「這い上がってこい!」真壁が、DDTでHARASHIMAと白熱の“先輩後輩”対決!!
3月14日(日)、真壁刀義とHARASHIMA(DDT)、帝京大学の学生プロレスの先輩・後輩対決がDDTマットで実現!!
■DDT
3月14日(日)
「JUDGEMENT」東京・後楽園ホール
第4試合
60分一本勝負
○真壁刀義
(16分18秒 トップロープからのダイビングニードロップ→体固め)
×HARASHIMA
じつは2004年に真壁刀義が新日本マットでプロデュースした「ライオンズロード」にもマスクマン・HEROとして参戦したことがあるHARASHIMAだが、そのときは「飛んで跳ねたり、そこに闘いがあるのか?」と後輩のファイトに疑問を投げかけていた真壁。
あれから年月が経ったいま真壁は、煽りVで「てめぇのことなんて認めてねぇよ!」と厳しい言葉を吐き捨てた。
まずHARASHIMA、続いて刀義団の旗が立ち上る中、真壁が堂々の入場。だが、試合開始直後、いきなりスパークしたHARASHIMAは、場外プランチャ攻撃で先制!
しかし真壁はあくまでマイペース。両者はジックリ腕をとる攻防から再始動。意外にもクラシカルなレスリングの続く序盤。真壁は、HARASHIMAの顔面をヒザで押し付けながら、プレッシャーをかければ、HARASHIMAも鋭いキックや腕関節で呼応。
途中、真壁が新日本道場仕込みの強烈なアームロックで締め上げると場内は悲鳴が発生!
さらに場外へ誘い出した真壁は、イスを片手に荒っぽいファイトを展開。リングに上がって、余裕シャクシャクのポーズを披露すると、場内はブーイング。
このあと試合は、打撃の打ち合いに。しかし豪快なブレーンバスター、片エビでグイグイ締め上げ真壁ペースに。
だが、HARASHIMAも顔面へのカウンターキック、エプロンサイドの真壁にロープを飛び越えてヒザを落とし、「チェストー!」と叫んでのライダーキック! 危険なボム技も発射など、食らい付いていくHARASHIMA。
しかし、ここで蘇生した真壁はコーナーラリアット2連発から、フロントスープレックス。さらに浴びせかけるような強烈なラリアット! そしてトップロープからのスープレックス炸裂!
これを切り返したHARASHIMAは逆に雪崩式パワーボム、そしてランニングダブルニー! だが真壁もラリアット! ジャーマンと畳み掛けて一進一退!
それでも折れないHARASHIMAに、もう一度ラリアット! 最後は、ジャンピングパワーボム……と思いきや、これも返したHARASHIMAはラリアット相打ち! そしてキックがクリーンヒット!
粘りに粘るHARASHIMA、最後は真壁が伝家の宝刀・キングコングニーを爆発させて、ついに陥落。貫禄を見せつけた真壁だが、最後はグロッギー気味のHARASHIMAに手を差し伸べ、マイクなしで引き返していった。
■試合後の真壁選手のコメント
——HARASHIMA選手に闘いを感じた?
真壁「俺はいままでも変わらねぇし、これからも変わらねぇ! 右にならえは大っ嫌いなんだ!
HARASHIMA? 俺がよ、しょぼいときによ、なんらかのかたちで絡んだことはあったけど、でも、まさかこんなところで後輩とめぐり合うとは思わなかったぜ。実際、俺もしょぼかったけど、アイツも超〜〜ショボかった! マスコミはみんな叩いてくれたぜ。それが、どうだい? 去年の夏の新日本両国? DDTの両国? メイン張ったの誰だい? 同じ穴のムジナだよ! な? わかんだろ?
俺がよ、アイツら伝えてぇこと……そんなもん言葉なんてどうだっていいよ。何を伝えてぇかって? 反骨心だよ、バカヤロー。ナメんじゃねぇ、バカヤロー! 客が俺たちに何を思ってるんだよ? 悔しさ? 現状を跳ね返してやる?
そのまんまだよ、バカヤロー! HARASHIMA! リングに立ったらよ、先輩・後輩なんて関係ねぇ。プロのレスラー同士の闘いだ、オイ。だから、そこに“情”も何もなきゃよ。ヤツと生まれるものは何もねぇんだよ! ただよ、ただだ! リングを降りりゃあよ、電話でもなんでもしてこい! メシ、食いに行こうぜ、それだけだ!
いいか、リングの上は闘い、足のひっぱり合いなんだよ。いいか、プロのレスラーとして記者の前でおまえに言うことは何もねぇ! ただ、這い上がってこい ! 俺とおまえの位置は雲泥の差だ、這い上がってこい!」
——DDTに上がった感想は?
真壁「いいんじゃね? 俺に当ててくるぐれぇだ。それなりのもの持ってねぇと、上がってこれねぇだろ? 見事にアイツは期待に応えただろ? それだけだよ、だいたいよ、今日おまえらマスコミがなんでここにいるんだよ? 俺とHARASHIMAの試合、観にきたのかよ? あとは高木(四郎)関本(大介)の試合だろ? それがなきゃ観にこねぇだろ? その現状はよ、おめーらに訴えたいよ。ドンドン上がってこい、気に入らなきゃ叩きつぶすだけだ」
——最後に手を差し伸べたが?
真壁「ああ……俺もまだまだだな(苦笑)。ホントは、あんなことやっちゃダメだな、あんなことやるもんじゃねぇ。ただ、今日の会場……俺一色か、HARASHIMA一色か、どっちだ? おまえ一色に染めてみせろ。ただ、どのレスラーより付き合いは古いからよ、俺の位置まで上がってこい! 俺はさらに上に行くぜ! こんなところでアグラなんかかいていられねぇ」
——もう一度、リングの上でHARASHIMAさんに会いたい気持ちは?
真壁「フッ……! 俺はコッチ(オネェポーズ)じゃねぇからよ。ただ、それだけのものを持ってきたら、わかんねぇ。俺は大人、プロだからよ、コレ(お金)がモノを言うからよ! それだけだ! 俺と対等に闘えるランクまで上がってこい! 俺、かっこいいなぁ〜。なんでか、わかるか?」
——スーパースターだからです。
真壁「わかってりゃ、いいんだよ!(笑)」