8月24日、GLEATの後楽園ホール大会。メインイベントで、 G-REX選手権試合が行われ、王者のエル・リンダマンが、鈴木軍のDOUKIを相手に防衛戦を行い、5度目の防衛に成功した。
写真提供/週刊プロレス
今年の『BEST OF THE SUPER Jr.29』公式戦、Bブロック初戦となった5.17山形大会で、リーグ戦の注目の的だったリンダマンをスープレックス・デ・ラ・ルナで撃破したDOUKI。この時の3カ月越しのリマッチとして、タイトルマッチが実現した。
序盤から、ドロップキックで先制したリンダマンは場外のDOUKIにノータッチトペコンヒーロを爆発させるが、すぐさまDOUKIも弾丸のような場外トペスイシーダで反撃して、ペースを握らせない。
リンダマンもエクスプロイダーや、串刺しドロップキック、ブレーンバスターで攻め込むが、DOUKIはここ一番で出す大技・DOUKIボムを場外のリンダマンに炸裂! さらに、得意のデイブレイクもクリーンヒットするとガッツポーズ。スープレックス・デ・ラ・ルナを狙うも、これはリンダマンが回避した。
中盤、DOUKIはイタリアンストレッチNo.32で捕獲して、リンダマンを追い込んでいく。リンダマンは、ジャーマンスープレックス、ターンバックルへ向けての危険な角度のエクスプロダーで反撃するも、DOUKIはエルボー合戦でも打ち負けず、カウンターのラリアット炸裂。
さらに土遁の術から、再びスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うも、粘るリンダマンもジャーマン、ミサイルキック、さらに雪崩式の飛びつき腕ひしぎ逆十字を決めて一気に大攻勢。なんとかDOUKIがエスケープするも、再び腕ひしぎ十字で締め上げる。
ピンチのDOUKIだがクラッチ式の変形土遁の術、スープレックス・デ・ラ・ルナをワキ固めで切り返されるも、再びイタリアンストレッチNo.32で締め上あげる。これには苦悶の表情を見せたリンダマンだったが、技が決まったままDOUKIを持ち上げて、パワーボム風に強引にブン投げる荒技。
試合終盤、リンダマンはバックエルボー&エルボー。DOUKIは起死回生のホルヘクラッチを狙ったが、リンダマンはこれを回避してジャーマンスープレックスホールドを決めるも、これはカウント2。最後は必殺のタイガースープレックスホールドを爆発させて3カウント奪取、熱戦に終止符を打った。
[G-REX 選手権試合/無制限1本勝負]
<初代王者>〇エル・リンダマン
(24分29秒 タイガースープレックスホールド)DOUKI ×<挑戦者>
※リンダマンが5度目の防衛に成功
試合後のバックステージ。リンダマンは「DOUKIとのタイトルマッチ、王者たる試合を見せようと思ったけど、やっぱりリンダマンは身体を切り裂いて、G-REXはまだどこでも挑戦するスタイルだから、思いっきりぶつかってきてくれて。俺はDOUKIのスタンスを一生認めることはないけど、俺もアイツも今日を機に強くなって、次は新日本? メキシコ? もっとスゲー試合になるからな」と再戦の可能性も示唆した。