–今の挑発的な言葉を受けてどう感じますか?
青木「まあ、たしかに、前回負けてすぐ連続で挑戦するということは、本来あり得ないパターンかなと。まあ、そういった寛大な心を持ったチャンピオンにすごく感謝していますけど。ベルトを獲るというためには、もうどんなことを言われても、何しても関係ないので。試合で勝つことだけを考えます」
–タイガー選手は、IWGP Jr.ヘビー級選手権試合で、丸藤選手に今年2度敗れていますが?
タイガー「実際負けているのは事実ですしね。丸藤選手に、自分たちは苦汁を飲まされている思いがいっぱいあるんでね。せっかくクリスマスに出陣して、(丸藤に)胸を貸すわけですから。金本選手が言ったとおり“リハビリマッチ”。まあ、簡単にはいかないというのをこの試合で見せたいなと思いますね」
–金本選手もIWGP Jr.戦で1度敗れていますが?
金本「まあ、あれはまぐれやったいうことを思い知らせてやる、今回の試合で」
–前回のタイトルマッチでは、ベルトの扱いなども含め、ノアファンの反感を買っていますが?
金本「ベルトをあんなふうに扱ったことは、自分自身で凄く悪いと思っていますよ、たしかに。まあ、リング上で西永さん(レフェリー)に止められたとき、ハッと我に帰るんですけど。『しまった』と。まあ、でも、いいんじゃないですかね。あれだけノアファンがブーイングを送ってくれて。俺にとっちゃおいしいよ。もし、あれだったら、今回も勝って、(ベルトを)ブンブン投げたらぁ(ニヤリ)」
–そういった金本選手の行為を、丸藤選手はどう思いますか?
丸藤「ああいう行為を見てると、GHCジュニアタッグの歴代のチャンピオンの中で、最低のチャンピオンだと思うんで。僕がIWGP Jr.を巻いていたとき、さすがにあそこまでやらなかったんでね。でも、何を言おうが、いまのチャンピオンはあの2人なんで。しっかりウチらの手元にベルトを取り返して、そういうことをさせないようにするまでです。まあ、“リハビリマッチ”と言われたんですが、俺のリハビリはそうとう厳しいんで、逆に先生のほうがヒーヒー言うぐらいなんで、あの2人もヒーヒー言ってもらおうかなと思います」
–最後に、意気込みを一言ずつお願いします。
青木「実際、23、24と試合をやって、23のほうにはチャンピオンが全部入っている状態です。でも、このJr.タッグだけは入っていませんので、必ず取り戻して、ノアファンも僕らもいい気持ちで年を越せるようにしたいと思います」
丸藤「まあ、チャンピオンの2人にはシングルで勝ってるんで。その勝っていることプラス青木が加わるということで、巻ける要素は何もないと思ってるんで、とりあえず勝つと思います。ノアファンの人にも『ベルトを取り返して下さい』と直接たくさん言われたんで、ファンの気持ちを背負ってしっかり取り返したいと思います」