6月23日、プロレスリング・ノア事務所にて、創立10周年記念大会「Summer Navig.’10 part 1」(7月10日有明コロシアム)の記者会見が開かれ、一騎打ちで激突する潮崎豪選手と棚橋弘至選手が、意気込みを語った。
両者のシングル対決は、1月4日東京ドーム大会以来2度目。また、棚橋選手のノアマット登場は、2005年7月18日以来、約6年ぶりとなる。また、6月26日のディファ有明大会では、タッグマッチによる前哨戦も行なわれる。
■棚橋選手のコメント
「日本プロレス界のエース、棚橋弘至です。試合のポイントは、潮崎選手が前回の闘いからどれだけ変わっているか?ということ。僕はいま、新日本での闘いが楽しくて仕方がない。とても充実してるんで。6年ぶりのノアマットですけど、潮崎選手が愛するノアという団体の面白さ、よさというものを、一コもわかってない俺に教えてほしいなというのがあります。あと、俺と潮崎選手が決定的に違うのは、志の高さ。俺は新日本をよくしようとやってますけど、その先にプロレスというジャンル全体を見てますんで。いまのチャンピオン(真壁刀義)にしても、(中邑)真輔にしても、ウチにはそういう選手がゴロゴロいるんで。そして、このあいだ(6月19日)大阪で真壁選手に敗れたのを、どう受け止めているのかというのも気になります。今回は(潮崎の)ホームリングなんでね。そこで勝って、とどめを刺したいと思います」
■潮崎選手のコメント
「今年の1月4日に棚橋さんに負けて、ずっと自分の中でおい続けてきた人間なんでね。(真壁に)負けといて言うのもなんでしたけど、『棚橋弘至出て来い』という言葉に応えてくれたというのは凄く感謝してます。それと、自分もプロレス界をよくして行こうと思っている1人なんでね。その志の高さを十分に競い合いたいなと。あとは、ノアのプロレスの素晴らしさというものを味わってもらいたいです」
■マスコミとの質疑応答
–ノアの素晴らしさとは?
潮崎「このあいだ、新日本の大阪大会に出させていただきましたけど、選手、ファンの皆さんも凄く熱いし、ホントに素晴らしい大会というかステージだったんでね。そこで試合をできたということを自分の糧にして。あと、熱く強い闘いというのは、ノアも持っていると思うんで、そこは新日本に勝ってると思うんでね。自分と試合をしてもらって、その楽しさというのを味わってもらいたいなと」
–棚橋選手が見た真壁vs潮崎戦の印象は?
棚橋「終盤しか見れなかったんですけど、ゴツゴツとしたタフな試合をする選手だという印象は、ドームから変わってないです。でも、“すべてにおいて頂点に立つ男”棚橋は、負ける要素が一コも見当たらないです」
–ノアの10周年記念興行に出る棚橋選手の心境は?
棚橋「(潮崎)本人は言ってないんですけど、エースという冠について来てないかなというのがあるんで。まぁ、俺が押しかけ助っ人で。これからの舵取りをしてもいいかなと」
■囲み取材での棚橋選手のコメント
–以前は「ノアには煮え湯を飲まされた」とまで言っていましたが?
棚橋「まぁ、いま俺は自分に自信がありますからね。あと、今日、いつになく多弁になってしまったのは、潮崎選手って素晴らしいじゃないですか? ワクワクしてくるんですよね。『あぁ〜、コイツいいなぁ〜』という。まぁ、『すべてにおいて頂点に立つ』って言いましたけど、(潮崎は)イケメンですからね(苦笑)。そこばっかりはちょっとどうしようもないかなと(笑)。そこは負けてもいいです。“モテ度”で勝てばいいんですよ。(潮崎は)もっとガンガン言えばいいのに。僕が横でさんざん辛らつなこと言っているのに、まだ物腰が柔らかい。エースとしての頼りなさを感じましたね。僕が思うに、潮崎選手が切磋琢磨できる選手がいればいいかなと。ウチに来ればいいんですよ(笑)。そうしたら後藤(洋央紀)、棚橋、真壁、真輔……(と闘える)。まぁ、そういう競い合える選手がいるっていうのも、僕に分があるかなと」
■囲み取材での潮崎選手のコメント
–この半年間での変化は?
潮崎「まぁ、棚橋弘至個人には負けたくないという気持ちが、今の力以上のものを生み出してくれると思うんで。気持ちの面では本当に高ぶってるんで。(有明)コロシアムで確認してくれと。1月4日からどんだけ変わったか? 楽しみにしてもらえればいいんじゃないかと思います」
–棚橋選手は「負ける要素が一コも見当たらない」と言っていましたが?
潮崎「“対新日本プロレス”という部分には『ツイてないのかな』という部分があるんでね。それを払拭したいなと。10周年にふさわしい闘いをした上で勝ちたい。今は手を合わせてないんで、26日の前哨戦でどれだけ違うかというのを見せたいと思います」
–棚橋選手は「新日本に来ればいい」と言っていましたが、新日本との対抗戦に意欲はありますか?
潮崎「対抗戦というのは、自分が上にあがるために必要な舞台だと思ってるんで。まぁ、入団まではしないですけど(笑)。(新日本には)色んな選手がいるんでね。また上がってみたいなという気持ちはあります」
■創立10周年記念『 Summer Navig.’10 part1』開幕戦〜ラッシャー木村追悼興行〜
6月26日(土)
東京・ディファ有明
試合開始17:00
第7試合 タッグマッチ
45分1本勝負
潮崎豪&青木篤志vs棚橋弘至&田口隆祐
■チケット情報
※前売り券は前日6月25日(金)18:00まで、ぴあ、ローソン、ディファ有明事務所にて販売中。
※当日券は、当日15:30より当日券売場にて販売。
S席:6,000
A席:5,000
B席:4,000
■プロレスリング・ノア創立10周年記念大会 第1弾『Summer Navig.’10 part 1』最終戦
7月10日(土)
東京・有明コロシアム
試合開始17:00
スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
潮崎豪vs棚橋弘至
スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
KENTA&エディー・エドワーズvsプリンス・デヴィット&田口隆祐
■お問合せ
(株)プロレスリング・ノア
TEL:03-3527-5311(土日・祝祭日休)