「ノアで暴れたいという気持ちが出てきた」(棚橋)/東京ドーム大会一夜明け会見
1月5日、前日に開催された「レッスルキングダムIV in 東京ドーム」の一夜明け会見が開かれ、プロレスリング・ノアの潮崎豪選手に勝利した棚橋弘至選手が今後についてコメントした。また、菅林直樹社長より次期シリーズの対戦カードが発表された。
■菅林社長のコメント
「昨日の東京ドーム大会におけるプロレスリング・ノアとの対抗戦は、2勝2敗と星の上では五分ですが、棚橋弘至と真壁刀義が対戦相手を圧倒しての勝利。IWGPタッグ選手権をNO LIMIT(裕次郎、内藤哲也)が奪取。そしてJr.タッグ選手権を田口(隆祐)、(プリンス・)デヴィット(Apollo 55)が防衛。そして、メインで王者・中邑真輔が防衛と、若い世代が新日本プロレスの強さを証明した非常に意義のある大会になったと思います。昨日の結果を受け、2月14日両国国技館大会でIWGPヘビー級王者・中邑真輔に挑戦するのは、元王者・中西学に決定となります。中邑真輔が連破した永田裕志、高山善廣と同じ第3世代に属し、常にコンディションはトップクラス。何よりもファンからの“中西待望論”は根強く聞こえてきています。また、昨年6月に王座陥落後、リマッチ権を行使していないことも大きな要因となっています。そしてIWGPタッグ選手権試合は、NO LIMITのメキシコCMLLにおける最大のライバルであるエル・テハノJr.選手、テリブレ選手を迎え撃ちます。この2選手は、昨年末に行なわれたCMLLの髪切りマッチでNO LIMITを破った因縁の相手でもあります。王者からの『今度は自分たちのホームで相手を迎え撃ちたい』という強い要求で、このタッグチームの招聘を決定しました。また、Apollo 55と邪道、外道のIWGP Jr.タッグ選手権試合は、12月4日の大阪大会で流れたタイトル戦の仕切り直しとなります。また、1月30日の後楽園ホール大会では、IWGP Jr.ヘビー級選手権試合・丸藤正道vsプリンス・デヴィットの開催も決定しました。これは『SUPER J-CUP 5th STAGE』決勝戦の再戦となりますが、『デヴィットなら間違いない』という私の強い希望で決まりました。1日に何試合も闘うワンデートーナメントではなく、両選手が万全の状態で素晴らしい試合をしてくれること、そしてデヴィット選手がベルトを奪還してくれることを期待しています」
■棚橋選手のコメント
「プロレス界を動かす男・棚橋弘至です。昨日、GHCヘビーの前王者を下したということで、僕の中でくすぶっていた『ノアで暴れたい』という気持ちが出てきました。2勝2敗という結果を受けて、対抗戦継続ということで、1/4を“ビギンズナイト”として、長く、熱く、ノアととことんやって行きたいという気持ちがあります。まぁ、それにしても潮崎選手にもらったチョップがまだヒリヒリと熱い(と言いながらシャツをめくり、腫れた胸を公開する)。中西さんのチョップはさんざん受けてきましたけど、また質の違ったチョップで。あのチョップは、いま日本一じゃないかというぐらい。マスク、持っているものの可能性を感じたんで、潮崎選手は惚れました。今は団体対抗戦というのがありますけど、いつか違った形でかかわっていきたいと思います。NO LIMITもタッグベルトを取りましたし、2010年、いい形でスタートを切れたと思います。2009年MVPなんで狙われる立場なんですけど、俺の進化は光より速いんでね。ほかの選手は死に物狂いで俺について来て下さい」
■マスコミとの質疑応答
–ノアとの対抗戦は分が悪いが?
棚橋「今の俺だったら誰にも負ける気はしないんで。想像するだけでワクワクするじゃないですか。棚橋がノアに乗り込んで引っ掻き回したら。そういう部分で面白いかなと」
–ノアには日本武道館大会やシングルのリーグ戦もあるが?
棚橋「オファーがあれば。プロレス界を動かす男なんで、棚橋が動けば面白くなるでしょう(ニヤリ)」
–今、棚橋選手の興味はノアだけ?
棚橋「いや、全方位的に(目が)行ってますよ。女性にまで行ってます(笑)。気が多いんでね」
–新日本内で興味のある選手は?
棚橋「NO LIMITのお手並み拝見という部分と、両国の中邑vs中西はスゲェ期待しています。楽しみですね。分からないですねぇ。僕も中西選手にはかなり手こずったんで」