6月16日、新日本プロレス事務所で行なわれた「DOMINION 6.19」(6月19日大阪府立体育会館)IWGP 2大タイトルマッチの調印式。その終了後、各選手が囲み取材に応じ、それぞれコメントを発した。
●第9試合 60分1本勝負
IWGPヘビー選手権試合
真壁刀義(第54代王者)vs潮崎豪(挑戦者)
※初防衛戦
■真壁選手のコメント
–紆余曲折を経て、初防衛戦の調印式が終わりましたが?
真壁「形がやっと決まったという感じだよな。(当初の挑戦者だった)力皇(猛)という男の力量は素晴らしいものを持っていると認めていたし、相手にとって不足はねぇと思った。だけど、あのタイミングでアイツじゃねぇなと俺は思っていた。『それでいいのかよ!?』って思っていたからな。それが今度は、ノアの第一線の潮崎が出てきた。そのことに関しては何も文句ねぇよ。『いいじゃねぇの』って。『ノアもやるじゃねぇか』って思ったよ」
–いよいよ3日後に迫ってきましたが?
真壁「力皇であろうが、潮崎であろうが、対抗戦であることに変わりはねぇからよ。俺は真正面から行くぜ」
–先ほど、潮崎選手もかなり強気な発言をしていましたが?
真壁「そういうことは、俺がいるときに面と向かって言えって。やっぱり“爽やか君”は爽やかなコメントしか吐かねぇんだな。だから、爽やかに散ってもらうだけだよ。大阪の夜によ。本人に面と向かってでけぇ口叩いてみろよ。そうすりゃテメェの意気込みが俺に通る。俺には届かねぇし、響かねぇよ、テメェのたわごとなんか。だから、相手が潮崎であろうが誰であろうが、いつもどおりだ。真正面からブチのめしてやる」
–6月8日ディファ有明での前哨戦について、潮崎選手は「手応えを感じなかった」と話していましたが?
真壁「だったら本番で出して来いよ。大阪という土地で、テメェの生き様を俺にぶつけてみろよ。粉みじんに叩き潰してやるから。(ベルトを指差し)これはIWGPだよ。オメェらが思っているほど軽いベルトじゃねぇんだ。そのチャンピオンを目の前にして、やらなきゃ恥かくだけだろう。だからどんどん言ってこいって」
–潮崎選手もフルアクセルで行くと言っていましたが?
真壁「おぅ、いいんじゃね? その意気じゃねぇとつまんねぇからな、チャンピオンシップはよ。大阪の人間を納得させることができるのかよ? テメェのファイトでよ? まぁ、さっきも言ったとおりだ。この梅雨の時期に、ジメ〜〜ッと湿っぽい大阪の夜にしてやるから。覚悟しとけ、爽やか君よ。(立ち上がって)爽やかな夜になんかしねぇからよ、それだけだ。(去り際に)カッコいいな、俺。どうコレ?」
■潮崎選手のコメント
–新日本のリングで、看板のタイトルへ挑戦となりますが?
潮崎「他団体のベルトだし、そのチャンピオン自身が『ケンカ』と言っている。こっちもそのつもりだし(微笑)。団体あげてやってるわけだからね。そのケンカで殴り合いをしてやろうかなと。まぁ、ちょっと血が騒ぎますよね。こういうのって」
–力皇選手は「俺が勝てば新日本が沈没する」と言っていましたが?
潮崎「いや、沈没も何も(苦笑)。破壊してやろうかなと。跡形もなくね。木っ端微塵になってもらって、海の藻屑となっていただいて」
—6月8日ディファの前哨戦では、ゴーフラッシャーを出すまでもなかった?
潮崎「温存したつもりもないし、ムーンサルト(プレス)も出さなくてよかった。でも、せっかくメキシコからその日の2時ぐらいに帰ってきて、成田から直行でディファに来て、他団体の新日本に上がって、俺が挑戦する人間とせっかく試合したのに、ああいう感じだったと。『ちょっとつまんないな』という部分で、お客さんに対してムーンサルトを出したという感じです」
–王者は非常に挑発が激しい選手ですが?
潮崎「でも、そういう人間でしょ?(苦笑) だからね、まぁ挑発にも乗るし。『言葉を飲み込むな』みたいなこと言ってましたけど、引っ込むような技術も持ってないし、出したモンは出したまんまぶつかってやろうと思います」
–真壁選手のフィニッシュ技はキングコング二—ドロップですが、警戒しますか?
潮崎「普通のニードロップでしょ?(苦笑) 警戒も何も、そこまでに持ってくるプロセスというか、そういうものが強力なんだと思うし。キング……何でしたっけ? キングコングニー!? 別に警戒はしてないです。『試合中にリミッター外してトコトンやろうぜ』と。これだけ舌戦を繰り広げてるわけなんで、『お互い言うところまで言って、やるだけやろうぜ』という感じですかね」
–真壁選手は、流血戦も多い選手ですが?
潮崎「(真壁は)ただ単に額が弱いだけでしょ? 流血戦なら勝手にしてくれと。自分はけっこう血が止まるのが早いんで。まぁ、流血したところで何かが変わるわけじゃないし。ホントにフルアクセルで。別に(真壁が)何かやってきたところで、自分がそのぶん返せばいいだけですし。彼のプロレスと俺のプロレスで、面白いものを見せたいなと」
–真壁選手はこの一戦を“イケメン対決”と言っていましたが?
潮崎「まぁ、(真壁も)見る人から見ればイケメンかもしれないんでね(笑)。全力でハンサムな顔をゆがんだ顔にしてやろうと思います。まぁ、“世紀のブタゴリラvsジャイアン対決”で頑張りますよ(笑)」
●6/19(土) 『DOMINION 6.19』大阪・大阪府立体育会館