完勝を収めた外道がアントーニオ本多のスピリットを評価!/5月22日「レフェリー松井主催興行」試合結果
■「レフェリー松井主催興行 〜人は城〜」
5月22日(土)東京・新木場1st RING
セミファイナル 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
○外道(18分46秒 エビ固め)アントーニオ本多×
■試合経過
悩みまくっているという本多が、その打開策として希望した外道とのシングルマッチ。序盤は、グラウンド、丸め込み合戦と、互角の展開。さらに本多が、徹底した腕攻撃で試合の主導権を握る。
これに対し外道は、膝への集中攻撃で逆襲。レッグロック、低空ドロップキック、足4の字固めなどで、本多のスタミナを奪っていく。
途中、本多も反撃に転じるものの、すぐに外道が逆転。本多を場外に落とし、会場内のシャッターに激突させ、木づち攻撃で追撃。そして、リングに戻ると、金具がむき出しのコーナーに本多の額を何度も叩きつける。これで流血した本多の動きは止まり、大ピンチに陥ってしまう。
その後、外道がマンハッタンドロップ、チンクラッシャー、コンプリートショット、トラースキック、そして挑発的な張り手連打で追い討ちをかける。すると、鬼の形相を見せた本多は、左右のパンチ連打で逆襲を開始。さらに、アックスボンバー、ルーテーズプレス(空中胴締め落とし)、額へのパンチ連射、延髄斬り、コブラツイストと畳み掛ける。
さらに本多は、トラースキックで外道を倒し、額へパンチ連射。そして、コーナーに上ってフィストドロップを投下する。だが、外道はこれをかわして低空ドロップキックで反撃。そして、そのまま本多をエビ固めで押さえ込んで、3カウントを奪った。
■試合後コメント
外道「(『試合前のVTRでは本多選手を知らないと言っていましたが?』)まぁ、でも、知ってるよ。(ディック)東郷が目にかけてるんだったら、それなりの選手だろうと思ってたけどな。いいんじゃないの? スピリットがあるよ。東郷も、もう引退を発表してるんだろ? 寂しいけどな。東郷がいるうちに、あの日本一の技術を持った男から、盗むだけ盗んだほうがいいよ。そしたら、またやってやる」
本多「(息を荒げて苦しそうに)まずはじめに、一番不謹慎なコメントから言わさせていただきますと、凄く楽しかったです。で、それと同じぐらい上位に入ってくるコメントが、痛かったです。で、その次は怖かったです。……で、もう一つ。これがひょっとしたら一番不謹慎かもしれないですけど、自分は外道さんと、外道さんのやっているプロレスが、心の底から大好きです」