潰しちゃっていいんだね?　永田&曙が“ドーム級”の合体技を次々披露!!

　
　
　
　いいんだね、潰しちゃって?　12月24日、1.4東京ドームでタッグを結成する青義軍の永田裕志選手と“新メンバー”(?)の曙選手が、TAJIRI&田中将斗戦へ向け合同練習!　平澤光秀選手を実験台に、二人が考案した脅威の合体技を次々披露した。
　実験台となった平澤選手が、頭を抑えてうずくまる“ドーム級”の破壊力を秘めた、合体技のバリエーションは3パターン。
　
　まず曙選手が渾身のコーナープレス、そこへ永田選手のコーナーキックがズバリ!　さらに永田選手がスロイダー気味にブン投げたところへ、曙選手の重爆プレス!　
　
　お次は、永田選手がまずブレーンバスターの要領で、曙選手の肩に相手の足をかけたところで、ドラゴンスクリューのような勢いで、首をねじ切り落下させる危険すぎるツイスト技!!
　
　
　
　最後は、曙選手が相手をバックブリーカーの要領で抱え上げたところに、永田選手が顔面ハイキック、そのまま横綱がバックフリップで圧殺!!　曙選手のアイデアというこの技は、永田選手によって、練習終了後に“青い山脈”と仮に命名された。
　　
　後半は、平澤選手が「マット敷いていいすか?」と懇願するほどの衝撃の連続。練習後、永田選手は青義軍シャツに着がえた曙選手の青義軍入り(?)をアナウンス!!　東京ドームで激突するTAJIRI&田中将斗組にも「僕らが負けることはない」と宣言した。
　
■永田選手のコメント
「9月の東金大会以来、横綱(曙)とのタッグですけど、さまざまな団体で活躍される横綱が『新日本に戻ってくるときは青義軍で』とお願いしていた。今回、ドームの舞台で組めるのは光栄ですし、青義軍を結成したいま、心強い助っ人というかたちで大暴れできるんじゃないか、と。今回、IWGPタッグはジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンが挑戦しますが、そのチームを破ってるのが僕と横綱。つまりIWGPタッグも狙えるチームです。いま、横綱はさまざまな団体でタッグベルトを獲られてますから、新日本でもチャンスがめぐってくるような大暴れをしたいね」
　
■曙選手のコメント
「1.4東京ドーム……(参戦するとは)思ってなかったし、あるとも思ってなかった、話を聞いたときは『えっ?』という驚きがあったけど、永田さんの誘いで『精一杯、真剣にやらせてもらいます』と。永田先生からいろんなことを言っていただきましたけど、その期待に応えられるような1.4東京ドームにしたいと思います。相手の田中将斗選手とはこのあいだのZERO1でも闘ってるんで、永田さんのサポートをがんばります!」
　
■ドーム初出場が決まった平澤選手のコメント
「やっと、ドームの花道を歩けるなって。そこで満足しても仕方ないんで、ライガーさん、金本(浩二)さんを標的にしないと。(スーパー・ストロング・)マシンさんと組むときは勝率がいいので、ライガーさん、金本さん、どちらかの首を取るつもりで望みたいと思います!」
　　
■報道陣との一問一答
——IWGPタッグも視界に入れる?
曙「もうぜひ(笑)。日本のタッグベルトを根こそぎ奪い取る気持ちで」
　
——TAJIRI&田中将斗組に関しては?
永田「田中将斗は言うことないね。イキのいいファイトをする選手ですから。今年のドーム以上の闘いができれば。ただ、TAJIRIはあんまり絡んだことがないんで……正面から行ってもスカしながら、ヤバくなると毒霧を使うパターン……あまり気乗りしない部分もありますけど、横綱はTAJIRI選手に慣れていらっしゃると思うんで(笑)。今日、いくつか連携技をやってみましたけど、予想以上の破壊力で(笑)。タッグマッチは1+1が、3にも4にも10にもなる……負けることはないだろうな、と」
　
曙「田中選手は、ZERO1のタッグトーナメントの決勝でも当たったけど、イキのいいファイトしますから。それを体力で潰したい。自分もビックリしましたけど、こんな合体技を食らったら立ち上がれないですよ(笑)。それから……試合が決まったとき、僕の知り合いのボノちゃんという選手にTAJIRIのことを聞いたら、『毒霧以外は心配することない』と(笑)。同じように体力で潰して、永田選手が食えるように料理したいな、と」
　
——青義軍シャツを着ましたが、曙選手は正式メンバー?
曙「いや……その……アピールですね」
　
永田「そこは、『ハイ、そうです!』って言ってよ(笑)。やっぱり青義軍のポリシーというのは、『復活を賭ける』というテーマがありますから」
　
曙「じゃあ……そうです(笑)」
　　
永田「フフフフ。やっぱり、大相撲で横綱になった選手がプロレスでも横綱を目指してる。これはなかなかできることじゃないから」
　
——技を食らってのダメージは?
平澤「あのバックフリップはホントに凄いですね……横綱の体重が降ってくる。マットがあっても胸に体重が突き刺さってくる。リング上で食らったら、呼吸ができないんで一発でKOですよ!」
　
最後は、永田選手、曙選手、平澤選手の3人で「ゼアッ!」と敬礼ポーズを決めた青義軍と強力な新メンバー(?)。このウルトラヘビーな合体技を前に、比較的軽量、だがズル賢さには定評のあるTAJIRI&田中将斗はいったいどう出るのか?