11月17日、東京・国立代々木競技場第一体育館で新日本プロレス旗揚げ50周年記念として、前代未聞の“一夜限りの入場曲生演奏フェス”『シンニチイズム ミュージックフェス』が開催された。
撮影/山本正二
数々のレジェンドレスラー、現在の現役プロレスラーを始め、豪華なミュージシャンが大集結したこのイベント。
この日のために結成された、NJPWスペシャルバンドが最初に奏でたのは、開会に相応しく初代『ワールドプロレスリング』のテーマ、そこから2代目、3代目、4代目と続いたあと、5代目の『THE SCORE』で場内のテンションは早くも最高潮。
ここから、田中ケロリングアナによる前口上のあと、『おまえは虎になれ』が流れると、真っ白なスーツで決めた松崎しげるさんが登場。ノリノリで歌い上げる中を4代目タイガーマスク選手が入場。最後は「タイガーマスク!」と力強くコールした。
続いて『ワルキューレの騎行』が流れる中、“関節技の鬼”藤原喜明が黒いスーツで入場をはたし、ここからは阿部誠リングアナがコール。さらに、UWFのテーマが流れる中、山ちゃんこと山崎一夫がマフラーを身に着けてリングイン。旧知の藤原組長とガッチリ握手。
そして、“白目”が大スクリーンに大写しの中、『MISSION BLOW』が流れ、永田裕志選手がリングコスチュームで敬礼を決めながら、堂々のリングイン。ここから『テンザン』に乗って天山広吉選手が、『RUSH』に乗って小島聡選手もフルコスチュームでリングイン。
さらに“アニソン界の最強ユニット”angelaさんが獣神サンダー・ライガーさんの入場曲『怒りの獣神』を演奏すると、フルコスチューム姿のライガーさんがマントをはためかせて、堂々の入場で魅せていく。
ここからは、“レジェンド”ブロック。藤波辰爾選手が名曲『ドラゴンスープレックス』に乗ってジャケット姿で登場すれば、永遠のライバル“革命戦士”長州力さんがこれまた名曲『パワーホール』をバックに、堂々と足を進めてリングイン。藤波と握手をかわす。
代わって大画面には、蝶野正洋選手が登場。作曲者の鈴木修氏がギターを鳴らす中、まず白コス時代の映像とともに『FANTASTIC CITY』に乗って流れる。曲がチェンジし、今度はけたたましいイントロから『CRASH~戦慄~』が流れる中、“黒のカリスマ”が黒いスーツとコートに身を包んで姿を現した。
続いて、武藤敬司選手は、再び作曲者の鈴木修氏のギターの演奏から『HOLD OUT』で登場。鈴木氏は武藤と花道の途中まで一緒に歩を進める場面も。
蝶野選手&武藤選手が揃い踏みのあと、二人がリングで天を指で指し示すと、もう一人の闘魂三銃士である故・橋本真也さんのテーマ曲『爆勝宣言』が爆音で流れだす。この曲も鈴木氏を中心にダイナミックな演奏が場内のファンの心を掴んでいた。
ここから10分間限定で、藤波選手、長州さん、武藤選手、蝶野選手という豪華すぎるクロストークが展開(司会は、田畑祐一アナ)。
藤波選手が「(入場が)『マッチョドラゴン』じゃなくてかった……」と顔をほころばせれば、武藤選手は『HOLD OUT』に関して「この曲、橋本のヤローが替え歌を作りやがって……」という“鉄板ネタ”を披露して場内を沸かせていた。
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