ZERO1の“破壊王メモリアル”大会で“野人”が大暴れ! 大谷&崔と激突!!
7月11日(日)ZERO1の後楽園ホール大会にて、“破壊王”こと故・橋本真也さんの命日にあたるこの日、メモリアル大会「WRESLTERS 13 〜わっしょい!!〜」を開催。
この大会には、かつて橋本さんの付き人をつとめた“野人”中西学選手が自ら志願しての参戦。メインイベントで吉江豊選手とタッグを結成し、大谷晋二郎&崔領二組と激突した。
■ZERO1
7月11日(日)東京・後楽園ホール
「Fighting Athlete ZERO1」60分1本勝負
○大谷晋二郎&崔領二(19分18秒 ドラゴンスープレックス→体固め)中西学&吉江豊×
入場は吉江、崔、中西、大谷がそれぞれのテーマ曲で登場。セコンドにキング・ファレをともなった中西の登場にも大声援が送られた。試合は、大谷と吉江の意地の張り合い、タックルのブチかまし合いでスタート。この流れの中、野人がいきなり、崔にプランチャを披露し、意欲マンマンぶりを見せ付ける。
この直後、今度は崔がコーナーの中西を挑発。ここで中西が迫力満点の水平チョップを爆発! しかし崔も怒涛のミドルキック連発で一進一退。だが、中西組は、大谷を捕獲してペースを握る。
このあと中西が大谷をキャメルクラッチで絞り上げた場面では、崔が中西の背中に強烈なミドルキック連打! だが、大谷を離さない中西は逆に、崔をブチかますなど、ヒリヒリした攻防を展開。
一方、守勢に回った大谷だが、観客の「大谷」コールをバックに窮地を脱出。ここで再び中西と崔が激突! コーナーで野人チョップをラッシュした中西は、さらに強烈なコーナーラリアット2連発、ブレンバスタースラム、ニードロップとエンジン全開!
さらに「ホー!」と一吼え、野人ダンスから野人ラリアットも一閃! アルゼンチンバックブリーカーに移行しようとするが、ここは大谷がカット。このあと、トップロープへ上がった中西と崔が、コーナーポスト上でブレーンバスターを狙いあうも、最後は崔がド迫力の雪崩式ブレンバスター!
ZERO1勢はここから大反撃! 大谷が中西へトップロープからミサイルキック! さらに顔面ウォッシュを浴びせると、場内はこの日一番の大盛り上がり!
15分経過。吉江が大谷にセカンドロープからダイビングプレス。トップロープからも狙うが、これを大谷が回避すると、一気に乱戦模様に。
いよいよ試合はクライマックス、リング上は吉江と大谷が一騎打ち。大谷は“破壊王の十八番”である袈裟蹴りチョップ、さらに水面蹴りを次々とクリーンヒット!
続いて、巨体の吉江をなんと投げっぱなしドラゴンスープレックス! だが吉江もカウント1で跳ね返す! メゲない大谷はさらに投げっぱなしドラゴン2連発! 都合3発をお見舞いし、メモリアル大会に終始符を打った。試合終了後には、来年3月に旗揚げ10周年記念大会として、両国国技館大会が開催されることも発表された。
結果には絡まなかった中西だが、執拗に挑発してきた崔との絡みは観客をヒートさせていた。野人と崔の“ネクスト”はあるのか?
■中西学のコメント
「あ〜。悔しいな! あのヤロー(崔)、俺に牙剥くんなら、トコトン俺を追い詰めてみぃ、コラ!」