「高山は俺にとっての“力石徹”」中邑真輔インタビュー(東京ドームパンフ抜粋)
いよいよ目前に迫った、1.4東京ドーム決戦!! そのメインイベントを張るのは、09年にさまざまな波紋を投げかけてきたIWGP王者・中邑真輔選手。
そんな中邑選手に、1.4東京ドームのパンフでは「猪木発言」の真意から、「ドームの相手はなぜ高山善廣だったのか?」までをズバリ直撃。本音満載のインタビューから、特別に抜粋でお届けします!
——さて、チャンピオン。いよいよ東京ドームにたどりつきましたね。
中邑フッ! ……まぁ、9月にIWGP王座を奪取してから、防衛戦も3度乗り越えてきた。このまま東京ドームまで、いい感じで緊張感が持続できるはず。
——ただ、毎年恒例ながらドームが終わるまで、お正月はおあずけです。
中邑 一年の締めくくりが“ここ”だから、新日本プロレスのレスラーなら仕方ないこと。ただ、例年と違う部分があるとしたら、徐々に自分の向きたい方向に向けているなっていう実感はある。
——09年は、真壁刀義、棚橋弘至、永田裕志というトップどころを次々連破しましたけど、もう新日本内に敵はいない?
中邑 いや、プロレス界は浮き沈みの激しい世界だし、急に上がってくるヤツもいる。永田戦(12月5日名古屋大会)を終えたこの瞬間、そう感じただけで。あくまで「現時点では敵はいない」ということ。
——そこへ、高山善廣選手という外部のビッグネームが挑戦者に名乗りを上げました。
中邑 高山は、過去の闘いをとおして、本当の意味で「壁になってくれた人間」。そうだな、『あしたのジョー』にたとえるなら、矢吹丈にとっての力石(徹)というか……。
——高山選手は力石徹!?
(中略)
——高山選手は中邑選手と同じく、総合格闘技をいい意味で活用して、プロレスでの地位を築いた部分がありますね。
中邑 ……ただね。ぶっちゃけ、俺なんてデビューしてから、プロレスでは誰もマトモに相手してくれなかったんだよ。
——そうなんですか? 確かに完全に実力がともなってない時点でエースに据えられた部分もありましたけど。
中邑 当時、そういう俺のことを本気でぶん殴って、本気で「コイツをどうにかしてやろう」という気概が見えたのは、高山善廣だけだった気もするから。
——そこまで巨大な存在でしたか!?
中邑 加えて、高山善廣には「地獄から帰ってきた男」っていう部分もあるからね。だって、1回マジで死にかけてるでしょ?
——ええ。脳梗塞で倒れて、そこから現役に復帰した(04年8月に脳梗塞で倒れ、約2年間休養。壮絶なリハビリから、2006年にプロレスリング・ノアでリングに復帰)のは、スポーツ選手で唯一ですから。
中邑 食生活から何から自分のライフスタイルのすべてを変えて、地獄から帰ってきた……。そういう人間的な恐ろしさはヒシヒシと感じるし。そこには、ちょっと憧れに似ているところすらある。
——“憧れ”ですか?
……残念ながら、ここまで! このあと、さらに高山選手への思い入れが語られ、「ドームの相手はなぜ高山善廣だったのか?」が実感できる内容となっています。
ぜひ、1.4東京ドーム当日に限定販売される大会パンフレット(2000円・税込)でご確認ください!
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- 2009.12.29
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