ドリームマッチの名にふさわしい話題満載の8人タッグ!/2月28日「グリコ・パワープロダクション・ドリームマッチ」の見所を紹介!!(2)
新日本プロレスと全日本プロレスの全面協力のもと、豪華なドリームカードが熱い注目を集めている2月28日「グリコ・パワープロダクション・ドリームマッチ」。開催を目前に控え、大会プロデューサーの桑原弘樹さん(江崎グリコ株式会社スポーツフーズ営業部長兼プロダクトマネージャー)が、思い入れたっぷりに各試合の見所を紹介します——。
第2試合
60分1本勝負
獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)
タイガーマスク(新日本プロレス)
獅龍(全日本プロレス)
BUSHI(全日本プロレス)
VS
外道(新日本プロレス)
石井智宏(新日本プロレス)
KAI(全日本プロレス)
大和ヒロシ(全日本プロレス)
–今回も桑原さんに「パワプロ・ドリームマッチ」の見所を紹介していただきます。第2試合は、新日本と全日本が誇るマスクマンカルテットが、CHAOS&元F4の混成軍と激突する8人タッグマッチです。バラエティーに富んでいるとはいえ、均等が取れていないのではないかと思ってしまうのですが……。
桑原「僕も試合を組んでおきながら、そこには不安を持ってるんですけど」
–そんな、また無責任に!(笑)
桑原「ただ、ドリームマッチの名に一番ふさわしいのは、この第2試合だとも思っているんですよ。これほど見所の切り口がたくさんある試合もないかと。見る人によって切り口がぜんぶ違うんじゃないかな。たとえば、獅龍選手を知っている人は『再び見たい』というのが絶対にあると思うんですよ」
–かつて、みちのくプロレスで一世を風靡した選手ですからね。
桑原「その獅龍と肩を並べるのは、そりゃもうタイガーマスクでしょうと。獅龍というは獅子であって、つまりライオン。タイガーは虎。そして、生物学的にライオンと虎の子供はライガーなんですよ」
–なるほど、そこで“獣の神”が出て来ると(笑)。
桑原「これに対し、CHAOSというスーパーヒールと、F4というスーパーベビーフェースが組むことは、新日本でも全日本でもあり得ないんですよ。これを1回組ませることで、僕はちょっとした化学反応を期待しているんですよ。もしかしたらKAIがヒールに目覚めちゃったり」
–おお、それは面白い!
桑原「逆に怖いですよ。ぜんぜん噛み合わないか? 変に噛み合っちゃうか? 彼らもやってみないと分からないだろうし」
–昔のnWoみたいに、全日本のリングでもCHAOSができるかも。
桑原「あとは、外道選手がスーパーベビーに憧れて、いい子ちゃんになっちゃう……これはないですね」
–ないでしょう!(笑)
桑原「石井選手がいい子ちゃんになっちゃう……こともないでしょうね」
–絶対にないでしょう!(笑)
桑原「あと、ライガーさんというのは今もレジェンドとして活動してますけど、この先10年20年経ったら“本当のレジェンド”になる選手だと思うんですよ。時がどれだけ経っても残る選手っているじゃないですか?」
–いますね。
桑原「で、KAI、大和、BUSHIというのは、僕が武藤(敬司)選手とやっている『武藤塾』の新人オーディションから採用している選手。かわいいといったら変ですけど、ホントの練習生の時から見ています。だからこそ、このJr.の3人には、間違いなく伝説になる選手(ライガー)の現役バリバリを1回体感させてあげたいという思いがあるんですよ」
–錚々たるマスクマンの中に入って、BUSHI選手がどうやって立ち振る舞うかというのも注目ですね。
桑原「カードを発表した時は涙目になってました(笑)。ただ、メキシコに1年ぐらい行って、技が多彩になった。本人いわく、グリコプランチャというのを考えてきたらしいんですよ」
–この日のために。それは楽しみですね!
桑原「僕の勝手な予想では、パワプロのロゴマークの格好をしてやると思うんですよ(笑)。それと、獅龍vsKAIというのは全日本のタイトルマッチに絡む可能性もあるし、BUSHIとKAIには同期の意識もある。あと、獅龍とタイガーマスクが欽ちゃんジャンプをするのか? 2度と見られないと思っていた欽ちゃんジャンプをしてくれたら最高ですね。その時、外道選手は付き合うのか?(大笑) 果たしてあのムーブはほかに伝染するのか? 正直、見所はあり過ぎるので、ファンの皆さん1人1人が自分で見つけて下さい」
–欽ちゃんジャンプは、お客さんが参加してもオーケーですよね(笑)。
桑原「後楽園ホールの全員が欽ちゃんジャンプをすると」
–そうすれば、きっと外道選手も跳ばなきゃいけない状況になりますよ(笑)。
桑原「みんなで外道を変えよう(笑)。そういう見所もありますね」
■「グリコ・パワープロダクション・ドリームマッチ」
2月28日(日)
東京・後楽園ホール
12:00試合開始(11:00開場)