8月19日(金)新日本プロレス事務所にて『新日本プロレスSTRONG SPIRITS Presents G1 CLIMAX 32』一夜明け会見がおこなわれ、ウィル・オスプレイとの死闘を制し、『G1』2連覇をはたしたオカダ・カズチカ選手が出席した。
また、オカダ選手登壇前に大張社長よりファンの皆様へ感謝の言葉を述べた。
■大張高己社長のコメント
「皆さん、こんにちは。本日はご視聴いただきまして、誠にありがとうございます。新日本プロレスの大張でございます。昨日、『G1CLIMAX32』はおかげさまを持ちまして、無事、全日程を終えました。国内外の強豪28選手が4ブロックに分かれて、1か月にわたる激戦を繰り広げたこの『G1』でした。各地でまさに“記録的猛勝負”が繰り広げられました。優勝はオカダ・カズチカ選手、準優勝がウィル・オスプレイ選手となりました。まさに50周年の夏男を決めるにふさわしい闘いであったと思います。
今回は5万名様のお客様にお越しいただく目標を立てて挑んだ大会でございました。結果といたしましては達成率96%、昨年対比で180%となる4.8万人のお客様にご来場いただけましたこと、こころより御礼申し上げます。会場では2年ぶりのご来場というお客様も多くお会いしましたし、お子様、そして海外からのお客様にもお会いすることができました。
そういった以前からのファンの方々、新しいファンの方々、世界のファンの方々と共に、今回『G1』で生まれた熱と、勢いで、集大成となる来年1.4まで50周年イヤーを突き進んで参りたいと思います。最後に、このコロナ禍で誰一人、感染者を出さずに完走できたこと、会場にてルールを守ってご観戦いただいたファンの皆様方に御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました」
■オカダ・カズチカ選手のコメント
「今日ですね、朝起きて、最初に思ったのが本当に“感謝”しかないなと思いまして。昨日の対戦相手、オスプレイもそうですし、『G1 CLIMAX』参加した選手、そして支えてくれた社員の方たちもそうですし、応援してくれたファンのみなさん、本当にみなさんに感謝しかないなと。
それはすごい感じて、みなさんのおかげで優勝することができましたし、『こうやってプロレスをできてるんだな』と思えました。なので、本当に『G1 CLIMAX 32』すごい熱い夏になったと思いますし。また、下半期もしっかりと『G1 CLIMAX 32』覇者として盛り上げていきたいなと思います」
――今年は具体的にどの辺りが過酷でしたでしょうか?
オカダ そうですね、シングルの数では去年の方が多いと思うんですけれども、やっぱりこの最後の3連戦ってのもすごいキツかったですね。まあ、体力もそうなんですけども、精神的にも凄いツラくてですね、やっぱり3日連続でシングルってのは結構くるもんだなぁと思いましたし。
その3日のうち準決勝、決勝も、もちろんランス(・アーチャー)との試合もキツかったですし。まあ、公式戦全部キツかったんですけども、本当に例年とは違う過酷な『G1 CLIMAX』でした。なのでやっぱり、この『G1』の価値もしっかりともう一度、新日本プロレスに考えてもらいたいなと思いましたね。
――昨日フィニッシュの前に出した技は初めて見せた技だと思いますが、あれは何か名前はありますか?
オカダ いや、もう何回も出してまして、すいません。結構、ハイ……。
――失礼致しました。名前は特にまだ?
オカダ 名前はそうですね、ハイ。まあ、ツームストンのような形で落としているだけなんで。なんかそんなにもう名前も考えなくてもいいかなっていう部分はありますね。
――それから権利証の件なんですけど、昨日リング上でも発言がございましたが改めて考えを聞かせていただいてよろしいですか?
オカダ そうですね、やっぱり先程も言いましたけども、この『G1 CLIMAX』の価値というのをですね、やっぱりボクは上げたいなと思いまして、その価値を上げるという意味では権利証の価値も上げなきゃダメだと思いますので、その権利証もすぐにですね、行使させてもらって、もう新日本プロレス、よく考えてもらってですね。
すぐに決めなくてもいいと思うんですけど、もうやっぱり『G1 CLIMAX』、こんだけの熱い闘いをしたんだから、こんだけ盛り上げたんだから、その『G1 CLIMAX』チャンピオンは東京ドームのメインイベントが相応しいでしょって思っていただいたのであれば、もうそのように東京ドームで、チャレンジさせていただきたいなと思っております。
――ほかの選手から「その権利を賭けて闘え」みたいなことを言ってくる人も出てくるかもしれませんが、そうした場合はどういたしましょう?
オカダ だから、その権利があるのがもうおかしな話で、もうすぐ挑戦が決定ですから、その時のチャンピオンと決定ですから、「ボクに言うんじゃなくてベルトの方に言ってくれよ」というような感じでは思っております。
でもやっぱり、ジョナには負けているので、その権利を賭けて闘うっていうことはもちろんないですし。だけどもやっぱこう、スペシャルシングルマッチなのかわからないですけれども、「借りを返す機会を頂きたいな」と思ってます。
――2023年1月4日の東京ドーム大会も発表されましたし、あらためてオカダ選手が東京ドームに向けて新日本プロレスをどう盛り上げていきたいかお気持ちをお聞かせ下さい。
オカダ 『G1 CLIMAX』覇者としてですね、IWGPチャンピオンとは違う盛り上げ方ができると思いますし、そこはまだちょっとわからないですけれども、もう挑戦が東京ドームなのであれば、下半期は色々な闘いができると思いますので、そこはしっかりと『G1 CLIMAX』チャンピオンとして盛り上げていきたいですし。
そこをね、IWGP世界ヘビー級チャンピオンがボクの活躍をみて、また切磋琢磨してですね、この東京ドームに向かって盛り上がっていって。本当に東京ドーム2023年はですね、“超満員”にしたいと思ってますので、これは本当にリング上でも言ってますし、もう何回も言ってることなんですけど、あらためてこれを聞いていろんな選手の方が「ああ、そうだな。行こうよ、東京ドーム超満員」。
チームが違うくても、そう思ってもらえたらいいなと思いますし、もちろん会社の社員のみなさんもそうですね。みんなで一丸となってプロレスを盛り上げて、また新日本プロレスの素晴らしさってのを届けて行きたいなって思っております。
――代表質問は以上となります。オカダ選手、言い残したことは特にないですか?
オカダ そうですね、特にありません……って言いたいとこなんですけど、先日、男の子が生まれまして。なので、ちょっと会社にも育休を頂けましたので、本当にそれは新日本プロレスに感謝、ありがたいことですし。
まあ、ちょっと育休、育児もしつつ、ちょっとこの『G1 CLIMAX』終わったリフレッシュもさせてもらいつつ、ゆっくりさしてもらって、また、次のシリーズたくさんパワーを溜めて、また『G1』覇者として盛り上げていきますので、よろしくお願いします。
――では、イクメンとしてのオカダ選手期待しております
オカダ ハイ、ありがとうございます。