真壁と力皇の過激な舌戦がさらにヒートアップ!!/IWGPヘビー調印式囲み会見
　

　
　6月19日「DOMINION 6.19」(大阪府立体育会館)で行なわれるIWGPヘビー級選手権試合・真壁刀義(王者)vs力皇猛(挑戦者/プロレスリング・ノア)。5月26日に新日本プロレス事務所で執り行われた調印式は、両者が激しい舌戦を繰り広げる非常に緊迫したものとなった。

　そして、調印書にサインを入れた両選手は、それぞれ個別の囲み取材に応対。またもや毒舌全開で相手を“徹底口撃”し続けた——。
　
■力皇選手のコメント
–シングルプレイヤーとしての真壁選手の印象は?
力皇「まぁ、ファンに押されて、勢いに乗って、ベルト巻いたぐらいにしか映らない」
　
–真壁選手は、1月16日の初対決の際、力皇選手のことを「なかなかやる選手だと思った」と感じたようですが?
力皇「すべてにおいて俺のほうがビッグサイズだからね。俺のほうが上だよ。でも、長い間やってきてるだけのことはあると思いますよ。ただ、長くやればいいってもんじゃないから。まぁ、長くやった結果が、ああやってベルトを巻いて謳歌しているのはいいと思うよ。だけど、団体の現状がまったく見えてないというか。なんのプランもなく、ただ吠えてるだけの金髪野郎だよ。俺たちは(1月16日の)タッグリーグ戦でも勝ってるしね。なのに、『ノアの腰抜け野郎』とかグダグダ文句言ってきて、どっちが腰抜けなんだって。いつまでたっても(IWGP)Jr.のベルトを取り返せない団体に言われたくない。だからこの際、一気にヘビーのベルトも獲って、終わらしてやるって」
　
–対新日本プロレスとの対抗戦は久々の出陣となりますが?
力皇「昔から、俺は三沢(光晴)さんに『行け』と言われたら、どこだって行くつもりでいたから。今は三沢さんがいなくなって、行くか行かないかのゴーサインは自分で全部決めてるから。そういう意味で、久しぶりに燃え上がるものがあるね。楽しみだよ。ワクワクしてるよ」
　
–改めて間近で見た真壁選手の印象は?
力皇「金髪野郎。金髪鎖ジャラジャラ野郎だよ」
　
–チャンピオンの品格としては物足りない?
力皇「品格も何もねぇだろ。この会社に品格あるの? Jr.のベルトも流出しっぱなし。これでヘビー獲ったらもう終わりだろ? あとは細々とタッグのベルトで頑張っていくんでしょ」
　
–IWGPを獲っても、防衛戦をやるつもりはない?
力皇「やる必要ないでしょ! 防衛戦(苦笑)。なんかやらなきゃいけないって決まりがあんの? 沈没すんだよ? 獲ったら。まぁ、俺はシングルのリーグ戦でもあんまり結果がよくなかったからね。獲れば、少しはGHCの近道になるんじゃない? 少しだよ? 少しだよ、少しだよ(と強調)」
　
–真壁選手を生理的に寄せ付けない部分がありますか?
力皇「あぁ〜、まぁ、別になんとも思わないよ。好きでもないし、嫌いでもないし。ただ、こっちに牙をむいたときには、こっちも牙をむくから。ただそれだけにことでさ(苦笑)」
　
■真壁選手のコメント
–改めて、力皇選手の印象は?
真壁「おお、いいんじゃねぇの? 俺、(力皇が)ダンマリ決めて、調子ぶっこいてるのかと思ったんだよ。なんだコイツ、やる気あんのかなと思って。チャンピオンシップはやりてぇヤツとやるからよ。獲りてぇヤツとやるからよ。そうじゃねぇとやる意味ねぇじゃねぇか。あんな俺がなにを言おうが、“なしのつぶて”でバカみてぇにダンマリ決めこみやがって、なにスカしてんだって思ったよ。でも、実際いいじゃねぇの。言うじゃねぇの。な? 俺が前言ったじゃねぇか? 『相手にとって不足はねぇ』って。よかったよ。俺の予想がいい意味でちょっとだけ来たじゃん」
　
–調印式では、上から目線で真壁選手に辛らつな言葉も浴びせていましたが?
真壁「だってよ、挑戦者だぜ? 挑戦者がそんぐらい言わなかったら、自分に火がつかないだろ? だから、いいんじゃねぇの? あんだけデケェこと言ってくんねぇとよ、こっちだって燃えてこねぇよ。あんな三下相手によ。アイツがどんだけ上から見ようがよ、そんな三下、本気で相手にしてどうすんだ。バカ野郎。だから、テメェは鬼神のように俺のトコに向かって来い、この野郎。そしたらよ、俺がテメェに地獄見してやるよ。ま、いいんじゃねぇの? あんだけ吹くんだろ? 吹くんだったらよ、真正面からドーンと俺が受けて立ってやるよ。スーパースターの見せどころだよな。どうコレ? ダメ?」
　
–真壁選手自身に、自分が新日本の最後の砦という意識はありますか?
　

　
真壁「意識? 俺があると思う? ないよね。あるわけねぇじゃん。ベルト持ってるからどうのこうのって言うんだったらよ、俺にそれだけの責任かぶしてくれよ。俺がお前らの期待どおり、凄いモン見してやっからよ。何でだかわかる?」
　
–スーパースターだからですか?
真壁「わかってりゃいいんだよ。最初からそう言えっつうんだよ。まぁ、そういうことだよな。面白くなってきたじゃんよ。俺はこの野郎(力皇)をどうやって血の海に沈めてやろうかと、ずっと考えていたけどさ。マスコミ陣を見てたら、テメェらの顔つきがどんどん変わっていったじゃんよ。俺、おもしれぇじゃんって思ったよな。久しぶりに来たじゃねぇかよ。ノアの腰抜け野郎どもの中から、骨のあるヤツが出てきてんじゃねぇか。最高だよな。俺、ああいうファイター好きだって言ったじゃねぇか。真正面から受けて立ってやるよ。まぁ、いいじゃねぇか。普段言わないような物静かなデケェあんちゃんが、あんだけ言ったんだよ」
　
–力皇選手は対抗戦のほうが合っていると?
真壁「そうだろ? だって、ノアの小悪党だと言ったって、ぜんぜん評価されてねぇだろ。だったら対抗戦でよ、テメェの本当の力はこんだけスゲェんだぞってところを見せりゃいいじゃねぇかよ。それを何を遠慮してるかわかんねぇからよ。だから俺はさんざんアイツらを叩いてやったんだよ」
　
–今後、力皇選手が路上襲撃をする可能性もありますが?
真壁「おう、別にドーンと来いって。ただ、客のいねぇトコで襲うんだったら気をつけろよ。俺、かまわずボコボコにするからな。目ン玉えぐるかもしれねぇから気をつけろって。俺はそのへんの路上でケンカしてるヤツと違うからな。気をつけろよ」
　
–力皇選手もタイトルマッチを意識していたようですが?
真壁「だってこの俺だぜ? 対戦相手。そのへんのベルト持ってねぇ三下と違うんだよ。だったら、アイツだって気合入ってんだろ、間違いなく。ただそれを見してねぇだけだろ。これはケンカなんだよ。対抗戦なんだよ。やるからにはよ、やってやるぜ。あの野郎も同じこと考えてるだろ。おもしれぇじゃねぇか(ニヤリ)」
　
●6/19(土) 『DOMINION 6.19』大阪・大阪府立体育会館大会