1月4日東京ドーム「レッスルキングダムV」で、鈴木みのる(パンクラスMISSION)と危険な再会を果たす永田裕志。決戦を目前にして、毒舌三昧の“性悪男”にスペシャルインタビューで反撃!
■やっぱり、自分の力を一番出せるのはシングル。
——今回の一戦は、永田選手にとって非常に重要な位置づけのようですね?
永田 鈴木とは考え方もまったく違うし、歩んできた道も違うし、生き様的な部分もまったく違うんで。なんか、お互いの生き様のぶつけ合いのような気がしますね。やっぱり、4年前に負けたのが、なぜか僕の中で凄く残っていて。頭の中から離れなかった。で、再戦するチャンスが4年かかってようやく来たわけで。今回は何としてでも勝ちたいと思っていますね。
——2007年1月4日東京ドーム大会で、鈴木選手が持っていた三冠ヘビー級王座に挑戦し、スリーパーホールド(レフェリーストップ)で敗れた一戦ですね。
永田 ええ。あのときはドームでの三冠戦という舞台で、レスラーとして歩んで来た自分の生き様をぶつけたような気がするんですよ。それで敗れたというのが、自分の生き様を、自分の手で否定してしまったような気がして。それだけがどうしても引っかかっていたんです。
——今の話にもありましたが、永田選手は東京ドームという舞台にも相当なこだわりがあるようですね?
永田 だって、日本で一番大きな舞台じゃないですか。世界中から注目されている大会だし、もちろんお客さんも注目してる。その中で試合ができるというのは、レスラー冥利につきますしね。だからこそ、これまでのドーム大会で、ベストバウト的な試合をして来たという自負もありますから。
——以前、今年のドーム大会がタッグ戦(永田&曙vsTAJIRI&田中将斗)だったことについて、不満を漏らしていましたが?
永田 タッグがダメとか、どうこう言うわけじゃないんですけどね。やっぱり、自分の力を一番出せるのはシングルかなと。色んな事情があるのはわかるんですけど、シングルで使ってもらえなかったことに関しては、個人的に悔しさと憤りを感じてしまった。
——そのへんのことも、今回の鈴木戦に対するモチベーションに繋がっている?
永田 たくさんのファンや関係者の人に、『永田のシングルが見たい』『IWGP(ヘビー級)戦線に出て下さい』と言っていただいていたのでね。凄くありがたいことですし、やっぱり、今まで自分がそういう試合をして来たことが、そういった期待に繋がっていると思うので。
■鈴木のほうはずーーっと根に持っていたらしいですね。
——ドームという大舞台で、いよいよ永田選手のシングルマッチが見れるということですね。
永田 色んな若い選手が出て来ましたし、色んな事情がある中で、そういう期待の声があがるというのは、ファンの支持ですよね。そういった支持を得ている永田裕志は、どんどん主張していいのかなと。これからは、IWGPのシングル戦線にどんどん出て行きたい。もしかしたら他団体(のシングル戦線)もあるかもしれないし。そういうわがままは、会社に聞いてもらいたいですね。
——鈴木戦で勝利すれば、そのいいきかっかけになるでしょうね。
永田 とにかく、今回は試合順が5試合目なんですよ。色々事情はあるとは思うんですけど、反響が凄いですね。『何で永田が5試合目なんだ?』というね。これもたくさんの人に言われたんですよ。それだけみんなに思わせてるということは、『自分もまだまだ捨てたもんじゃない』と思いますし。だからこそ、ドームを揺るがす試合をして鈴木に勝ったあと、『5試合目に設定したマッチメイクは間違いだった』と、胸を張って堂々と言ってやろうかと思ってます(笑)。
——そういう宣言をしたときの永田選手は、いつも凄い試合をしていますね。今回も期待していいですか?
永田 こういうの、燃えるんですよ。こういうときはやりますよ、俺は(キッパリ)。
——そして、何よりも注目されているのが、長年に渡る鈴木選手との因縁です。何でも高校時代から続いているとか?
永田 高校生のときは試合をやったりして、まあ、仲がよかったんですけどね。アイツはプロになって、新日本から(新生)UWFに行って。そのころ、僕は大学生で、1度、酒の席で合流したことがあるんですよね。
——そのときに何かが起こった?
永田 僕のほうが高校では2回負けてるんで、鈴木が周りに煽られて「俺はコイツと2回やって、2回とも勝ってます」って胸を張ったわけです。で、僕も周りに煽られたし、酒も入っていましたから、「いや、大学と高校のレスリングのレベルは違うから。今だったら軽くやっつける。それぐらい、レスリングのレベルに関しては、ここ何年かで離れたよ」みたいなことを言ったら、周りが盛り上がったんですよ(笑)。
——リップサービス的な面もあったわけですね。
永田 酒の席の話なんで、僕は何とも思ってなかったんですよ。だけど、どうも鈴木のほうはずーーっと根に持っていたらしいですね、これを。で、アイツが新日本のリングへ来たときに、そういうものも含めて僕に対して怒りをぶつけるようになって。それは僕も望むところなんで、それ以来の関係ですね。
■2011年1月4日(火)『WRESTLE KINGDOM V』東京ドーム
開場15時 開始17時
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- 2010.12.29
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