーなサンタさんからのプレゼントというか(苦笑)。それはお父さんがプロレスをお好きだったということですか?
田口 いや、父親が家でプロレスを観ていた記憶は全然なくて。だから、こっちもプロレスの知識はないですし、いまだもって「あのプレゼントはいったいなんだったんだろう?」って(笑)。今度実家に帰ったときにでも聞いてみたいですね、覚えてるかわからないですけど。僕自身はコンボイが『プロレス必殺技大百科』に変わって、すごいショックだったのを覚えてるんですけど(笑)。
――その本は読まれたんですか?
田口 一度本を開いてパタンと閉じて、それっきりです(笑)。そのくらいショッキングだったんで。
――プロレスの出会いとしては非常によくなかったと(苦笑)。
田口 そのあともプロレスとは縁がなかったんですけど、高校2年くらいのときにスーパーファミコンで競争馬育成ゲーム「ダービースタリオン」の対戦目的で買った「サテラビュー」という衛星放送を使ってゲームを受信できるシステムがあって、そこで「ファイヤープロレスリング」をやりました。
――では、ファイプロをやったのもたまたま?
田口 というか、僕が当時好きな女の子がいて、その子の仲のいい友だちが全日本プロレスを好きだっていうウワサを聞いたんですよ。それでプロレスにくわしくなれば、まずその子と仲よくなり、好きな子にも近づけるのかなと思って(笑)。
――完全によこしまな気持ちですし、しかもちょっと遠回りですね(笑)。
田口 結局、たどり着けなかったです(笑)。でも、ファイプロはおもしろくて、当時はけっこうやってましたね。あのゲームは実際のレスラーをモデルにしたキャラクターがたくさん登場してますけど、当時はそのモデルが誰なのかまったくわからずやってましたね。唯一知ってたのが長州力さんくらいで。
――ハリケーン力丸ですね(笑)。
田口 そのあと、プレステの『闘魂烈伝』もやって、そのあたりで初めてちゃんとプロレスをテレビで観たんですよ。それが1997年の1.4東京ドーム大会で、夕方に特番で放送されていて。その中でレギュラー放送は夜中だというのを知り、そこから毎週のように観るようになりました……。
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