永田裕志スペシャルインタビュー「青義軍メンバーの期待に応える結果を出したい!」
“新生”青義軍を率いて2シリーズ。IWGPヘビー級王者・中邑真輔選手への挑戦が決定し、CHAOSとの抗争に身を投じる永田裕志選手。
年内最後の大一番である12月5日名古屋決戦へ向け、“完全燃焼”し続けるミスターIWGPを直撃した——。
–まずは、ここまで7戦行なわれた中邑選手との前哨戦を振り返って頂けますでしょうか。
永田「最初は打っても響かない感じで、中邑が。どうかなって。その場は熱くなるんだけど、なんか様子を見てるのかなって。まぁ、(11/30)京都あたりでさすがにガツンと来ましたけど。ここに来てスイッチを入れてきたのかなと」
–試合後、中邑選手に対して「すかしてるのか?!」ってコメントした事もありましたよね。
永田「えぇ。何をすかしてるのか、あえて様子を見てるのかって感じで。面白くねぇなって」
–11/28今治大会で青義軍が5戦目にして初勝利を挙げた事で、中邑選手の意識に変化があったのでしょうか?
永田「彼は今でもバカにしてますからね、青義軍の事を。まぁ、意外な結束力というか、我々の力でスイッチが入ったのかなと。僕だけじゃなく、端っからバカにしていた青義軍が力を見せ始めた事でね」
–人数的にも4対8と、不利な状況で闘っていますし。
永田「うちらは4人で毎日やってて、向こうは取っかえひっかえやっている訳ですから。まぁ、タイトルマッチへ向けて、気持ち的にも良くなってきていますし、調子は日々整っています」
–そのような中で、今シリーズは青義軍の結束力がより強まっていると実感しますか?
永田「以前にも増して熱いですよね。みんな徐々に力を出してきていますし。僕自身、勇気づけられるというか、助けられる部分も大きいですし。シリーズ最終戦では、そんな青義軍メンバーの期待に応える結果を出したい」
–井上亘選手、平澤光秀選手の成長も感じますか?
永田「2人とも変わってきていますよね。(11/23)後楽園あたりから迷っていたものが吹っ切れたような。そういうものが見えてますし。勝ち星はともかく、内容的には決して悪くない」
–京都大会では、井上選手に激を飛ばされるというシーンもありました。
永田「僕がいいのを食らっちゃって。そこで、またいいのを食らっちゃうのもどうなのかなと思ったんですけど(苦笑)。井上がリングサイドで僕に気合いを入れてくれたおかげで、目覚める事ができました」
–改めて、その時食らった中邑選手のボマイェは強烈でしたか?
永田「まぁ、その前にパンチが入って。あれ反則なのになぁ(苦笑)。まぁ、パンチと膝蹴りのコンビネーションという訳じゃないんでしょうけど、それを食らった事でダメージはありました。そういうものを試合の中盤で出させるくらい中邑が熱くなってきたのは、僕的には『いいじゃん!』って。ようやく火が点いてきたなと」
–そして12/2、12/4の大阪2連戦が最後の前哨戦となりますが?
永田「タイトルマッチにより興味を持ってもらえるような闘いを大阪2連戦で中邑にぶつけたい。まぁ、向こうがすかさずに正面から受けてくれれば、火花が飛び散るようなファイトになるでしょう。大阪で点いた火が、そのまま名古屋に流れ込むような闘いをできればなと」
–では最後に、タイトルマッチへ向けての意気込みをお聞かせください。
永田「ここまでチャンピオンとやり合ってきましたけど、2009年最終シリーズのファイナルでいい結果を出して、笑って2010年を迎えられればと思います」