動かない力皇に真壁の不満が爆発! IWGP戦キャンセルも示唆!!
入門から14年目にして、ついに第54代IWGPヘビー級王座の栄冠を勝ち獲った真壁刀義選手。さっそく、6月19日の「DOMINION 6.19」(大阪府立体育会館)で、プロレスリング・ノアの力皇猛選手の挑戦を受けることが決定した。
しかし、力皇選手の実力を高く評価し、挑戦を受託したはずの真壁選手は、5月17日の記者会見において「俺とオメェには価値に差がある。でっけぇインパクトを持って来い」と理不尽要求。さらには「道端を歩いていたら襲っていい」と、路上襲撃まで容認する異例の挑発をかました。
だが、力皇選手側にさしたる動きはないまま時は過ぎ、真壁選手の不満も募る一方。大盛況に終わった5月22日のイベント終了後、またもや挑戦者に厳しい言葉を浴びせまくった——。
–今回のイベントは、非常にたくさんのファンが詰め掛け、大盛況のイベントとなりましたが?
真壁「俺なら当然だって。恐縮なんかするか、バカ野郎。こんな暑い日に、バカみてぇに並びやがって(ニヤリ)。そんだけ、俺のサインが欲しかったんだろう。まぁ、手に入れるだけの価値はあるからな。ヘヘヘヘヘ」
–改めてファンの期待を実感したのでは?
真壁「ベルトを獲ったときにはぜんぜんなかったけど、こういうイベントをやったりすると『ああ、俺、(IWGP)チャンピオンになったんだな』って実感が、少しずつ出てくる。だから、なおさら今度のタイトルマッチでも、そのほかの試合でも、リングの上を制圧するような物凄い勢いで勝ちを獲りにいくよ」
–挑戦者の力皇猛選手に対して、今の気持ちは?
真壁「あれ(会見での挑発)から何にもねぇからな。こんだけチャンスやって何も言えねぇんだったら、ホントにレスラーとしての価値ねぇよ。もうやめようか?」
–タイトルマッチをキャンセルする気ですか?
真壁「ああ、それもいいだろ? 言っとくけど、タイトルマッチはやりてぇヤツがやるんだから、別にオメェじゃなくてもいいんだよ。ほかのヤツだっているんだから。俺もよ、そういうやる気のねぇヤツと試合しても、意味がねぇからよ」
–力皇選手は、今の自分とはつり合わない相手であると?
真壁「つり合わないよ(苦笑)。そのつり合わないところを、テメェがどこまで埋めるのかって、楽しみに待ってんのによ。その動きがねぇんだろ(苦笑)。まぁ、いいよ。俺にとっちゃ消化試合で終わるだけだ」
——まさかのキャンセル発言まで飛び出し、予断を許さない状況となった両者のIWGP戦。果たして、言われたい放題となっている力皇選手の反撃はあるのか? 今後も注意深く見守る必要がありそうだ。
●6/19(土) 『DOMINION 6.19』大阪・大阪府立体育会館大会