いよいよ目前! 現地時間・10月1日(土)イギリス・ロンドンのCrystal Palace National Sports Centreで行われる『ROYAL QUEST Ⅱ』(初日)の全カードが決定した。
■メインは母国凱旋のオスプレイが、イギリス修行中の海野と激突!
メイン(第8試合)はスペシャルシングルマッチとして、ウィル・オスプレイが英国修行中の海野翔太と激突。
オスプレイは9.25神戸でデビッド・フィンレーとの死闘をストームブレイカーで制し、IWGP USヘビー級王座を死守。今回はチャンピオンとして母国凱旋を果たし、ビッグマッチのメインを飾ることに。
一方の海野は19年11月からイギリスに旅立ち、RPWを中心に活動。21年9月からはRPWでUNITED EMPIREとの抗争が勃発し、11月にはオスプレイが当時保持していたブリティッシュヘビー級王座に挑戦するも、熱闘の末にヒドゥンブレードの前に敗れている。
その後、海野は今年4月には新日本のシカゴ大会で、ジェイ・ホワイトの相手としてサプライズ登場。続く6月のAEWとの合同興行『AEW × NJPW: Forbidden Door』(6.26シカゴ)では6人タッグに出場し、あの大物クリス・ジェリコと対戦。どちらも敗北を喫したが、闘志みなぎるファイトで成長の跡を見せた。
海野にとって今大会のメイン登場は、ノンタイトル戦ながら大抜擢ともいえるチャンス。10.10両国では同期でアメリカ修業中だった成田蓮の凱旋帰国が発表されたが、海野も海外修行の一つの集大成として、この大舞台でオスプレイ相手に雪辱勝利を狙っているのは間違いない。だが、オスプレイとしても勝って故郷に錦を飾ると共に、UNITED EMPIREの力を示したいところだ。
約3年ぶりのイギリス大会2連戦、その初日を締めくくる大一番。29歳のオスプレイと25歳の海野の対決は、新日本の未来を感じさせる激闘になることだろう。
■セミではIWGPタッグ王者・FTRがオージーオープンを相手に初防衛戦!
セミ(第8試合)ではIWGPタッグ王者のFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)が、UNITED EMPIREのオージー・オープン(マーク・デイビス&カイル・フレッチャー)を相手に初防衛戦を敢行。
AEW所属でROH世界タッグ王座を保持しているFTRは、6.26シカゴ『AEW × NJPW: Forbidden Door』で、ROH世界タッグ&IWGPタッグ選手権 3WAYマッチに出場し、IWGPタッグ王者のジェフ・コブ&グレート-O-カーン、トレント・バレッタ&ロッキー・ロメロと対戦。最後はFTRがロッキーを合体技ビッグリッグで仕留め、タッグ二冠王に君臨した。
その後、FTRは7.31テネシー『MUSIC CITY MAYHEM』でアレックス・ゼインとトリオを組み、マーク・デイビス&カイル・フレッチャー&TJPと激突。攻守が激しく入れ替わる中、合体技コリアリスでゼインを撃破したオージー・オープンは、試合後にFTRに対し「オマエらを倒したということは、俺たちが次の挑戦者だ!」と宣戦布告。今回、主戦場とするイギリスでIWGPタッグ初挑戦を果たすことに。
また、9.25神戸では共にIWGPタッグ挑戦を目標に掲げていたジェフ・コブ&グレート-O-カーンとバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズが対戦し、コブ&オーカーンが勝利。その試合後、コブは「FTRは俺たちが恐いからリマッチをさせてくれないんだろ? だったら、オージー・オープンと同門対決を楽しんじゃうぜ」と、仲間の王座奪取を後押しするコメントを残している。
高身長ながらも機動力に優れたオージー・オープンが、STRONG無差別級タッグ王座に続きIWGPタッグ初戴冠を成し遂げるのか? それとも小気味いいインサイドワークを武器とする世界屈指のタッグ屋FTRがベルトを守りぬくのか? IWGPタッグ戦線に新風を巻き起こすチーム同士、その戦いの結末はいかに?
■第6試合では、タマとヒクレオが合体、棚橋&邪道とのカルテットで、ジェイ&アンダーソン&ギャローズ&外道と激突!
第6試合では10.10両国でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて雌雄を決する挑戦者タマ・トンガと王者ジェイ・ホワイトが、それぞれ棚橋弘至&ヒクレオ&邪道、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ&外道とカルテットを結成して前哨戦。
このカードで注目を集めるのが、9.25神戸でBULLET CLUBに反旗を翻し、G.o.Dに合流を果たしたヒクレオの存在。同大会でアンダーソンが棚橋を下しNEVER無差別級王座を防衛すると、試合後にジェイも加わり棚橋を蹂躙。そこにタマが救出に駆けつけると、BULLET CLUBのヒクレオが登場。だが、ヒクレオは袂をわかったはずのタマをアシストし、ジェイを排除すると、兄と抱擁をかわし兄弟の絆を復活させた。
「ヒクレオ! 俺はオマエにすべてを与えた! オマエは俺を傷つけた!」と怒りに震えるジェイをはじめ、BULLET CLUBが裏切り者を狙い撃ちにするのは必至。棚橋&G.o.Dはこの局面をどう打開し、勝利につなげるのか?
■第5試合はオカダ&石井がJONAH&ティトと激突!
第5試合はオカダ・カズチカ&石井智宏vsJONAH&バッド・デュード・ティト。
10.10両国のビッグマッチに向け、前シリーズは各地で激しい抗争を繰り広げたオカダとJONAHが、イギリスで最終前哨戦に臨むことに。なお、翌日の10.2イギリスではオカダがティト、石井がJONAHとシングルで激突。それぞれ一騎打ちを前に、チームプレーでしのぎを削る。
■第4試合は内藤とザックが6人タッグで前哨戦!
第4試合は10.2イギリスでシングル対決を行なう内藤哲也とザック・セイバーJr.が、それぞれSANADA&高橋ヒロム、エル・デスペラード&DOUKIとのトリオで前哨戦。
前シリーズ、連日にわたりタッグ戦でせめぎ合いを見せた内藤とザック。内藤は9.25神戸でウィル・オスプレイのIWGP USヘビー挑戦をアピールするも、そこに割って入ったザックは、内藤vsザックの勝者がUSヘビーに挑むことを提案した。
翌日の決戦に向け、内藤とザックのマッチアップを中心に、L・I・Jと鈴木軍が丁々発止の攻防を繰り広げることだろう。
■第3試合はIWGP女子王座決定トーナメントの前哨戦!
第3試合では10.2イギリスのIWGP女子王座決定トーナメント1回戦で激突するジャジー・ガーベルトとアバ・ホワイトが、それぞれカンジ、アレックス・ウインザーをパートナーに前哨戦。
今大会からシード1選手を含む7選手が、新王座を競うトーナメントがスタート。スターダムに参戦経験を持つガーベルトと、イギリスの団体で活躍するホワイトが、翌日の一騎打ちを見据えて火花を散らす。
■第2試合はオーカーン&ギデオン卿がRPWタッグと対決!
第2試合ではUNITED EMPIREのグレート-O-カーン&ギデオン・グレイが、イギリスRPWのリッキー・ナイトJr.&マイケル・オク組と対戦。
ナイトJr.は弱冠22歳ながら、8月21日のRPW10周年記念大会で、あのオスプレイを撃破し、ブリティッシュヘビー級王座を奪取した強豪。ひさびさのイギリスマット上陸で気合いが入るオーカーンは、この格好の獲物にどのような戦いを仕掛けるのか?
■オープニングマッチはゲイブリエル・キッドが登場!
オープニングマッチにはゲイブリエル・キッドが登場し、RPWのダン・モロニーとシングル対決。
ゲイブリエルは19年のイギリス大会で柴田勝頼にLA DOJO入りを直訴。その後、留学生として新日本マットの前座戦線を沸かせてきた。その後、試合から一時期離れるも、21年12月に『NJPW STRONG』で復帰。今回は母国イギリスで、大会の火付け役となるような戦いを見せてくれることだろう。
■大会名『ROYAL QUEST Ⅱ』
●日時:現地時間
・2022年10月1日(土)開場:16:00 開始:17:30
・2022年10月2日(日)開場:15:00 開始:16:30
●会場:Crystal Palace National Sports Centre(イギリス、ロンドン)
・住所:Ledrington Rd. London United Kingdom SE19 2BB
■チケット情報
※10月1日(土)大会(初日)は、チケット完売御礼!
※10月2日(日)大会(2日目)は、チケット残りわずか!