決戦直前! タイガーが「オタク」発言撤回も、両者「エグイ技でいく」宣言!!(IWGPJr.調印式)
5月7日(金)、新日本プロレス事務所で、明日に迫った5月8日(土)JCBホール大会でのIWGP Jr.ヘビー級選手権、丸藤正道vsタイガーマスクの調印式が行われた。
『レスリングどんたく2010』では、丁々発止の挑発合戦をくり広げた両雄だが、この日は紳士的に対応。クールダウンしながらも静かな闘志を燃やしていた。
■タイガーマスクのコメント
「え〜。福岡のときにですね、試合後にチャンピオンからリングの上で挑発を受けて、『もう黙ってられない!』と。試合後にいろいろコメントをさせてもらったんですけど。
まず、『このカードを組んでもらえないなら、これからの試合には出たくない』と言ったことに関しては、自分自身大人げなかったな、と。会社に対して謝りたいと思います。ただ、それぐらいの気持ちがあったのは事実ですので。そういうことを口に出してしまったのは、大人げなかった。
あとチャンピオンに“プロレスオタク”と言ったんですけど、これは悪い意味じゃなく、ずっと試合を見せてもらってあれだけリングを大きく使って、リングのすべてをあれだけ使える、素晴らしいという意味を含めて、プロレスを大好きで研究しているという意味で言わせてもらった言葉です。ただ、そういう選手に負けたくない、という気持ちが強いですし。
彼も発言してますが、彼は僕がいたスーパータイガージムという佐山(サトル)先生のジムにいたこともあるんですね。だから、蹴りにしてもさばきもうまいし蹴りもうまい。もの凄く穴のない選手だとも思ってます。ですから作戦的に『穴があるか?』と聞かれても『わからない』と言うしかない。
ただ! 僕が『このベルトを獲りたい』という気持ちと、『彼をぶっ潰す』という気持ちはほかのジュニア戦士より強いと思ってますので、今回、こういうカードが組まれてホントにありがたいと思ってます」
■丸藤正道のコメント
「え〜“プロレスオタク”の丸藤です! いま、この世の中、オタクがブームを作ってる部分もあると思うんで、“オタク”という言葉に抵抗はないんですけど、それだけプロレスを楽しんでいるという証拠でもありますし。ま、タイガーマスク選手に関して、東京ドームの試合では、普通にいち選手として対戦を楽しみましたけど、今回は、タイガーマスク選手も違う気持ちで向かってくると思うんで、それに応えようと思います。
……それにしても、新日本プロレスの対応の早さというか(笑)。こんなにも早くタイトルマッチを組んで、俺をどういうふうに追い込んでいくんだろうか? と、いう気持ちでいっぱいです。そこにも負けず、試合にも負けずに“いい結果”を出したいと思います」
■報道陣との一問一答
——タイガー選手、博多では「エグイ技で勝負する」と言ってましたが。そこに変わりは?
タイガー「変わりはないですね。やはり1.4東京ドーム以降の丸藤選手のタイトルマッチを見てきて、穴がないというのは確かな事実だと思いますし、ただ、その穴を見つけるには、自分の持っているエグさや怖さをブツけなければ、そうそう簡単には取れない、と思ってます」
——丸藤選手は、いまの発言を聞いて?
丸藤「1.4東京ドームのときも、俺にしたら、充分にエグく感じたんですけどね。蹴り一つ、投げ一つ、関節一つにしても……。それ以上でくるということなんで、それに対応できるようにシッカリいきたいと思います」
——丸藤選手もエグイ技でいく?
丸藤「ま、何をもってエグイというのか、って部分なんですけど。お客さんやマスコミが見て『こりゃエグイな!』と感じるものでしょうし、僕とタイガーマスク選手では『エグさ』の表現も違うと思いますし。同じようなエグイ攻撃はできないと思いますけど、僕なりの「エグさ」で勝負します」
——短いスパンの防衛戦ですけど、勝算はある?
丸藤「勝算ですか? 俺はあんまり勝算どうのこうのを気にしてタイトルマッチをやったことがないんですよ。ま、勝ちにはいくんですけど。しかし、今回ばかりはエライ短いスパンで新日本プロレスに“攻め”をくらってるんで。そこには負けたくないなぁと」
——あえて受けて、防衛すると?
丸藤「そういうことです!」
※当日券は「13時」より販売!!
■『SUPER J TAG TOURNAMENT 1st』全カード
5月8日(土) 東京・JCB HALL 17:00試合開始
■第1試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
獣神サンダー・ライガー&吉橋伸雄vsフジタ“Jr”ハヤト&野橋太郎
■第2試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
金本浩二&エル・サムライvsデイビー・リチャーズ&タマ・トンガ
■第3試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
飯伏幸太&オースティン・クリードvs外道&KUSHIDA
■第4試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 1回戦〕
(無制限1本勝負)
田口隆祐&プリンス・デヴィットvsマスカラ・ドラダ&バリエンテ
■第5試合:〔10人タッグマッチ〕
(30分1本勝負)
真壁刀義&本間朋晃&後藤洋央紀&永田裕志&井上亘
vs中邑真輔&矢野通&石井智宏&内藤哲也&高橋裕二郎
■第6試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 準決勝 第1試合〕
(無制限1本勝負)
第1試合の勝者 vs 第2試合の勝者
■第7試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 準決勝 第2試合〕
(無制限1本勝負)
第3試合の勝者 vs 第4試合の勝者
■第8試合:〔IWGPJr.ヘビー級選手権試合〕
(60分1本勝負)
丸藤正道(第59代王者)vs タイガーマスク(挑戦者)
※5度目の防衛戦
■第9試合:〔SUPER J TAG TOURNAMENT 決勝戦、第25代IWGPJr.タッグ王者決定戦〕
(無制限1本勝負)
第6試合の勝者 vs 第7試合の勝者
● 5月8日(土)東京・JCB HALL 「SUPER J TAG TOURNAMENT 1st 」