因縁再着火!! 会見終了後、モハメド ヨネが真壁を急襲! 「レッスルキングダムIV」前日会見(2)
「レッスルキングダムIV in 東京ドーム」開催を翌日に控えた1月3日夜、東京ドームシティ・ジオポリス内の「シアターGロッソ」にて前日公開記者会見が行なわれた。
飯塚高史選手とモハメド ヨネ選手をのぞく出場全選手が、試合へ向けての意気込みをコメントした。
アブドーラ・ザ・ブッチャー「皆さん、明けましておめでとうございます。テリー・ファンクにはメリークリスマスと言いたい。明日は強力なパートナーをつけているので、お前みたいな老人は必ず一瞬にして叩きのめす」
矢野通「まぁ、明日はよ、横のブッチャーが言った通り、凄惨な試合になるだろうよ。お前らが嫌がるような試合、そんな試合をやってやるよ。それだけだ、バカ野郎!」
石井智宏「明日は蝶野正洋に張り手をかまします!」
テリー・ファンク「いつもの事だけど、今回も来日できて非常に光栄に思っています。長い間、試合をしていないんだけど、こうして日本のファンの皆さんとお会いできる事も嬉しく思っております。蝶野選手、長州選手、中西選手、本当にトップ中のトップの選手と一緒に試合ができ、大変誇りに思っています。僕はこの選手たちを非常にリスペクトしております。まさかブッチャーがこの中に入っていて、対戦相手とは予想外でした。明日、ブッチャーがいるので、果たしてレスリングの試合ができるかどうか。もしかしたら不可能かもしれないけど、レスリングの試合が出来る事を願っています」
長州力「いい汗もかいて、自分なりに最近無いくらい調子はいい。今回、テリーという事で自分自身も大変驚いています。彼は我々の歴史を築いてくれた大変素晴らしいレスラーであり、リスペクトしています。この夢のカード、テリーと組んで試合をできる事が、自分自身光栄に思っています」
蝶野正洋「このカードを聞きまして、日に日に気持ちが高ぶってきています。レジェンド中のレジェンド、テリーさん、ブッチャーさんと、自分達がファンだった頃の伝説のレスラーがリングで一緒に闘うという事で。2人は我々にとっての教科書であり、先生であり。その2人に恥じないような試合をやりたい。明日は、テリーさんがボスという事で、大丈夫ですよね、長州さん? とにかく、我々は向こうの首を獲る。できれば私がブッチャーさんの首を獲りたい。必殺技は張り手です!」
中西学「先輩方がぎょうさん喋りましたので、短くいきます。とにかく、とにかく! グレーテストレスラーのブッチャー選手を俺の肩の上で持ち上げたいと思います。以上です」
真壁刀義「オイ! お前ら、試合見てぇか。これだけは言っとくぞ、この野郎! 俺とモハメド ヨネ、何の因縁もねぇ、何の繋がりもねぇ。ただ、俺の呼びかけにあの野郎だけが応えてきた。それだけは認めてやる。ポッとでの単なる対抗戦かもしれねぇ。でもやるからにはプロの試合を見せてやるよ、それだけは期待しておけ。この場所がどういう意味を持っているのか、分かってるんだろ。ノアのジュニアの兄ちゃんが来てんだよ、ちゃんと。テメェみてぇな腰抜け野郎が、テメェの団体の名前に傷つけるの忘れんなよ。いいか、現実見せてやる。ただそれだけだ」
丸藤正道「ちゃんと来ました丸藤正道です。アウェーではあるんですけど、東京ドームという大舞台で試合できる事を大変光栄に思っています。『SUPER J-CUP』のチャンピオンとして、IWGP Jr.のチャンピオンとどっちが強いかを決めるだけです」
タイガーマスク「明日は東京ドームという大きな舞台で、丸藤選手という素晴らしい選手と闘う事ができて幸せに思います。寅年、いい意味でスタートを切りたいと思っています」
潮崎豪「明日、2009年調子に乗っていた人と試合をしますけど、キッチリ3カウントを取って、2010年、いいスタートを切りたいと思います」
棚橋弘至「改めまして100年に一人の逸材、棚橋弘至です! 東京ドームという、俺が一番輝く場所で潮崎選手を倒して、カッコ良さにおいても頂点に立って。2010年も調子に乗って俺の年にします」
後藤洋央紀「杉浦選手には過去2度負けていますので、3度目の正直で必ず勝って、ノアのベルトを頂きたいと思います。頑張ります」
杉浦貴「これだけ錚々たるレスラーがいる中で、明日は僕と後藤選手が一番盛り上がる試合をすると思いますので、期待していてください。2度ある事は3度ありますので、僕が勝ちます」
高山善廣「やっと順番が来ました。疲れました。明日のために、早く帰って寝ようと思います。じゃあ、あとはチャンピオンに聞いてください」
中邑真輔「6年ぶりの再会ですが、長い時間も明日リングに立てば一瞬で埋まると思っています。自分自身の闘いと高山選手を乗り越えて、素晴らしい試合にしようと思っています」
■マスコミとの質疑応答の模様
–明日、会場に来る新日本のファン、ノアのファンに一言ずつお聞かせください。
杉浦「ノアのファンには、『あぁ、良かった』と思って帰ってもらえると思うので大丈夫です。新日本のファンの皆さんは、残念がってドームを後にすると思うので。どうもすいません」
後藤「新日本のファンの方には、散々ノアのベルト関係で悔しい思いをしていると思うので。明日はキッチリ勝って、いい思いでドームから帰れる事を約束します」
–“エース対決”という事で、団体への気持ち、思い、愛を含めて意気込みをお聞かせください。
潮崎「こういう団体の違う人間が試合をするのは、必然的に対抗戦になるので。そこは団体に対しての愛を持って挑んでいきます。前からやってみたかった選手なので、個人的なものをぶつけていきたいと思います」
棚橋「僕はもちろん新日本を愛していますし、皆さんも愛しています。ファンの期待を裏切らない男なので、明日は必ず勝ちます」
–6年前に対戦した時と比べて、明日の闘いへ向かう気持ちに変化はあるか?
高山「6年前(2004年1月4日)、ドームでやった時は最後に取られてしまったけど。あの時は、ただの小僧を叩きつけるだけという感じだった。今回はこれだけ育ったしね、立派なチャンピオンになったから、文字通りチャレンジャーとして乗り越えてベルトを奪い取ってやりたい」
中邑「何が変わったかといえば、全てが変わったと思っています。自分自身もそうですし、高山選手も変わったでしょう。明日はチャレンジャーとして来ると言われているように、自分もチャンピオンとして正々堂々と迎え撃ち、全てを乗り越えたいと思っています」
この後、全選手によるフォトセッションとなると、突如モハメド ヨネ選手が出現。真壁選手を背後から襲撃し、奪い取ったチェーンで首を絞めてダウンさせると、客席に向かって中指を突き立て、いずこかへと消えた。
その後、自力で起き上がった真壁選手は、怒りの形相でモハメド ヨネ選手が消えた方向へと走り去っていった。
ユークス Presents レッスルキングダムIV in 東京ドーム
1月4日(月)
東京・東京ドーム
17:00試合開始