いよいよ1.4ドーム待ったなし!! 新日本プロレスリング・菅林社長が、ドームの主軸となる、3大IWGP決戦をズバリ占った。
前編はコチラ!
■飯伏選手は素晴らしい…..でも.感覚的によくわからない部分もある(笑)
——そして、中盤のメインと言えるのが、プリンス・デヴィットVS飯伏幸太のIWGPJr.ヘビー級選手権。この位置にカードが組まれたのは、会社側の期待値を感じますね。
菅林 ヘタしたら、この日のすべての試合を食ってしまう可能性を秘めた一戦です。もちろん我々はデヴィットが防衛することを固く信じてますけど、何せ、相手はあの飯伏幸太なんで……。
——社長的には、飯伏選手は、どんな選手と捉えてますか?
菅林 もちろん凄い身体能力だし、素晴らしい選手だとは思うんですけど……感覚的には正直よくわからない部分もありますね(笑)。
——それは、「川でやりたい」とか「山でやりたい」とか言う発言に関して?
菅林 最初、記者陣にそう聞かれたときは、質問の意味がわからなかったですから(笑)。もちろんキャンプ場でやったり、雑誌で見たことはあるんですけど……。ただ、新日本マットでの試合では、彼は凄く紳士だし、新しい可能性を感じる選手。でも、デヴィットはそれ以上に伸びしろを秘めた選手なんでね。
——昨年は、そのデヴィットの活躍も凄かったですけど、社内の評価はハンパないですか?
菅林 これは高いですねぇ〜(しみじみと)。「もしも昨年、デヴィットがいなかったら……」と考えると空恐ろしいものがありますし。いまや、完全に主軸レスラーになりました。正直、海外にも手放したくない選手ですよね。
——後半はケガに泣かされた部分もありますけど、トータルではMVP級の活躍でしたから。
菅林 ええ。そのケガと向き合って闘っていく、という部分も克服してきたと思いますし。相手は飯伏選手だから、この大舞台で凄い試合をやってくれるんじゃないですか? ドームのベストバウト級の試合になる可能性は大ですね。
■全国各地で棚橋選手への期待感は高まっている。
——そして、メインイベントはIWGPヘビー級選手権・小島聡vs棚橋弘至です。
菅林 この半年ぐらい、ずっと小島選手にやられてばかりで、くやしい気持ちがありますから。最初は、新日本ファンも好意的ではあったんですけど、最近はムードも違いますし、王者になってからは、言うことも聞いてくれないですし……。
——ええ。社長の意向を無視して、勝手に挑戦者を指名したり(笑)。
菅林 交渉のテーブルに着いてくれなかったりね(苦笑)。それでも、中邑選手は、ここ一番に集中するタイプで期待してたんですけど、後藤選手を含め、ほとんど負けてしまいましたから。棚橋選手が最後の砦というか。
——会社的にも、棚橋選手が取り返してくれないと困る?
菅林 ええ。2010年の新日本は、やはり真壁刀義選手が中心となった年だったと思いますけど。ここで、棚橋選手は一気に再浮上する大チャンスですし、自分も地方巡業にずいぶん足を運びましたけど、各地で棚橋選手への期待感が高まっている。お客さんから「メインは、棚橋選手にハッピーに締めてほしい」という気持ちを凄く感じますから。年頭一発目から、その期待に応えてほしいですね。
——最後にファンにメッセージをお願いします!
菅林 正直、いまの新日本プロレスは、どの会場でも、第一試合からスター選手が登場したり、それがメインまで連鎖して繋がっている。会場演出や映像を使った部分も含めて、興行的なクオリティはズバ抜けていると思いますし、絶対的な自信を持ってます。
そうして1年間闘ってきた選手たち、そしてスタッフワークの総決算が1.4東京ドームの大舞台で観れる。もの凄い大会になると思いますので、ぜひ、東京ドームに足を運んでください!
■2011年1月4日(火)『WRESTLE KINGDOM V』東京ドーム
開場15時 開始17時
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★前売りはプレイガイドで3日まで発売中!! チケットはコチラ!
- 2011.1.2
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